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煌夜祭 の商品レビュー

4.3

65件のお客様レビュー

  1. 5つ

    30

  2. 4つ

    22

  3. 3つ

    9

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

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2010/01/01

ラノベの世界は、ほんと奥がふかい…… 語り部、魔物、王家、異端。 その設定が、わたしにはすべてツボ、だった。 世界観も、すごいっ。 タイトルの意味も……。 このひとの他の本、ぜったい読みたいって思う。

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2009/10/04

18の島からなる世界の物語を語る人、それが語り部。1年に1度冬至の夜に島主の屋敷に集まり、夜が明けるまで語り部が語り、次々に物語を語っていく祭りが行われていた。祭りの名は、「煌夜祭」と言い、貴重な話や面白い話をした語り部には、島主より褒美を得ることができた。そんな「煌夜祭」には、...

18の島からなる世界の物語を語る人、それが語り部。1年に1度冬至の夜に島主の屋敷に集まり、夜が明けるまで語り部が語り、次々に物語を語っていく祭りが行われていた。祭りの名は、「煌夜祭」と言い、貴重な話や面白い話をした語り部には、島主より褒美を得ることができた。そんな「煌夜祭」には、恐ろしい魔物との関わりが隠されていて・・・語り部の語る物語は、最後に繋がります。(2009.4.4)

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2009/10/27

▼急に読みたくなったので二度目。やっぱり好きな話。 ▼読了。さらにもう一度読んでもいいです。ホントに好きだ。同じシーンでうるっとくるという……。何度読んでも、いいものはいい。忘れられない、イイ話ダナー……。 ▼冷静になって、何でこんなに良いのだろう、と考えてみた。やはり、あまり感...

▼急に読みたくなったので二度目。やっぱり好きな話。 ▼読了。さらにもう一度読んでもいいです。ホントに好きだ。同じシーンでうるっとくるという……。何度読んでも、いいものはいい。忘れられない、イイ話ダナー……。 ▼冷静になって、何でこんなに良いのだろう、と考えてみた。やはり、あまり感傷的にならなかった部分がいい。人は死ぬけど、重たい気持ちにはならない。つまり『ダブルブリット』ではないということだね。だけど、カタルシスそのものは溜まっているから、ラストにすごいインパクトが起こると、それが「スゲエ! 良かった!」に昇華される。全体通したら★4くらいなんだけど、終盤の爆発で、情緒的に★5をつけざる得なくなってしまう。技術だね。 ▼ゲド戦記を読んでからの持論だけど、ファンタジー+戦争=(絶望+愛)×未来=希望 というのは、一つの化学式として成立すると思うんだ。 ▼今更思ったんだけど、子ども時代のムジカは百合の才能があったってことなのかな? ん? ▼序章で、たぶん語り部の正体に迫っていくのだろうという予感は、誰しもすると思うのだけど、予想を遥かに上回る情報量に、小説家の意図が加わって、中盤〜終盤にかけて、すごいバランスで滑空していく。ちょっとした力で駆動する、梃子とか滑車とか、そういう技術を使っているっぽい感じ。前に読んだ時はそこまで考えられなかったのだけど、今読み直すと、こういうのもあるのか! と思った。 ▼でも、序章でもかなり引っ張られるんだよね。そこは文章力かなあ。あと、ファンタジーの間口の広さ、読みやすさが機能していることは言うまでもない。新人ではダレがちな中盤、特に大きな事件はないのに、一回もダレなかった。『魔物の告白』でダレなかったのはなんでだろう、情緒で読ませてるんじゃなくて……やはり、「魔物とはなんだろう」「魔物はどういう生き方をするのだろう」というフックが引っかかって読んでいた、ような気がする。興味の引き方には、情報での引き、というのもあるんだなあ。 (09/9/7 読了)

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2009/10/07

2人の語り部が冬至の夜、お互いの持ち話を披露し、その中で二人の正体が明らかになっていくストーリー。 ちょっと途中誰が誰だかごちゃごちゃしたけど、面白かった。最初の方のストーリーは関係ないのかとおもいきや、ちゃんと最後にはそれも関連づけられてたし。

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2009/10/12

十八諸島の世界を巡り、世界各地で話を集め、他の土地へと伝え歩く。それが我ら語り部の生業。冬至の夜、我らは島主の館に集い、夜を通じて話をする。それが煌夜祭―年に一度の語り部の祭。お話ししよう。夜空を焦がす煌夜祭の炎壇でも照らすことの出来ない、真の闇に隠された恐ろしい魔物の物語を…廃...

十八諸島の世界を巡り、世界各地で話を集め、他の土地へと伝え歩く。それが我ら語り部の生業。冬至の夜、我らは島主の館に集い、夜を通じて話をする。それが煌夜祭―年に一度の語り部の祭。お話ししよう。夜空を焦がす煌夜祭の炎壇でも照らすことの出来ない、真の闇に隠された恐ろしい魔物の物語を…廃墟となった島主の館で、今年もまた二人だけの煌夜祭が始まった―!第2回C・NOVELS大賞受賞作。 1つ1つの話が複雑に絡み合っていて面白かったです!複雑すぎてちょっとよくわからなくなるときもありましたが、最後にはちゃんと謎解きもされてよかったです。ちょっと切ないお話は多かったですが、この著者の違う本も読んでみたくなりました。 話作りも筆力もすごいと思います。

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2010/10/26

一度読むだけではもったいない。何度も読み返したくなるお話。 「C・N25―C・NOVELS創刊25周年アンソロジー」に外伝が掲載されています。

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2009/10/07

冬至の夜、語り部達が島主達の館に集まり一晩語り続ける。 その祭りは一体何のためなのか。 始まりと思わしき物語から続く、違う物語。 関係のない物語から、関係のある物語へ。 進むにつれ、最初の物語はもしや…という風に繋がっていきます。 見事、としか言い様がないその繋がりと引き込み差...

冬至の夜、語り部達が島主達の館に集まり一晩語り続ける。 その祭りは一体何のためなのか。 始まりと思わしき物語から続く、違う物語。 関係のない物語から、関係のある物語へ。 進むにつれ、最初の物語はもしや…という風に繋がっていきます。 見事、としか言い様がないその繋がりと引き込み差に ただひたすらに黙々と読んでしまいました。 あれが彼で、これが彼女なのか、と 前へ進んだり後ろに下がったり。 最後の正体は予想通りでもあり、予想外でもあり。 とても面白かったです♪

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2009/10/07

お…ぉおおおおおお。 この感動をどんな言葉で表せばいいのか。この余韻を伝える表現力がない自分が口惜しい…! 仮面をつけた語り手と呼ばれる者がいる。人を食べる魔物がいる。全く新しい世界の夜を語ったすばらしい小説でした。

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2009/10/07

前々から気になってたファンタジー。 これはいい。正統にいいです。誰にでも薦められて、面白い本。 語り部が夜通し物語を語る「煌夜祭」。 とある廃墟で語られる物語の数々。 人を食べる魔物や、昔々の戦争などの話を通して紡がれる歴史。 いやー、ネタバレして語りたいです。 話自体は...

前々から気になってたファンタジー。 これはいい。正統にいいです。誰にでも薦められて、面白い本。 語り部が夜通し物語を語る「煌夜祭」。 とある廃墟で語られる物語の数々。 人を食べる魔物や、昔々の戦争などの話を通して紡がれる歴史。 いやー、ネタバレして語りたいです。 話自体はそんなに長くなく、文章も読みやすいのも人に薦めやすいところ。 良質なファンタジーを読みたい方、いかがですかー?

Posted byブクログ

2009/10/04

新刊。 「本の姫」が面白かったので買ってみました。 デビュー作ということもあり正直あまり期待していなかったのですが、どうしよう面白い。 とんでもなく好きな世界観です。 そしてこの作品の真骨頂は2周目からだと思います。 そんなわけで現在2周目に突入中。

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