天山の巫女ソニン(1) の商品レビュー

菅野雪虫【著】

2009/10/04

主人公の少女・ソニンは生後まもなく巫女の資質があると見込まれ、巫女の住む天山に引き取られますが、12歳になったとき「見込み違い」だったと里に戻されます。巫女の資質とは『夢を見る力』。身体は天山に在りながら、心は遙か彼方の山海を自在に駆けめぐる能力です。そしてその夢で得た情報を元に（大規模な狼狩りをしたせいで鹿の数が増えすぎて畑が荒らされる、などという分析の上）食糧不足を予言（予測）したりします。一般的には識字率も低いなか、ソニンの受けた教育はかなり特殊なもので、多少周囲から浮きつつも、暖かい家族と新しい友達に恵まれたソニンは里の生活に馴染み始めますが、ひょんなことから今度は城で働くことになり……。

とても区切りのいいところで終わっているので、これ一作でも物語としての纏まりは良いと思いますが、続刊は確定らしいので先が楽しみです。

2009/10/04

私的キーワード

舞台：アジア系のファンタジー異世界
主人公：１２歳の少女
内容：特殊な運命に置かれた少女の成長物語
その他：巫女、王子

2009/10/04

落ちこぼれ巫女ソニンの物語。純粋なソニンを通じて、自分の考え方や生き方にハッとさせられた。前向きな主人公がとてもいい

2009/10/07

面白い、フツーに。別に特筆すべきことはないけど。
それに児童書だけあってわかりやすい。
だって舞台となる国が３つしかないし。

最後の方がちょっと駆け足気味だったのと、
続編への伏線がわかりやすすぎてあざとく思えてしまったのが残念。
また、別世界の和製ファンタジーもので思い出す
「十二国記」や「精霊の守り人」程、骨太ではなかった。
けど、これはこれでいいんじゃないかな。

そのうちNHKでアニメ化するんじゃないだろうか。笑

2009/10/04

生まれた時才を見出されたのに、目覚しい成長を遂げず僅か12年で下界に戻された巫女ソニン。けれど、それからが彼女に架せられた運命が動き出すのですね！言葉を発することができない王子と出会い、運命に翻弄されていながらも、本当の才が目覚めていくのかもしれません。純粋なソニンに幸あらんことを！！

2009/10/04

生まれた時に「その資質あり」とされて天山で１２歳まで育ったソニンの成長冒険譚。見こみ違いだったと山を下ろされたあと第七王子に仕え、さまざまな経験を積んでいく。

『獣の奏者』や『十二国記』ふうだが、もっと内容はシンプル。

作成日時 2008年03月23日 19:37

2009/10/07

地元の作家さんということで、読んでみたのですがとってもよかったです＾＾
巫女の素質がないと天山を下されてしまったソニンですが、ひねることなくまっすぐで純粋。
やっと天山から家に帰えったと思ったら、また家族と離され末王子の侍女になり宮廷へ。
宮廷の陰謀に巻き込まれたりと大変です。
ちょっとした謎解き要素もあったり、子供向けではありますが心動かされるものがありました。
大人が読むと、悪女レンヒにはなにか魅かれるものがあるかと思います。

2011/07/31

申し訳ない。私にはピュアな心がない？！主人公ソニンに魅力が感じられず。（あ、でも、お父さんはいい人）忠臣イルギもダメ。王子も、好きになれず…ただ、読みやすいのと、先が気になって気づくと読み終えていました。ううっ。それって、良かったってこと？！続きがあるので、読んだら変わるかな（「一瞬の風になれ」みたいに…そしたらいいな）

2009/10/04

だいすきなタイプのファンタジー　　　　　　　　　　　　　　　
魔法とか、術とか昔からだいすきですねー　　　　　　　　　　　
すぐ読めます。おもしろいから　笑　　　　　　　　　　　　　
続きが出てるらしいから、読みたいっ(*´σ∇｀)