モルヒネ の商品レビュー
何度か通しで読んで、そのあとは、気ままにページを開いて、文章を楽しんだ。本は、読んだらわりとすぐ忘れるから、使い捨てみたいなところがあると思っていたけど、繰り返し読んだだけあって内容はすぐ思い出せるし、わりと影響力があったなぁと思う。
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生と死についてすごく考えさせられるし、すごく切ない気持ちになる。 たんたんと語っていく、温度の高くない話。 でも、涙する感動の恋愛小説、って言われるとそうでもないと思います。 ないわけでもないけど、恋愛要素がそこまで強いとも思えない。 ただ、私はこういう話もありかな、とは思いま...
生と死についてすごく考えさせられるし、すごく切ない気持ちになる。 たんたんと語っていく、温度の高くない話。 でも、涙する感動の恋愛小説、って言われるとそうでもないと思います。 ないわけでもないけど、恋愛要素がそこまで強いとも思えない。 ただ、私はこういう話もありかな、とは思いました。
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書店でタイトル買いしてしまった本。 倉橋由美子の「パルタイ」を知ったときと同じ感触。 しかも帯には うずくまって泣きました 皮膚科の待合室で一気に読み上げたのですが、泣き所が分からなかった。 「パルタイ」もよく分からなかったけど。 恋愛小説って過去にもあ...
書店でタイトル買いしてしまった本。 倉橋由美子の「パルタイ」を知ったときと同じ感触。 しかも帯には うずくまって泣きました 皮膚科の待合室で一気に読み上げたのですが、泣き所が分からなかった。 「パルタイ」もよく分からなかったけど。 恋愛小説って過去にもあまり読んだことがありませんでした。 それなりに恋愛を楽しんでいたので、小説にまで恋愛を求めていなかったのかも。 実際は、他人の恋愛に思い入れることができない性格のようです。 就職してすぐに結婚し、子供を産んで退職してしまったので、 仕事と恋の両立という意味が分からず、この手の物語のツボが分かりません・・・ ただ、私が主人公と同じ状況になったら・・・同じように元彼に寄りそうと思いました。
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本屋の紹介カード?見て買ってみました。 確かにすごく悲しい話だけど、そこまで…という印象。 泣くまではいかなかったな。 10年後に読んだら変わるかな。
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安楽死と尊厳死について考えさせられる本。 恋愛小説。 辛い過去を持ち自分がいつでも死ねる手段として医者の道を選んだ主人公の真紀とピアニストで元恋人のヒデ。 病気によって余命わずかのヒデはかつての恋人真紀の前に突然姿を見せる。 病気によってピアニストとしての運命を経たれたヒデが...
安楽死と尊厳死について考えさせられる本。 恋愛小説。 辛い過去を持ち自分がいつでも死ねる手段として医者の道を選んだ主人公の真紀とピアニストで元恋人のヒデ。 病気によって余命わずかのヒデはかつての恋人真紀の前に突然姿を見せる。 病気によってピアニストとしての運命を経たれたヒデが、何故今更真紀のもとに姿を現したのか…… 多分本当の意味は最後に分かって、それが著者が本当に泣かせたいとこかは分かんないけど、泣いた。 レビューの評価は低い……確かにこの話は最後もしっくりしなぃし、言いたいことが定まりきってないようで分かりにくい。 でも私は良い深い話やと思う。 生きたい人が生きれない。 生きたくない人が生きてる。 世の中は矛盾だらけやけど、無駄にしていい命なんてひとつもないんやろうな。 ヒデが真紀の前に再び姿をあらわした、その行動の本当の真意が切なすぎる。
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主人公が「死」から逃れられない気持ちもわかるし すごくせつない物語なんだけど・・・。 なんだか淡々と受け止めてしまいました。 どちらかと言うと、泣きたい派なので 思いっきり泣かせてくれたらよかったのになー。
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実父の虐待によって、姉を失った過去を持つ真紀。 在宅医療の医者として働く彼女の前に、七年前に突然姿を消した元恋人克秀が現れる。彼がいた場所は、ホスピス。克秀の病はグリーオマ……末期癌であった。 −−− 一見すると不幸を題材にしたお涙頂戴の娯楽小説に思えてしまう。しかし美しい...
実父の虐待によって、姉を失った過去を持つ真紀。 在宅医療の医者として働く彼女の前に、七年前に突然姿を消した元恋人克秀が現れる。彼がいた場所は、ホスピス。克秀の病はグリーオマ……末期癌であった。 −−− 一見すると不幸を題材にしたお涙頂戴の娯楽小説に思えてしまう。しかし美しい文体と病の緻密な描写、そして主人公の細やかな心の動きがそれを許さない。 『死』というテーマを正面から向き合った小説なのにそれほど重さを感じなかった。登場人物はみんな聡明で魅力的だ。現実に打ちひしがれるのではなく、受け止めるのでもなく、巻き込まれて流されていく真紀。それが一層現実的で、悲しみを深めていると思う。 (以下ネタバレ) 姉の死後、『取り残されてしまった』と感じる真紀は、消極的に死を求めている。この『消極的に』という部分に心を打たれた。 生きることをうち消すために、患者の為にくたくたになるまで働く。日常を少しでも短くして、人生を縮めている。 向き合う必要のない男と婚約し、なぜ自分は生きているのだろうと自問する生活。こんな悲しい自殺があっていいのだろうか。 それに対して元恋人のヒデ(克秀)は、真紀に決して同情しない。それでいて、真紀の全てを受け止め、理解している。そして最期の見送る人間を妻ではなく真紀を選んだ。 恋愛小説のカテゴリに分類したが、正確には恋愛ではないかもしれない。ヒデと真紀の繋がりは、恋愛よりも深い理解者としての方が強い。 パートナーが必ずしも自分を一番理解してくれているとは限らない。自分が死ぬ時、私は誰を選ぶだろうか。そんなことを考えた。
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残念ながら、あたしはあんまり好きじゃなかったです。 嗚咽が漏れるほど泣きました、みたいな帯だったのに、泣き所がわからなかった。 死をテーマにしたらなんでも泣けるってのはちょっと違うと思います。
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ヒデはどこにいったんだろう。 俺はヒデの言うことに惹きつけられるんだ。 でもアイツは男の敵だ?!
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自ら命を絶ちたいがために医者になった主人公と、 死がそこまで迫ってきている元彼 死とはなんなんでしょう
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