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ブレイブ・ストーリー(中) の商品レビュー

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222件のお客様レビュー

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  2. 4つ

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  3. 3つ

    54

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2016/04/14

中・高生向け。大人が読むにはやや難がある、の、だが、しかし、筆運びが圧倒的に巧いので、物語り世界に引きずり込まれてしまう。 『R.P.G.』という本も書いているし、この人はゲーマーなのかな。

Posted byブクログ

2016/02/13

文庫の中巻は第二部の冒頭途中から始まる。亘が幻界へと旅立ち、ラウ導師の元で最初の試練を克服し旅人としての資格を得て、そしてトカゲのような出で立ちの水人族キ・キーマと出会い、ガサラを目指しているところからである。 幻界での物語はRPGのような冒険活劇を想起していたが、意外にも時事...

文庫の中巻は第二部の冒頭途中から始まる。亘が幻界へと旅立ち、ラウ導師の元で最初の試練を克服し旅人としての資格を得て、そしてトカゲのような出で立ちの水人族キ・キーマと出会い、ガサラを目指しているところからである。 幻界での物語はRPGのような冒険活劇を想起していたが、意外にも時事問題を風刺したようなエピソードや設定が盛り込まれ、さらには宮部みゆきらしい推理ミステリーやサスペンスのエッセンスが散りばめられている。小学生を主人公とした冒険活劇はジュブナイルとは一線を画した重厚な大人のミステリーに仕上がっているといった具合だ。 物語は亘(ワタル)、水人族のキ・キーマ、猫のような出で立ちのネ族のミーナの3人のパーティーで進んでいく。旅の進路はミツルを辿るように進んでいくが、古からの女神信仰と排他的な老教信仰との対立や1000年に一度の人身御供など幻界全体を巻き込んだ大騒動が始まってしまう。そしてその渦中にワタルは追い込まれていくのである。 ミヒャエル・エンデの「はてしない物語」やその映像化である「ネバーエンディング・ストーリー」は中途半端にしか認知していないが、トールキンの「指輪物語」やそれを大胆にSFオペラした「スター・ウォーズ」など、神話をモチーフにした物語は数多い。この作品もやはりその枠組に入るだろう。ワタルは善悪の帳尻が合わなくなったり、こっちを立てればこっちが立たず的な中途半端さを味わっていく。そして自分の意志やこれからの行動がこの世界である幻界の命運を左右してしまうことに当惑するのである。まあ誰だってそうだだろう。 しかし物語は主人公のワタルを成長させるためのきっかけやエピソードをふんだんに盛り込み、諍いの渦中へと誘っていく。そしていよいよ嘆きの沼でワタルが助けたファイヤードラゴンのジョゾとの再会のためのエピソードが始まろうとしている。 中巻は後半部に行くに従って非常にわくわくしてくるのが心地いい。

Posted byブクログ

2015/07/19
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※このレビューにはネタバレを含みます

小学生が冒険するファンタジーものの中巻。 基本的にずっとファンタジー。ただストーリーの展開が都合がよすぎる。あまり伏線もない。単調。

Posted byブクログ

2015/07/17

上中下、まとめてのレビューです。 ファンタジー小説としての幻想感を期待してたんですが、内容はかなりシリアスで現実感たっぷりでした。子供向けの本と思って読むと、痛い目に合うことでしょう。

Posted byブクログ

2015/05/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ストーリーのテンポの良さが良い。亘の成長と、 物語がマッチしている。たまに、現世との関わりが良い。そして、謎は深まりました!

Posted byブクログ

2014/12/15

RPGのような世界観と攻略法を持つ幻界の中で 仲間と出会い 試練を与えられながら 自分の心を写し出すという幻界の混沌と向き合い成長していくワタル。

Posted byブクログ

2014/11/13

幻界に入ってからは、サクサクおもしろく読めたけど、後半はワタルのウツウツな感じで、ペースダウンだったなぁ…

Posted byブクログ

2014/09/27

下巻になってちょっと読み飽きた感がありペースが鈍った。全体を通しては冒険を通じて成長していく少年と仲間との友情などよい話になっていると思う。

Posted byブクログ

2014/09/20

善悪を判断するのは社会の規範。 善悪を働くのは個人の意志。 自分の道徳心の狭間で 苦しんだり 苦しまなかったりする。 二重のギャップが正しい答えを見誤せる。 他人を手助けしながら人殺し。 母を思いながら孤独に追いやる。 あらゆる二面性が物語には横たわる。 どうにも大冒険をして...

善悪を判断するのは社会の規範。 善悪を働くのは個人の意志。 自分の道徳心の狭間で 苦しんだり 苦しまなかったりする。 二重のギャップが正しい答えを見誤せる。 他人を手助けしながら人殺し。 母を思いながら孤独に追いやる。 あらゆる二面性が物語には横たわる。 どうにも大冒険をしていながら 旅の匂いがしてこないのは リアリティのない幻界そのものを 表現している気もする。 感想は下巻で。

Posted byブクログ

2014/08/02

2014/08/02 やっっっと読み終わった。長かった。人間社会に存在する多種差別について書かれているところには考えさせられた。また、勇気は持つことは容易いがそれをとどめておくことは難しいという宝玉のセリフには納得させられるものがあった。だけど、とにかく幻界の旅が長い。それに、自...

2014/08/02 やっっっと読み終わった。長かった。人間社会に存在する多種差別について書かれているところには考えさせられた。また、勇気は持つことは容易いがそれをとどめておくことは難しいという宝玉のセリフには納得させられるものがあった。だけど、とにかく幻界の旅が長い。それに、自分の中にある邪悪なものの存在を認め、それとどう生きるかを探さねばならないというのがゲド戦記やスターウォーズとかぶりまくりで新鮮味に欠けた。でも、ワタルがどんな答えを出すか次第で物語は色を変えるはず!下巻に期待!

Posted byブクログ