1,800円以上の注文で送料無料

ブレイブ・ストーリー(中) の商品レビュー

4

222件のお客様レビュー

  1. 5つ

    68

  2. 4つ

    78

  3. 3つ

    54

  4. 2つ

    6

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2020/02/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

展開が一気に広がって、面白くなってきた。上巻の前置きがあったから、ただのファンタジーものとは違う、教訓めいた感じがある。

Posted byブクログ

2019/09/04

物語が動き始めた。 幻界の在り方は亘の心の在り方だという設定が、難しいながら非常に大きな意味を持って物語に絡んでくる。誰かの幸せを願うということは、誰かの不幸を願うことになるのか。誰かが過去をやり直したいと願うとき、それは誰かの幸せな未来を奪うことになるのか。亘は旅を通して、自分...

物語が動き始めた。 幻界の在り方は亘の心の在り方だという設定が、難しいながら非常に大きな意味を持って物語に絡んでくる。誰かの幸せを願うということは、誰かの不幸を願うことになるのか。誰かが過去をやり直したいと願うとき、それは誰かの幸せな未来を奪うことになるのか。亘は旅を通して、自分が大切に思う人がいるように他の人もそうなのだと痛感する。 何が亘を成長させたのかは正直明確に分からないが、母に語りかける亘の言葉に今までのような迷いは感じられなかった。どのような決断をくだし最後を迎えるのか、下巻が楽しみ。

Posted byブクログ

2019/04/09

この巻も、ミヤベ作品と思わずに、次々と繰り広げられる異世界の風景の描写と登場人物の多彩さを楽しむといい。 時々、すりガラスの向こうのような距離感で現実世界がやって来て、冒険を楽しんでばかりいられない事を思い出す。アニメ映画では描かれなかった世界のあり方、人種差別や、宗教、歴史や伝...

この巻も、ミヤベ作品と思わずに、次々と繰り広げられる異世界の風景の描写と登場人物の多彩さを楽しむといい。 時々、すりガラスの向こうのような距離感で現実世界がやって来て、冒険を楽しんでばかりいられない事を思い出す。アニメ映画では描かれなかった世界のあり方、人種差別や、宗教、歴史や伝承の歪みなどが語られる。スケールが大きくなってきた。いよいよ下巻が楽しみ。読むスピードが上がる。

Posted byブクログ

2019/03/30

宮部ファンタジーとは相性が悪いのか。中巻読了も、さっぱりそそられない。嫌な予感しまくりですが、乗り掛かった舟です。下巻へゴー

Posted byブクログ

2018/09/30

宮部みゆきの長編ファンタジー。 中では主に幻界での冒険が中心。主人公と一緒に冒険する仲間たち沢山の人々が出てきて、人との繋がりが濃くなっていく

Posted byブクログ

2018/10/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2018/1 2冊目(通算2冊目)。現実世界から幻界へと話の舞台は移り、いよいよ冒険譚らしくなってきた中巻。ワタルが酷い目に遭ったり、宝玉を見つけるために活躍したりと話はまるでRPGをプレイしているかのよう。ゲームが好きな人は面白いかも。幻界はファンタジーな世界観ながらどこか現実的な思想を元に舞台が作られているような感じがする。ワタル自身の希望を叶えるために幻界の人々を犠牲にしなければいけない展開に最後はどうなるんだろうとハラハラしながら読んでいる。下巻も読んでいきたいと思う。

Posted byブクログ

2017/08/24

久しぶりに、ファンタジーを読んだが、そこまで好きじゃないかもしれない。。 前半は幻界の説明が増えてしまい(ファンタジーなので、生物や登場人物を説明しないといけない)、ダラダラした感じ。 しかし、後半になると、亘の気持ちの揺れなどが描かれており、自分に重ねて読むことができた。 最初...

久しぶりに、ファンタジーを読んだが、そこまで好きじゃないかもしれない。。 前半は幻界の説明が増えてしまい(ファンタジーなので、生物や登場人物を説明しないといけない)、ダラダラした感じ。 しかし、後半になると、亘の気持ちの揺れなどが描かれており、自分に重ねて読むことができた。 最初は読み続けられるか心配になったが、読み終わったときには下巻が読みたくなっていた。

Posted byブクログ

2017/08/17

あなた自身を見つめなさい。 グサリとくる言葉。 自分の弱さや醜さ、どうしても目を背けてしまう。背けたくなってしまう。 けれど、それら全てが "自分" であることを、忘れてはならない。

Posted byブクログ

2017/06/12

不幸な運命を変えるため、〈幻界〉に旅人として訪れた亘。この巻では、前半はRPGのような設定どおり、5つの宝玉を手に入れるため奔走する姿が描かれる。自警団のようなハイランダーという組織に加入したり少し遠回りのような感もある亘の旅だが、ようやく1つ目の玉を手に入れ、旅を共にするキ・キ...

不幸な運命を変えるため、〈幻界〉に旅人として訪れた亘。この巻では、前半はRPGのような設定どおり、5つの宝玉を手に入れるため奔走する姿が描かれる。自警団のようなハイランダーという組織に加入したり少し遠回りのような感もある亘の旅だが、ようやく1つ目の玉を手に入れ、旅を共にするキ・キーマやミーナといった仲間も得る。 ただ後半は〈幻界〉の在り方に疑問を抱く。現実の人間の心を映し出す〈幻界〉。特に亘が旅をするこの世界は亘の心を映し出しているはずなのに、他種族差別や〈幻界〉を守るためのヒト柱の制度など納得のいかないことばかり。亘は自分の運命を変えてくれるはずの女神を信じられなくなってしまう。 さらに〈幻界〉からヒト柱の制度をなくすお願いをしようとするが、女神が叶えてくれる願いはひとつだけであり、二度と訪れることのない〈幻界〉のために現実世界の母を不幸な運命から救ってあげないのかと亘は悩む。しかし、そんな中で運命を変えても自分が変わらなければ意味がないことに気づいた亘は、自分が本当に必要としているものを求めて旅を続ける。 子供向けのファンタジーではなく、大人も楽しめる作品。

Posted byブクログ

2016/07/30

ゲームをしているかのように、ぐいぐい物語に引き込まれた! 前半はワクワクするような展開が続いてページをめくる手がとまらない!! 宝玉を集めて旅をするっていう展開は、よくあるRPGの王道。 だけどそんな甘い話じゃない。 だんだんとワタルの前に滲み出てくる幻界の黒い影、そして、露...

ゲームをしているかのように、ぐいぐい物語に引き込まれた! 前半はワクワクするような展開が続いてページをめくる手がとまらない!! 宝玉を集めて旅をするっていう展開は、よくあるRPGの王道。 だけどそんな甘い話じゃない。 だんだんとワタルの前に滲み出てくる幻界の黒い影、そして、露わになっていくワタル自身の闇。 幻界は現世に住む人間の想像力のエネルギーによって創られる。 その言葉をひしひしと感じながら読みました。

Posted byブクログ