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殺人の門 の商品レビュー

3.4

409件のお客様レビュー

  1. 5つ

    53

  2. 4つ

    134

  3. 3つ

    138

  4. 2つ

    49

  5. 1つ

    11

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2010/05/29

この作者なので面白くないとか文章がどうこうとかの心配はないわけですが、好き嫌い別れるかなーと思います。後味が悪いことこの上ない…ので…。あと、最後に向かうまでがやや長すぎるかなとは思いました。さすがにここまで書かれるとしつこい(苦笑)救いのない内容でしつこいので後味の悪さはいや増...

この作者なので面白くないとか文章がどうこうとかの心配はないわけですが、好き嫌い別れるかなーと思います。後味が悪いことこの上ない…ので…。あと、最後に向かうまでがやや長すぎるかなとは思いました。さすがにここまで書かれるとしつこい(苦笑)救いのない内容でしつこいので後味の悪さはいや増します。でも当然作者はそれこそが狙いなんだろうから、これはもう本当に好きずきですね。

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2009/10/04

主人公・田島和幸の人生を ことごとく不幸におとしいれていく同級生・倉持修。 殺意を抱きながらも、踏み越えられない境界線がある。 憎悪とためらい。 人はどんなとき、殺人の門をくぐるのか。 煮えきらず、歯がゆく、分厚い。 なんとなくイライラ

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2009/10/04

かなりどろどろしてた。 一言で言えば大人の事情の塊 みたいな感じ。 主人公「田島」が友人の「倉持」の罠にはまって かなり悲惨な目にあっていくんだけど そのストーリー展開がよくできてると思った。 さらに心理描写が巧みだから ずーっとどきどきしながら 600ページ一気読み。 読...

かなりどろどろしてた。 一言で言えば大人の事情の塊 みたいな感じ。 主人公「田島」が友人の「倉持」の罠にはまって かなり悲惨な目にあっていくんだけど そのストーリー展開がよくできてると思った。 さらに心理描写が巧みだから ずーっとどきどきしながら 600ページ一気読み。 読みごたえあった〜(=´ω`=)

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2011/09/17

一人の男との腐れ縁を断ち切りたくても煮え切らずに断ち切れない男の話。とにかく中途半端な主人公の葛藤が読んでいて非常にもどかしいが、でもそんなものなのかもしれない…と思わせてくれた。面白い…んだろうなあ…うん。

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2009/10/04

読み終わった後、すっっごく疲れました…。 「変身」を読み終わった時と同じ感じ。 主人公が抱いている感情が負のオーラを放ち過ぎて疲れてしまうんです。 この作品は、タイトル通り殺人をするための門をくぐるためには? っていうことを、一人の人間の人生を通じて見ていくという話です。 残念な...

読み終わった後、すっっごく疲れました…。 「変身」を読み終わった時と同じ感じ。 主人公が抱いている感情が負のオーラを放ち過ぎて疲れてしまうんです。 この作品は、タイトル通り殺人をするための門をくぐるためには? っていうことを、一人の人間の人生を通じて見ていくという話です。 残念ながらこの主人公の生き方にも共感を覚えないというか、苛立ちさえ覚えてしまうほどです。 割と分厚いんですよね。 その間ずっと負の感情がついて回るのでどっと疲れちゃうんです。 人の人生なんて幸せなこともあるのに、その間の描写がほとんどなく 浮上したと思ったら落ちてしまうような人生なんです。 しかも同じような失敗を繰り返して。 だから苛立ちを覚えてしまうんです。 残念ながらもう一回読みたいとは思わないです。

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2009/10/04

人を殺すために必要なのは憎悪なんかじゃない。 タイミングでしかない。 東野圭吾の書く小説は事実を突きつけられるようだ。 決して幻想なんか抱かせない。 そしてそれは現実の一部を切り取ったよう。 怖かった、ぞっとした。 それは現実だからだろう。

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2009/10/09

「倉持修を殺そう」と思ったのはいつからだろう。悪魔の如きあの男のせいで、私の人生はいつも狂わされてきた。そして数多くの人間が不幸になった。あいつだけは生かしておいてはならない。でも、私には殺すことができないのだ。殺人者になるために、私に欠けているものはいったい何なのだろうか?人が...

「倉持修を殺そう」と思ったのはいつからだろう。悪魔の如きあの男のせいで、私の人生はいつも狂わされてきた。そして数多くの人間が不幸になった。あいつだけは生かしておいてはならない。でも、私には殺すことができないのだ。殺人者になるために、私に欠けているものはいったい何なのだろうか?人が人を殺すという行為は如何なることか。直木賞作家が描く、「憎悪」と「殺意」の一大叙事詩。(角川文庫裏表紙より) これは人の騙しあいだ。 ここまで長年の間人を騙し続ける人はいないだろう。 倉持は小学生からずっと和幸のことをだまし続けてきたのだ。 倉持が和幸の家の裕福さに妬みはじめたのが始まりで、 和幸の母が祖母に毒をもったと噂を流したのも彼だった。 それを最後に元家政婦のトミに知らされ、ついに倉持を殺すことに成功した(したのか?)のだが、 それまでの和幸はずっと倉持に騙され続けてきた。 和幸が幸せになればすぐに倉持がやってきて和幸を不幸に陥れようと企む。 ここまで一人の男を不幸にするためにずっと何度も色んな手で騙すのは、ある意味凄い。 何度も自分のやってる仕事(これも人を騙してお金を取るような、真っ当な仕事ではない)に誘っては騙す。 和幸はそのたびに倉持を殺そうと考えるが、 そのたびに倉持に上手くはぐらかされ、自分のせいでは決してないのだと言って和幸の殺意を殺してしまう。 最後和幸はほかの男に首を刺され、植物状態になったため、最後の殺意の時には言い訳できなくて殺されてしまったが、 それでも目を開いて和幸を見た(ように見えた)のには背筋が凍りそうだ。 倉持は人間誰もが持つ、「悪」の部分を前面に押し出した人だと思う。 普通の人だったら、特定の一人にここまでできないと思う。 絶対に理性が働いたりするはずだ。 その後、倉持を殺して病院でたくさんの人に取り押さえられた和幸はどうなったのだろうか。 倉持の奥さんにはきっと冷たい目で見られるだろう。 皆倉持に騙されて、でも和幸ほど騙されてきた人間はいない。 和幸はむしろすっきりしたのかもしれない。 私は、和幸、ついによくやった!と思った。

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2009/10/04

「呪いの手紙−−−見事だったよ、倉持。おまえは私に呪いをかけたのだ。」 すごく印象に残る台詞。

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2009/10/04

「人を殺したい」といった感情は,大なり小なり持った経験はある. けれど,それを実行しなかったのは,「殺人の門」を超える 勇気、タイミング,,等,がそろわなかったからだ. 何度も殺意を抱く相手がいたとしても門を超える人と, たった一度の殺意で門を超えてしまう人もいる. もし自分に...

「人を殺したい」といった感情は,大なり小なり持った経験はある. けれど,それを実行しなかったのは,「殺人の門」を超える 勇気、タイミング,,等,がそろわなかったからだ. 何度も殺意を抱く相手がいたとしても門を超える人と, たった一度の殺意で門を超えてしまう人もいる. もし自分に置き換えたら・・・と思うと, かなり考えさせられる作品だと思った. あと,意外と他の人の評価が低くて驚き.

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2009/10/07

白夜行と張る暗さでした。 東野圭吾さんの作品はどれも主人公や環境・生い立ちの設定がすごく自然で、リアルに思えるんだけど、殺人の門はそれの極み的な部分はあるように感じた。 ただ、ストーリーはなぜかラストが見えちゃう…(宿命もそうだったけど) でも、最後何ページかはすごいです...

白夜行と張る暗さでした。 東野圭吾さんの作品はどれも主人公や環境・生い立ちの設定がすごく自然で、リアルに思えるんだけど、殺人の門はそれの極み的な部分はあるように感じた。 ただ、ストーリーはなぜかラストが見えちゃう…(宿命もそうだったけど) でも、最後何ページかはすごいです。 主人公の危機迫る心情が伝わってきました。

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