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殺人の門 の商品レビュー

3.4

409件のお客様レビュー

  1. 5つ

    53

  2. 4つ

    134

  3. 3つ

    138

  4. 2つ

    49

  5. 1つ

    11

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2010/08/25

これは僕も思う。どんなに憎くても、たぶん僕に人は殺せない。殺すことが出来る人は決まっている。普通の人に殺人をすることは不可能。なので殺すことが出来る人は何人でも殺すことができる。

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2010/08/22

憎悪を抱きつつも信じてしまうお人よしな男と友情を感じつつもだまし続ける男の物語。 結末が気になって一気に読んでしまいました!

Posted byブクログ

2010/08/18

面白い。600ページ強を2日で読み終えることになるとは思わなかった。とにかく一度読み始めたら、中々止めることができなかった。 何がすごいって、倉持の人間設定の濃さがすごい。その設定と寸分違わぬ印象を持たせる文章がすごい。600ページ強というこの長さであるからこそ、主人公の生き様...

面白い。600ページ強を2日で読み終えることになるとは思わなかった。とにかく一度読み始めたら、中々止めることができなかった。 何がすごいって、倉持の人間設定の濃さがすごい。その設定と寸分違わぬ印象を持たせる文章がすごい。600ページ強というこの長さであるからこそ、主人公の生き様に影響を与えた倉持に嫌悪感を抱き、彼の話術にある種の”正しさ”を覚え、困惑させられる。実際にこういう人物とこのように接することになった場合、抱いた憤怒の矛先は彼への殺人として片付くだろうか。その答えを出すことは自分には難しかった。 ひたすら不幸な主人公の一生を見せつけられることは少なからず苦痛ではあったが、それ以上に読み手の感情をここまで揺さぶらせる東野圭吾の文章に心底感心した。”さまよう刃”を読んでいる時も思ったことだが、こういうなんとも言えない感情を心中に渦巻かせる文章が本当に巧い。 ”殺人”ということばは、遠いようで近いし、近いようで遠い。手繰り寄せるのも自分だし、引き離すのも自分である。人は生きていくうちに少なくとも一度は殺意、またはそれに近い感情を持ち合わせることになる。その時に現れるであろう門は、普段は気付くことはないが、いつでも自身の周りをゆらゆらと揺られているのであろう。読みながらそんなことを考えさせられた。

Posted byブクログ

2010/06/29

主人公田島は不幸すぎます。可哀そうです。つらいです。 どんなに読み進めても決して彼は幸せになれずもう殺意だけをもっているけど、結局殺せないままずっと過ごしてて・・・・・どのページに飛んでもどの行を読んでも不幸で・・・痛かったです。 倉持修。悪知恵はホント良く働く人でして、そんな人...

主人公田島は不幸すぎます。可哀そうです。つらいです。 どんなに読み進めても決して彼は幸せになれずもう殺意だけをもっているけど、結局殺せないままずっと過ごしてて・・・・・どのページに飛んでもどの行を読んでも不幸で・・・痛かったです。 倉持修。悪知恵はホント良く働く人でして、そんな人を信用する田島が痛くって何度突っ込みながら読んだかわかんないくらい田島は倉持に騙されまくり殺意を抱くんだけど結局殺せずにいる・・・みたいな  田島の「殺人の門」は結局開かずに終わったのかな。  やけに分厚い本だったので時間が掛かりました。 読んでて「ハラハラドキドキ」は起きずに「イライラズキズキ」がしました。

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2010/05/31

装丁からして凄惨な内容を予想していたのだけど、その覚悟はいらなかった 主人公にいらいらいらいらして、まあ倉持に殺意も沸いたんだけど、キャラクターの強さとしてはすきです 倉持は 倉持修はまた…白夜行のゆきほみたいな性格でしたな いや、原作のゆきほ:ドラマのゆきほ=8:2ぐらいか ど...

装丁からして凄惨な内容を予想していたのだけど、その覚悟はいらなかった 主人公にいらいらいらいらして、まあ倉持に殺意も沸いたんだけど、キャラクターの強さとしてはすきです 倉持は 倉持修はまた…白夜行のゆきほみたいな性格でしたな いや、原作のゆきほ:ドラマのゆきほ=8:2ぐらいか どっちかというと「手紙」よりの作品です 時間の流れ方とか 「こうするとこういう人生になるんだよ」みたいなのをすごく細かく書いてくれる というようなところが似ている あたしはあんまり「手紙」みたいな書き方がすきじゃない というか読んでて疲れるので、あんまり合わなかったから★2 あ、でも「手紙」より救いはないよ

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2010/05/23

ミステリ?友情物? 「倉持修を殺そう」と思ったのはいつからだろう。悪魔の如きあの男のせいで、私の人生はいつも狂わされてきた。そして数多くの人間が不幸になった。あいつだけは生かしておいてはならない。でも、私には殺すことができないのだ。 関口がどんどん不幸になると現れる倉持修。こ...

ミステリ?友情物? 「倉持修を殺そう」と思ったのはいつからだろう。悪魔の如きあの男のせいで、私の人生はいつも狂わされてきた。そして数多くの人間が不幸になった。あいつだけは生かしておいてはならない。でも、私には殺すことができないのだ。 関口がどんどん不幸になると現れる倉持修。これは偶然なのか? 結局彼を殺せるのか? 殺害を決意したとき、そこには予想外の展開が待っていた。

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2010/05/18

主人公が殺人をするかしないかの葛藤が凄かった。 私達も、いつ殺人をしてもおかしくないのだな、と思い怖くなった。

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2010/05/03

暗い。負の部分が前面に出ている本だった。 割とボリュームがある上に暗い始まりだったので、読みきれるか心配だったけど、読んでいるうちに何かひっかかるような感じがして、それを解消したいがためにどんどん読み進められました。 読み終わった感想は、たとえ子供であっても、意図的に人の人生...

暗い。負の部分が前面に出ている本だった。 割とボリュームがある上に暗い始まりだったので、読みきれるか心配だったけど、読んでいるうちに何かひっかかるような感じがして、それを解消したいがためにどんどん読み進められました。 読み終わった感想は、たとえ子供であっても、意図的に人の人生をコントロールできるのだなぁ、と。 そこに一番ぞっとしました。

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2010/05/24

「倉持修を殺そう」と思ったのはいつからだろう。悪魔の如きあの男のせいで、私の人生はいつも狂わされてきた。そして数多くの人間が不幸になった。あいつだけは生かしておいてはならない。でも、私には殺すことができないのだ。殺人者になるために、私に欠けているものはいったい何なのだろうか?人が...

「倉持修を殺そう」と思ったのはいつからだろう。悪魔の如きあの男のせいで、私の人生はいつも狂わされてきた。そして数多くの人間が不幸になった。あいつだけは生かしておいてはならない。でも、私には殺すことができないのだ。殺人者になるために、私に欠けているものはいったい何なのだろうか?人が人を殺すという行為は如何なることか。直木賞作家が描く、「憎悪」と「殺意」の一大叙事詩。 (amazonより抜粋)

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2010/04/14

この本はかなりのボリュームがあるのですが、物語に引き込まれてしまいあっという間に読み終わりました。 「人を殺す」ということの重さ、命の大切さなどについても考えさせられる内容になっています。

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