殺人の門 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
重〜〜い内容 殺意を覚える人物との生い立ちから、実際手をかけるまでのやり取りが色々あるのだけれど、第三者絡み鱈「そんなやつに近寄るなよ! あんた絶対負けてるからとっとと絶縁しなよ〜」と言いたくなるのに、あえてそいつに近づく主人公。頭悪いのか?と読んでてハラハラ。 でも、こういう、自らドツボにはまる人って案外いるんだろうなあとも考えながら読んでました(腐れ縁?) 推理ものではないです。しかし、スッキリ感がまるでないので、二度と読みたくないです。
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殺意があっても、それで人を殺せるわけではない。人が人を殺すというのはどういうことだろう? 主人公が「倉持」に翻弄され、憎悪を感じながらも長年離れられないさまに、倉持の冷徹な執念と主人公の弱さがひしひしと感じられて、人の悪意や憎悪といったものに自分が打ちのめされるような気分になる...
殺意があっても、それで人を殺せるわけではない。人が人を殺すというのはどういうことだろう? 主人公が「倉持」に翻弄され、憎悪を感じながらも長年離れられないさまに、倉持の冷徹な執念と主人公の弱さがひしひしと感じられて、人の悪意や憎悪といったものに自分が打ちのめされるような気分になる。白夜行、幻夜と似ているが、男同士であるがゆえにゆがんだ友情とも言える関係の描き方が巧み。
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人間が殺人の門をくぐるには、強烈な殺意に加えてタイミングというものがあるらしい。殺意をいだくまでは、おそらく多くの人間が経験するのであろうと思う。自分を振り返ると、殺してやるまではいかないが、死ねばいいのにと毎日思うような人間には数名であったかなとおもう。が、このような感情は小学...
人間が殺人の門をくぐるには、強烈な殺意に加えてタイミングというものがあるらしい。殺意をいだくまでは、おそらく多くの人間が経験するのであろうと思う。自分を振り返ると、殺してやるまではいかないが、死ねばいいのにと毎日思うような人間には数名であったかなとおもう。が、このような感情は小学校、中学までがかな。 この本は、倉持という幼なじみに付きまとわれ、不幸になっていく男の物語。殺してやりたいほど憎んでいるが、たくみにその感情をはぎ、自分のペースに巻き込んでいく倉持。また、女に溺れ破滅した父親と同じようなことをし始める主人公。ストーリー展開はさすがであり、次はどうなる?という期待を読み終わるまで持ち続けられた本でした。 さすがです。
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幼少時より抱いてきた「殺人」への執念。それはいつ、どのような形で果されるのか。 全体的に暗いプロットなのに、最後まで一気に読ませるところは、さすが東野圭吾!・・・が、途中、主人公の浅はかな言動に業を煮やす箇所、多々アリ。また、それまでが十分に重い内容だけに、結末が意外とあっけな...
幼少時より抱いてきた「殺人」への執念。それはいつ、どのような形で果されるのか。 全体的に暗いプロットなのに、最後まで一気に読ませるところは、さすが東野圭吾!・・・が、途中、主人公の浅はかな言動に業を煮やす箇所、多々アリ。また、それまでが十分に重い内容だけに、結末が意外とあっけない。シンプルと言えば、それまでだけど・・・。 「殺人の門」と言うよりむしろ、「殺人の道」と言ったところ。
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結末が気になって、一気に読んでしまった。9時間かかった… 騙され続ける主人公にいいかげん気づけと思うけど、騙す方も 最悪な人なのに、憎みきれないところが、何故か納得してしまう。 人はこんなふうに殺人を犯すのか、これだけではないと思うけど、 興味深い。
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主人公は果たして殺人を犯せるのか!?!? 面白いけど、主人公の葛藤が結構リアルで凄くイライラしましたw 最初は文庫本を買ったものの、いつの間にか無くなってた;; いつかまた読みたいです!
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小さな頃から見方だと思っていた人が、自分の人生を操っている。 すべてが彼の思惑通りに。 読み進めていくうちに、なんとも言えない感情が沸き起こってきました。 最後に復習は果たされるのか・・
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たぶん2010/08/?? もやもやが残った 悪いやつなのに最後は良い奴って言われてるし… 主人公の被害妄想?? どれが真実?? とりあえず女は恐い。。
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一気に読んでしまったが、なかなかイライラする本でもあった。 毒 を中心としてはいたが特に発揮される場面もなく、 なんというかダメ男の愚鈍な人生が物悲しくもあった。
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イライラする話だなと思いながらも1日で読み終えてしまった。 最初のほうは主人公が簡単に騙されすぎてイライラしたが、途中からはあきらめて読んでいた。 殺人計画をいろいろ考えながらも主人公は実行できなかったのに、実行したその母親は一番怖いと思った。
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