邪魅の雫 の商品レビュー
江戸川・大磯・平塚、不明瞭に連鎖する毒殺事件を警察が調査して、財閥御曹司で変人の縁談を探偵見習いと小説家がかぎまわり、面白いことが好きなはずの探偵が出てきて古本屋が憑き物を落とす話。 連続なのか個別なのか、偶然なのか陰謀なのか。 登場人物がヤタラ多く、いつものことながら視点...
江戸川・大磯・平塚、不明瞭に連鎖する毒殺事件を警察が調査して、財閥御曹司で変人の縁談を探偵見習いと小説家がかぎまわり、面白いことが好きなはずの探偵が出てきて古本屋が憑き物を落とす話。 連続なのか個別なのか、偶然なのか陰謀なのか。 登場人物がヤタラ多く、いつものことながら視点も飛ぶので混乱しそうになったけど笑、やっぱり面白かった。 榎木津が珍しく人間してます。人の名前を正しく呼んだりもする。 傍若無人の面白いもの好きが、優しすぎてせつなかった笑。神々しい榎木津が好きな方にとっては寂しいかもしれない。 京極堂も結局面倒見が良くて優しいし、山下さんとか青木君とか益山氏とかそれぞれかっこよかったです。 「バカにはバカの職分と云うものがあるのだ。」 「それに何の不足があると云うのだ。決着をつける場所を間違うと、困ったり厭になったりするだけだ。」
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[ 内容 ] 「殺してやろう」「死のうかな」「殺したよ」「殺されて仕舞いました」「俺は人殺しなんだ」「死んだのか」「―自首してください」「死ねばお終いなのだ」「ひとごろしは報いを受けねばならない」昭和二十八年夏。 江戸川、大磯、平塚と連鎖するかのように毒殺死体が続々と。 警察も手...
[ 内容 ] 「殺してやろう」「死のうかな」「殺したよ」「殺されて仕舞いました」「俺は人殺しなんだ」「死んだのか」「―自首してください」「死ねばお終いなのだ」「ひとごろしは報いを受けねばならない」昭和二十八年夏。 江戸川、大磯、平塚と連鎖するかのように毒殺死体が続々と。 警察も手を拱く中、ついにあの男が登場する! 「邪なことをすると―死ぬよ」。 京極堂シリーズ、待望の最新刊! その世界観を余さず伝える、著者・京極夏彦の朗読付きスペシャル映像【完全版】を一挙公開! [ 目次 ] [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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公安も出てきてどんなにスケールの大きい話になるかと思いきや…。この結末はナンじゃ…。でも真面目な榎さんの姿を見られるのは貴重かもしれない。
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だいぶ間を置きましたがようやく読了です。縺れた事実。縺れた人々。縺れた動機。大元の感情は単純でしたが…。榎木津の最後の一言にずしりと来ます。関口君が前巻より元気になってて安心しました。
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3年程積んどいたうちに文庫版も出ちゃったので慌てて手をつけましたがやっぱり長いなあ笑。姑獲鳥から巻を重ねる毎に主要4人の視点からその周辺人物の視点で物語が語られていく様子になんというか時の流れを感じもしますが、如何せん前作さえも記憶がサッパリなのでそろそろ読み返す時期かもと思った...
3年程積んどいたうちに文庫版も出ちゃったので慌てて手をつけましたがやっぱり長いなあ笑。姑獲鳥から巻を重ねる毎に主要4人の視点からその周辺人物の視点で物語が語られていく様子になんというか時の流れを感じもしますが、如何せん前作さえも記憶がサッパリなのでそろそろ読み返す時期かもと思ったり笑。青木さんの将来有望ぶりに期待大だったり、益田+関口コンビがここまで笑える組み合わせだったとは!などの発見もある中、関口の鞄に関する考察もふんふんと納得させられたり、合間がちょこちょこ面白いのも変わらずですね。事件そのものに関しては、とにかく人物関係がごちゃごちゃしてわからんかったので紙に書けばよかったなと後悔。で、最後はうっかり泣いてしまうと。鵺の発売も気長に待とうと思います。
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京極堂シリーズはやはり長い、でもって前作、前々作のことを自分がほとんど覚えていないことにも気付かされた。 相変わらず饒舌かつ晦渋なこのシリーズ……と思いきや、読了してみると案外そうでもないような気がするからおかしなもの。
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鵺の礎がいつでるのかと心待ちにしている今日この頃。 この作品は京極堂があまり登場しないが やはり京極堂シリーズらしい話しになっている。 関口がもう回復しているのは驚きました。 魍魎の匣とは対になるか 陰にあたるような 同じようなテーマを隠し持っている気もする。
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実はこれ、私が京極堂シリーズで一番好きな本である。 世間的にはあんまり評価が良くないのであるが・・・。 まあ、京極さんはあんまり出てこないし、 榎津さんの恋愛話が主軸であるから、仕方ないのかもしれぬが。 「砂漠は一粒の砂がなくなろうが砂漠であって、それは私がいなくなろうと 世界...
実はこれ、私が京極堂シリーズで一番好きな本である。 世間的にはあんまり評価が良くないのであるが・・・。 まあ、京極さんはあんまり出てこないし、 榎津さんの恋愛話が主軸であるから、仕方ないのかもしれぬが。 「砂漠は一粒の砂がなくなろうが砂漠であって、それは私がいなくなろうと 世界は何も変わらないということだ」 みたいな一文があってね、そーいうお話なのよ。 切ないの、分かってるんだけど切ないのよ。
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発売時に買ったものの途中まで読んだところで力尽きる。 その後は、読む→力尽きる→読み返すが話の前後が わからなくなっておりさかのぼって再開→途中で力尽きる →読み返すが話の前後が分からなくなっておりさかのぼって再開 →途中で力尽きる… を繰り返し、いまだに読み終わらず。 そろそろ...
発売時に買ったものの途中まで読んだところで力尽きる。 その後は、読む→力尽きる→読み返すが話の前後が わからなくなっておりさかのぼって再開→途中で力尽きる →読み返すが話の前後が分からなくなっておりさかのぼって再開 →途中で力尽きる… を繰り返し、いまだに読み終わらず。 そろそろ手をつけねば…。 その後進んでおらず。
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長かった…と読了後思わずため息をついてしまった。詰まらなかったわけではないのだけれど、何だろう。中禅寺の出番が少ないからなのかもしれない。いろんな人物の視点が入れ替わって、ちょっとややこしい感も否めない。ただ、青木と益田が今までで一番魅力的に描かれていたように思う。榎木津も毎度の...
長かった…と読了後思わずため息をついてしまった。詰まらなかったわけではないのだけれど、何だろう。中禅寺の出番が少ないからなのかもしれない。いろんな人物の視点が入れ替わって、ちょっとややこしい感も否めない。ただ、青木と益田が今までで一番魅力的に描かれていたように思う。榎木津も毎度のごとくカッコイイ。 一から読み直す気にはなれないけれど、部分的に読み返したいシーンはたくさんある。そんな感じです。
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