空白の叫び(上) の商品レビュー
上巻では3人の少年が殺人に至るまでの過程、そして少年院での生活が描かれている。生活環境も考え方も異なる3人の普通の少年が殺人に至るまでの描写がいい。それぞれに共感できたり反発したり。妙にリアリティがある。
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早く続きが読みたいです。3人は一体どうなるんだろう。本当は一気に読みたかったのですが、下巻はもう少し先になりそうです。上巻だけでもかなりのページ数で、最初はなかなか進まなかったのですが、3人の生活や性格がハッキリ分かるようになる頃には目が離せなくなりました。うちには息子がいるから...
早く続きが読みたいです。3人は一体どうなるんだろう。本当は一気に読みたかったのですが、下巻はもう少し先になりそうです。上巻だけでもかなりのページ数で、最初はなかなか進まなかったのですが、3人の生活や性格がハッキリ分かるようになる頃には目が離せなくなりました。うちには息子がいるから、息子もこんな風にいろんなことを考えるようになるのかなーと少し遠いことのような気持ちで思ったりもしました。 親なんてと思われるようになるのは辛いなぁ。バカにされることもあるのかな。何か悪に手を染める状況に出くわした時に、親を悲しませたらいけないんだって思って踏み止まって欲しいって言うのが理想だけど、そんな存在にはなれないのかな。 少年院での生活は本当にあんな感じなのか、怖くて怖くてどうしようもないのに、気になって仕方がない。 読んでいて人を殺した3人なのに、犯罪者として彼らを見ることが出来ない自分に驚いてしまう。殺したことをいいことだとも思わないけれど、少年院での生活を当然のことと思えないのはなぜだろう。
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少年犯罪テーマの作品。それぞれの事情で殺人を犯した三人の少年たち。……加害者側から描かれているので、この事情にはある程度同情もできます。殺しちゃいかんだろ、とは当然思いますけど。 ところが。……「更生」っていったい何なのでしょうね。まあネタバレになるので多くは語れませんが、下巻で...
少年犯罪テーマの作品。それぞれの事情で殺人を犯した三人の少年たち。……加害者側から描かれているので、この事情にはある程度同情もできます。殺しちゃいかんだろ、とは当然思いますけど。 ところが。……「更生」っていったい何なのでしょうね。まあネタバレになるので多くは語れませんが、下巻ではなんでこうなっちゃうんだろうなあ、という感じ。「周りの環境のせい」ってのも一理はありますね。特に前半と後半での変わりっぷりが凄まじい彼……あれは明らかに周りの人間のせいかもしれないしなあ。 とにかくいえるのは、「一度犯した罪は消えない」ってことでしょう。当たり前の話ですが。 ちなみに……実は登場人物の中で一番歪んでたのって、柏木だよね。生真面目が高じて狂気になっている印象を受けました。可哀想だけど……久藤にも同情できるわ。
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少年犯罪が増える中、こういう小説は貴重なのかもしれませんが…乃南アサの「晩鐘」を読んだばかりのせいか、なかなか入り込めずに上巻が終わってしまいました。 唯一母親を殺してしまった「ぼく」には共感できるものはありました。 少年院でのいじめの話など、これが取材や証言に基づいた、事...
少年犯罪が増える中、こういう小説は貴重なのかもしれませんが…乃南アサの「晩鐘」を読んだばかりのせいか、なかなか入り込めずに上巻が終わってしまいました。 唯一母親を殺してしまった「ぼく」には共感できるものはありました。 少年院でのいじめの話など、これが取材や証言に基づいた、事実とすればひどい話ですが…。 時々セリフが陳腐に感じるのとすごく文章が理屈っぽい気がしてしまいました。 この人の小説は初めてなのですが、これがこの人の作品の特徴なんでしょうか?
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も~~重たい重たい重たい。 少年犯罪の諸々を書いてるわけですが 読んでて辛くなる! でも面白い!先がきになる! って感じでした。
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題名の表紙に魅かれて読んだこの本。 二回ほど図書館で借り、一回は読む気になれず断念。 そして、今回。 苦戦しながらも読みきることができた。 内容としては、義務教育中の読書感想文の課題には向いていない本だった。 現実的でありながら、殺人や少年刑務所など、普通ではあまり関わる...
題名の表紙に魅かれて読んだこの本。 二回ほど図書館で借り、一回は読む気になれず断念。 そして、今回。 苦戦しながらも読みきることができた。 内容としては、義務教育中の読書感想文の課題には向いていない本だった。 現実的でありながら、殺人や少年刑務所など、普通ではあまり関わる事のない場所などが登場する。 登場する主要人物は、計3人 順不同に、一人一人の生活風景や思考などが書かれており、全2章で構成されている。 上下巻となっており、上巻の最後は唐突に終わっている。 続きが読みたくなるようなあおり文句や、しめをくくるような情景も描かれていない。 だが、続きが読みたくなる。 この巻では、一つでさえ結末が描かれていない。 下巻で、どういう風に終わるのかが読みたくなる。 下巻が読めるのは、いつになるのだろうか。 まとまった休みがきたときに、一気に読みたい。
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上巻は。殺人を犯してしまった少年の『空白の叫び』が描かれてます。 三人の中学生がそれぞれ、何を思い殺人に至ったのかの経緯と、彼らが中等少年院で、どのような扱いを受けたかが刻々と語られてます。 少年院での描写は、ちょっと読んでて辛かったです。
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やっっと終わりました。上巻だけだけど。好きな人はすらすらいくのかな?何がしたいのか、先が見えなさすぎ!
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有閑倶楽部という漫画の中で主人公の一人が超ブスの女の子を見て「あまりにブサイクすぎて目を離したいのに離せない・・・」というシーンがありましたが、これもあまりに陰惨で胸糞悪すぎてやめられない、という感じ。上巻だけやっと読み終えたが、よくここまで救いのない内容を書けると思います。下巻...
有閑倶楽部という漫画の中で主人公の一人が超ブスの女の子を見て「あまりにブサイクすぎて目を離したいのに離せない・・・」というシーンがありましたが、これもあまりに陰惨で胸糞悪すぎてやめられない、という感じ。上巻だけやっと読み終えたが、よくここまで救いのない内容を書けると思います。下巻は光が見えるのか。このままで終わるんだったら、暴れてしまいそうです。
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某サイトのレビューに興味を持ち読んだ作品。 どこまでも暗く、切なく、救いようのない物語 彼らは殺人犯であるのになぜか、感情移入してしまう。 読み終わった後の独特な切なさに私は耐えられませんでした。
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