浮世でランチ の商品レビュー
文藝賞受賞第一作。この人の朝日新聞土曜版の連載、意外と好きです。まだ朝日新聞に勤めている上であの連載をしてるんだろうか。作品としては、途中から急にのってきた。ぐぐっと面白くなった。今後も面白いものを書くと思う、この人は。(06/9/4)
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『人のセックスを笑うな』というタイトルで知った山崎ナオコーラの新作ということで読んでみた。 人との関わりに不自由さを感じる私は、会社を止めて世界へ旅にでる。そんな彼女の中学時代と現在の東南アジアの旅を交互に描いている作品。彼女の悩みが旅の途中に不器用ながらも解れていく様子が清清し...
『人のセックスを笑うな』というタイトルで知った山崎ナオコーラの新作ということで読んでみた。 人との関わりに不自由さを感じる私は、会社を止めて世界へ旅にでる。そんな彼女の中学時代と現在の東南アジアの旅を交互に描いている作品。彼女の悩みが旅の途中に不器用ながらも解れていく様子が清清しい。非常に読んでいて心が徐々に晴れていくような作品で、とても良かった。
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すごくすき。仕事がいそがしかったり心が疲れてたり、そういうときにおすすめな作品。おだやかな時間の流れだとか見えなくなりがちなものだとかが取り戻せるというか。
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25歳ランチを1人で公園で食べる私と14歳で好きな人たちだけと関わってた私。その今と過去が交互に語られて進んでく話。すごい、深層心理をつかれたような気分。1人でも割と平気でランチも基本的に1人…って自分じゃないか。主人公に感情移入してしまい、他人と関わる意味とか考えさせられてしま...
25歳ランチを1人で公園で食べる私と14歳で好きな人たちだけと関わってた私。その今と過去が交互に語られて進んでく話。すごい、深層心理をつかれたような気分。1人でも割と平気でランチも基本的に1人…って自分じゃないか。主人公に感情移入してしまい、他人と関わる意味とか考えさせられてしまった。マイペースで多分いいのだ。他人に無理してあわせても他人のためにも自分のためにもきっとよくないんだろう。やられました。鋭いです、ナオコーラ。でも、明日もランチを1人で食べたい。
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なんとなくタブーと思われる話題にさらっと、でもしっかりきっちり触れているのが興味深かったです。静かだけど、後味しっかり、そんな一冊。
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噛み締めるように読了。また、好きな小説をひとつ胸にしまう。 こういう静かな小説は好きだ。静かに胸にしみる、記憶にしみる小説。 恋の話ではないのに、恋のように、しめつけられる感じを何度か味わった。 読んでよかった。
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