浮世でランチ の商品レビュー
主人公の14歳と25歳の頃の日常を覗いているような感じ。上がりどころも無ければ下がるところも無い、と思っているんだけどもしかするともっと奥が深い作品なんじゃないだろうか。それにしても山崎ナオコーラの細かい描写が好きだ。
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不器用にとんがっていた中学時代の丸山が、全然違うけど懐かしい自分の姿のような気がして一気に読めた。最後の科白が明るい明日を予感させ、良かったと思う。
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「スミレジュースのような色の、夕方の空がある。 ストローさして飲めそうだった。」 結局文通してた神様は新田だったのかな?なんて考えるのは野暮なのか。
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会社に勤める主人公、その子供の時、会社を辞めていったアジアと場面が変わるので、最初なかなか本に入り込めませんでした。 他人とコミュニケーションがとりづらい主人公なんだけど、誰でもそういう面き持っているのじゃないかな。 幸い、私の今の状況は無理して人と合わさなくていいのでとて...
会社に勤める主人公、その子供の時、会社を辞めていったアジアと場面が変わるので、最初なかなか本に入り込めませんでした。 他人とコミュニケーションがとりづらい主人公なんだけど、誰でもそういう面き持っているのじゃないかな。 幸い、私の今の状況は無理して人と合わさなくていいのでとても楽なんだけど、人との距離のとり方ってすごく難しいと思う。 センシティブな揺れている気持ちがよく描かれてて、淡々とした中に心の深さを感じました。 全てのレビューを見る(128) | 編集
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ううむ、なんとも・・・。 面白かったんですが、話の波としては、上がりもしなければ下がりもしない、ゆったりとした(?)話でした。 これはなんなんだろう。一種の哲学? でもかなり読みやすかったです。
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図書館で借りた。おもしろかったけどラストがさびしかったな。犬井くんの今が気になるのに。続編書いていただけないかしら?私は神様はまったく信じてないなぁ。主人公さんが人と戯れるタイプじゃなくって安心して読めた。ミカミさんみたいな人がほしい。
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25歳の主人公と14歳の頃の主人公の話が交互に進んでいく。人と話すのが苦手で、ひとりでいることが好きな主人公が、人と関わることの意味を考えていく。14歳の主人公が「神様」へ宛てた手紙が好き。日常の小さな出来事に感動できることって、いいなぁ。
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うすーく塗ったストーリーの上から、手帳に書き溜めた散文詩を随所にまぶしたような本だ。私は好きだ、この人の物書きとしてのセンスが。ただ、最後だけが浮いていた。ここがなければ星5つだった。
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7月中に読んでしまいたくて、読みやすそうな本を選びました。 今の私には、ちょっとよくわからなかった。もう少し、時間をおいてからもう一回読んでみようと思います。 ・『上手く喋れないけど、わかって欲しいの』としか考えていない人の言葉に、耳を傾けたいと思う人はいません。どうしたら...
7月中に読んでしまいたくて、読みやすそうな本を選びました。 今の私には、ちょっとよくわからなかった。もう少し、時間をおいてからもう一回読んでみようと思います。 ・『上手く喋れないけど、わかって欲しいの』としか考えていない人の言葉に、耳を傾けたいと思う人はいません。どうしたらいいのかは、自分で考えてください。 ・線路や道を走る、電車や車を見ると、『私は今、平安時代の子どもには決して見ることができないものを見ているんだ』と、しみじみ感じる。 ここのくだりがとても好き。
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明日の私は、誰とごはんを食べるの? 人と関わる意味って、何だろう?25歳のOLが“世界”に触れる、一瞬の奇跡を描き出す感動作。『人のセックスを笑うな』の著者が贈る文藝賞受賞第一作。
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