BT'63(上) の商品レビュー
よくあるタイムスリッ…
よくあるタイムスリップした息子が父親の人生を確認する物語。
文庫OFF
俺たちの箱根駅伝を読み終え、この本に辿り着きました。 池井戸さんの作品は銀行系のテレビドラマで拝見したことはありましたが、BT63はそれらとは全く異なるジャンルの作品で驚きました。 個人的には東野圭吾さんのクスノキノ番人を彷彿させるような内容でしたが、少し違う。 上巻では、盛り上...
俺たちの箱根駅伝を読み終え、この本に辿り着きました。 池井戸さんの作品は銀行系のテレビドラマで拝見したことはありましたが、BT63はそれらとは全く異なるジャンルの作品で驚きました。 個人的には東野圭吾さんのクスノキノ番人を彷彿させるような内容でしたが、少し違う。 上巻では、盛り上がったところはまだなく、ストーリーの基盤を固めている感じがしました。下巻が楽しみです。
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何だか先の見えない感じなのに 読み進む感じ 主人公は統合失調症で2年のうちに 妻と別れ 母親と二人実家で 生活している 職場復帰もままならず 父の残した派手な金モールのついた 制服を身に付けたとたんに 記憶すら無いはずのシーンが 見えてきた BT21鼻が突き出たタイプのトラック ...
何だか先の見えない感じなのに 読み進む感じ 主人公は統合失調症で2年のうちに 妻と別れ 母親と二人実家で 生活している 職場復帰もままならず 父の残した派手な金モールのついた 制服を身に付けたとたんに 記憶すら無いはずのシーンが 見えてきた BT21鼻が突き出たタイプのトラック 運送会社で働いていた父 父の過去を探し歩く 別れた妻は新しい恋人の罪を 被って過労で倒れる 一体どういう結末になるのか 下巻へ
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二重構造の構成に最初は慣れず、はまって読み進められるかと思ったが、途中から話に引き込まれた。さすが、池井戸潤です。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
上下2冊の大作、タイムトリップもので早く読みたかったがようやく機会に恵まれた。主人公・大間木琢磨がある日父親の遺品となった金モールの制服を発見し、来てみた瞬間1963年の光景が広がった。父親の視点を映像として見た。断片的に映し出されるグリーンのボンネットトラック【BT21】。若き日の父・史郎の会社が倒産した理由は?見知らぬ女性と父親の関係は?タイムトリップにより父親像を探したくなる。BT21と死体との関わり、DVを受けた見知らぬ女性の今後の展開も知りたい。下巻は手元にないので先ほど図書館に登録しました。⑤
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待ちに待ってAudible登場 宅配便黎明期のお話。 ではあるが、亡き父の時代にタイムスリップ、メンタル療養三年目の焦り、元妻との離婚、呪われたトラック。なんだか不穏な空気ばかりが漂う。あれっ、池井戸潤を読んでたんだよな?と何度も確認したくなった。 私も父が早逝し、育児や仕事上...
待ちに待ってAudible登場 宅配便黎明期のお話。 ではあるが、亡き父の時代にタイムスリップ、メンタル療養三年目の焦り、元妻との離婚、呪われたトラック。なんだか不穏な空気ばかりが漂う。あれっ、池井戸潤を読んでたんだよな?と何度も確認したくなった。 私も父が早逝し、育児や仕事上の悩みについて交流する間もなく、家族に対する想いを知ることも叶わなかった。なんならニートしてる間に旅立ってしまった。後悔、ずっとそう思ってきたが、今はすこし違う。父の享年に近づくにつれ、ようやく成長した(ほんとか?)その姿を見せたい。その一点においてのみ、しかし深く共感しながら読んでいる。 ぶ厚いハンカチをしっかり用意して下巻に臨む。
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上下読み終わりました。 ドラマ「ハヤブサ消防団」の原作が読みたいけど、ドラマがまだ終わっていないから読めない‼️そのフラストレーションを解消すべく、池井戸作品の中から同じくミステリー要素の強い本作品に手を出しました。 自分は本当に自分なのだろうか? 主人公の不安を体感させるよう...
上下読み終わりました。 ドラマ「ハヤブサ消防団」の原作が読みたいけど、ドラマがまだ終わっていないから読めない‼️そのフラストレーションを解消すべく、池井戸作品の中から同じくミステリー要素の強い本作品に手を出しました。 自分は本当に自分なのだろうか? 主人公の不安を体感させるように、読者は詳しい説明もなく、物語の中に突き落とされます。あまりの先の見えなさに、少しページをめくるのが辛くなっていたのが、いつの間にか先が気になってどんどん読み進めていました。 池井戸さんらしい銀行とのやり取り、会社の経営など、現実味がある部分と、まるで漫画のような部分がうまく混ざり合わず、陳腐になってしまっている箇所もありましたが、最後まで面白く読みました
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池井戸潤のSF?って、あまり馴染まない感じがするけども、面白い。上巻ではなぜ、BT21?題名はBT63。なぞのまま、上巻が終わってしまった。下巻もすぐ読んじゃうだろうね。
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池井戸潤らしからぬファンタジー要素を取り込んだストーリー展開。琢磨の父、史郎と鏡子はこのあと別れてしまうのか?BT21はどのように処分されたのか?本のタイトルがBT'63なのはなぜか??謎は深まるばかり。下巻を読まないと。
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いけいど潤お初期の小説で時々登場する非科学的な現象がある。「金融探偵」では網膜移植手術を受けたら、網膜提供者がみた過去の場面がよみがえっていた。「BT63」では、宅配便の制服を着たり運送トラックのキーを握ると、当時父が若かった時にタイムスリップする。病気を患い失業中の琢磨が、別れ...
いけいど潤お初期の小説で時々登場する非科学的な現象がある。「金融探偵」では網膜移植手術を受けたら、網膜提供者がみた過去の場面がよみがえっていた。「BT63」では、宅配便の制服を着たり運送トラックのキーを握ると、当時父が若かった時にタイムスリップする。病気を患い失業中の琢磨が、別れた妻の抱えた金銭問題の解決と、父に取り巻く数々の不幸の過去を洗い出すことに奮闘する。
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