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BT'63(上) の商品レビュー

3.8

99件のお客様レビュー

  1. 5つ

    24

  2. 4つ

    41

  3. 3つ

    26

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

    3

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2023/02/18

ちょっとファンタジーが入ってて、重松清や東野圭吾の作品的なテイストもあり、池井戸潤って、こういうテイストも書くのねー!と新鮮でした。 これも十分面白いけれど、池井戸潤の他の作品と比べると…かな。いや、面白いんですけど!(どっちだ…笑)ほんと才能ある方だなぁと思う。

Posted byブクログ

2022/06/15

1963年、戦後の高度経済成長期の日本の様子はなんとなく映像が浮かぶけど、闇の部分は知らなかったので、興味深かった。 とにかく色んな所で色んな事が起こりすぎて、ハラハラしながら一気に読み終えた。 残酷な場面もあり、読んでいて辛い部分もあったが、親子愛、家族愛の部分ではとても共...

1963年、戦後の高度経済成長期の日本の様子はなんとなく映像が浮かぶけど、闇の部分は知らなかったので、興味深かった。 とにかく色んな所で色んな事が起こりすぎて、ハラハラしながら一気に読み終えた。 残酷な場面もあり、読んでいて辛い部分もあったが、親子愛、家族愛の部分ではとても共感できた。

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2022/06/12

面白かった ファンタジックなタイムトラベルもの 池井戸さんのビジネスミステリーとは一線を画す物語 上巻では、 心を病んで仕事をやめ、妻とも別れ、失意の状態で過ごす琢磨。ある日、父が残した謎のカギを手にすると、40年前の時代にタイムスリップ。 そこでは、若き父親の史郎が相馬運送で...

面白かった ファンタジックなタイムトラベルもの 池井戸さんのビジネスミステリーとは一線を画す物語 上巻では、 心を病んで仕事をやめ、妻とも別れ、失意の状態で過ごす琢磨。ある日、父が残した謎のカギを手にすると、40年前の時代にタイムスリップ。 そこでは、若き父親の史郎が相馬運送で働く姿。史郎を通して、体験する父親の奮闘ぶり。 経理の仕事の傍ら、新規事業の開発、さらに、DVの男から匿った鏡子とその娘可奈子と暮らす父親。 現在から史郎の生きていた時代に何が起きていたいのかを探る琢磨と当時を生きる史郎。その二つの視点で物語が語られていきます。 史郎の時代には、様々な闇が語られています。 BT(ボンネットトラック)21号に関連して、事件が.. 当時ならとてもありそうな感じ どうなるどうなる? っと下巻に続きます。

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2022/04/23

父が残した謎の鍵、 その鍵を手にした途端、大間木琢磨は、40年前の時代にタイムスリップしていた。 そこにいたのは、若き父・史郎の姿であった。 小さな運送会社で、社運をかけて父が進める新しい事業。しかし、凶暴な闇が、ヒタヒタと父に迫っていた。 現代で、心の病いから、妻に去られて...

父が残した謎の鍵、 その鍵を手にした途端、大間木琢磨は、40年前の時代にタイムスリップしていた。 そこにいたのは、若き父・史郎の姿であった。 小さな運送会社で、社運をかけて父が進める新しい事業。しかし、凶暴な闇が、ヒタヒタと父に迫っていた。 現代で、心の病いから、妻に去られて意気消沈していた琢磨は、父の足跡を調べる。 そこには、驚愕の過去が秘められていた。 父と息子の歴史はどうなるのか? 下巻へ続く。

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2021/07/18

池井戸潤さんの今までの作風とは異なる小説。私自身、夢か現実かわからなくなる事が時々あり、人に説明しても理解してもらえないような事がおきる事があり、この小説をよくあるタイムトラベラーだとか荒唐無稽だとは思えない。

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2020/10/10

事前情報が一切ない状態から読み始めたので、序盤は亡くなった父親との記憶がない主人公があるものを通して父親の過去を追体験して行くヒューマンドラマかと思いきや、中盤以降怒涛の勢いでサスペンスの様相を呈していきます。 また、序盤から様々な伏線が張られていますが、終盤までにしっかり回収し...

事前情報が一切ない状態から読み始めたので、序盤は亡くなった父親との記憶がない主人公があるものを通して父親の過去を追体験して行くヒューマンドラマかと思いきや、中盤以降怒涛の勢いでサスペンスの様相を呈していきます。 また、序盤から様々な伏線が張られていますが、終盤までにしっかり回収しつつ、下巻に向けて新たな伏線を張っていく構成は秀逸。早く続きを読みたい。。

Posted byブクログ

2020/10/01

半沢直樹シリーズなど一連の池井戸潤作品とは全くことなった雰囲気を持つ作品だ。まだ前半を読み終えたところだか、ミステリー小説としての面白さがある。後半が楽しみ。

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2020/07/12

面白い。池井戸作品はあまり読んだことがなく、空飛ぶタイヤに続いて2作目。タイムトラベラー的なお話で面白かった。後半は一気よみ。過去戦後の時代のお話だから、車の古い車種やタバコの銘柄なんかもでてきて、調べながら想像膨らまして読むのが楽しかった。

Posted byブクログ

2020/07/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

精神的な病で2年間自我を失っていた男が、偶然かつて父親が勤めていた運送会社のトラックの鍵に触れることで過去にトリップして、詳しく知る事の無かった父親の過去を知り自分のことを見つめ直す。 そもそも父親の若い頃の考えや生き様を知っている人なんてそうそういないと思いますが、精神的な病のせいで職を失い、妻も失った男が不思議なトラックに導かれて再生への手掛かりを得るみたいな内容です。 高度成長前の日本の重苦しい雰囲気が、力強い語り口で書かれています。 結構な長編で気合入れて読む必要があります。 もう一度読み返すことがあるか、と言われるとそれは無いかな。って感じです。

Posted byブクログ

2019/09/09

出だしは、主人公が過去と現在を行ったり来たりで、話がとりにくかったが、徐々に過去に比重が置かれるようになって、話がぐっと頭の中に迫ってきた。怪しい仕事をやらされている連中がこの後どうなるか、父はその事件にどうか変わるのか、楽しみにしながら下巻に。

Posted byブクログ