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照柿(上) の商品レビュー

3.6

55件のお客様レビュー

  1. 5つ

    7

  2. 4つ

    21

  3. 3つ

    16

  4. 2つ

    6

  5. 1つ

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2013/05/18

主人公の職場の工場の描写が、カミュの異邦人を彷彿とさせる。 あー熱くてむしゃくしゃしてわけ分からなくなって、衝動的に人殺しもするよねー、みたいな。

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2013/04/22
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終了日:2010・5・26、なんというか、怖かった。 マークスの山の時の物理的恐怖(人の生き死に)より、合田がどうするのかってハラハラする、人一人の行き先に不安を募らせる時の恐怖。

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2013/03/16

表現のうまさに感動。普段何気なく思ってることを、 活字で表現されると、読みながら心の中で「あるある」連発。 下巻でどう展開するのか楽しみである。

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2013/03/10

単行本版は既読。高村薫作品で最も愛する1冊。 もう何度読み返したことか。 高村女史の作品は文庫本化にあたって大幅に改定されるんで 未読だったこちらを読んでみた。 冷血下巻の図書館順番待ち中でもあったので。 元より読みやすくなっている気はする。特に違和感なし。 いやー久しぶりに...

単行本版は既読。高村薫作品で最も愛する1冊。 もう何度読み返したことか。 高村女史の作品は文庫本化にあたって大幅に改定されるんで 未読だったこちらを読んでみた。 冷血下巻の図書館順番待ち中でもあったので。 元より読みやすくなっている気はする。特に違和感なし。 いやー久しぶりに読むとあまりに官能的でびっくりするね。 他作品には無い生臭さ。全編に汗の匂いがするような。 合田雄一郎を愛してやまないのだけれど この作品の彼が人間臭くて一番好きなんだよね。 さてと 下巻に出てくるハズの秦野のとの手本引きのシーンは改定してるくだろうか。 大好きな場面なんで弄っていて欲しくないんだけど。 不安と期待を胸に下巻へと進む。

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2012/10/31

マークスの山→レディージョカー→照柿。 レディージョーカーで所轄にいる経緯が分からなかったけど、そうか、合田雄一郎のアンニュイは照柿から既に始まっていたのか。

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2012/07/06

合田は電車事故に遭遇し、出会った美保子に一目惚れする。彼女は合田の幼なじみ達夫とも関係があり・・・ いろんな意味で濃ゆい、そして暑苦しい。 ところで、合田ってこんな人だったっけ。

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2012/05/30

現在版罪と罰ということであったが、原書を読んでいないのでなんとも言えない。 人間の深層心理を深く描写しようという試みは非常に興味深い。

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2012/05/13
  • ネタバレ

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マークスの山に出てきた合田と同一人物とは思えない迷走っぷりに驚いた。大阪のうだるような暑さ、工場のむせ返るような熱さに中てられる。

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2012/04/17
  • ネタバレ

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ひっさびさの高村薫さま。 「リヴィエラを撃て」と「神の火」がすごく好きでした。 このシリーズ初めてなんだけどいきなり第二弾から入ってしまった・・。 相変わらず活字びっしりのうだうだ長い話だけど、心理描写がものすごいので、飽きずに読めます。 高村薫さまじゃなかったら工場労働者のとある一日、みたいなこの前半100ページくらいのこれ、ここですでに投げ出している気がしますね。 これを読ませる時点でこの人はすごいね。 まぁ読むのはすっごい時間かかりますけど。 下巻も気長にいきますよ。

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2012/05/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

十年以上前だと思うが著者の作品は「リヴィエラを撃て」「マークスの山」「黄金を抱いて飛べ」など数作は読んだ。 ただ、小生には敷居が高いという印象でしばらく遠ざかっていた。 久しぶりに読んでみて、やはり敷居が高かった。 ミステリーの書き方の本を読んだ事があるのだが、その中で印象深かったのが 1.書き出しから面白く読めるようにする。たとえば冒頭に「死体を転がせ」とよく言うらしい。 2.スピーディーさを出すために「主人公を走らせろ」だそうだ。 この二点に限っていえば、本作で意識して書いてはいないだろうなと思う。 きっと、ミステリーというより小生には苦手な純文学的要素が強いのだろう。

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