それからはスープのことばかり考えて暮らした の商品レビュー
香ばしいパンや、あたたかなスープの香りが漂ってきそうな一冊。トロワのサンドイッチをテイクアウトして、雨上がりの街で食べたい。
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みんな品が良くて、どこか抜けていて、温かい人物描写。この人の書く本のそんなところが好きなんです。慌ただしい毎日でため息をつくことすら忘れちゃってる大人とか、自分の生き方に嫌になってしまった人に読んでほしい。だって、映画の中の脇役に恋をして失業中にも電車に飛び乗ってしまうようなオー...
みんな品が良くて、どこか抜けていて、温かい人物描写。この人の書く本のそんなところが好きなんです。慌ただしい毎日でため息をつくことすら忘れちゃってる大人とか、自分の生き方に嫌になってしまった人に読んでほしい。だって、映画の中の脇役に恋をして失業中にも電車に飛び乗ってしまうようなオーリィ君でも決して間違いじゃないって思わせてくれるから。そんな風なら私ももっと自由に生きていいじゃんという気持ちになれるのです。
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14/12/19 食べ物がとっても美味しそうで、出てくる人たちがあったかい。ほんわか笑顔になれる一冊。 昔の映画に出てくる脇役女優さんに熱中する主人公が出会った美味しいサンドイッチを作るクールな親子、美味しいスープを飲む御婦人。 ばななさんの『キッチン』みたいに温かい気持ちにな...
14/12/19 食べ物がとっても美味しそうで、出てくる人たちがあったかい。ほんわか笑顔になれる一冊。 昔の映画に出てくる脇役女優さんに熱中する主人公が出会った美味しいサンドイッチを作るクールな親子、美味しいスープを飲む御婦人。 ばななさんの『キッチン』みたいに温かい気持ちになれる。
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作者はどこかのレストランのオーナーシェフで、この本は食にまつわるエッセイだとばかり思い込んでました。まるっきり勘違い。 サンドイッチ屋に勤めることになった大里ことオーリィ君が、店の再起をかけて美味しいスープの開発に挑むという単純かつほんわかムードのお話です。小川糸の小説を彷彿とさ...
作者はどこかのレストランのオーナーシェフで、この本は食にまつわるエッセイだとばかり思い込んでました。まるっきり勘違い。 サンドイッチ屋に勤めることになった大里ことオーリィ君が、店の再起をかけて美味しいスープの開発に挑むという単純かつほんわかムードのお話です。小川糸の小説を彷彿とさせるわねぇ。まったり系大好き女子のために映画化してもいいんじゃない?飯島奈美さんにフードスタイリングしてもらってさ。 装丁とイラストがかわいいビジュアル本です。
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美味しいスープが思わず作りたくなる。サンドイッチも。 暮らしの手帳の掲載小説で、共通の空気感は割と好き。 主人公の人付き合いの仕方が興味深い。 ユートピア小説かも。
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やっと読んだ―! 吉田篤弘、初読み。 ブクログでちらほらと名前を見る機会が多くて気にはなっていたけれど、やっと読めた。 うん、分かるなぁ、評価が高いのも人気があるのも。 このほっこりしたゆるーい感じ。 昭和を感じさせるレトロな描写。 なんてたって夜鳴きそばだもん。 これ、全部計...
やっと読んだ―! 吉田篤弘、初読み。 ブクログでちらほらと名前を見る機会が多くて気にはなっていたけれど、やっと読めた。 うん、分かるなぁ、評価が高いのも人気があるのも。 このほっこりしたゆるーい感じ。 昭和を感じさせるレトロな描写。 なんてたって夜鳴きそばだもん。 これ、全部計算なのかな。絶妙なゆるさがうまいなぁ。 でもスープ美味しそう?? ベールに包まれたまま終わってしまったような。 なんとなく辰巳芳子さんの滋味深いスープを想像しながら読む。 手間ひまかけたあんなイメージかな。 具体的な事考える方がやぼってもんかな。 スープも良いけど、安藤さんの作ったサンドイッチを食べてみたいな~。 サーモンとアボカドをバケットで挟んで・・・、なんてサンドイッチも良いけど、最近ちょっと原点回帰。 きゅうりとハムのサンドイッチって美味しいなぁとしみじみ感じる。 それと挽きたてのコーヒーがあれば最高! って、スープの本だった(^_^;)
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図書館で偶然に借りた一冊。こんなに人気がある作家とは知らなかった。 毒にも薬にもならない、小説。 けれど、もちろん嫌な気持ちにもならないし、ふわふわとした温かいものが残る。 今時の、感情も欲も薄い男の子(携帯やPCが嫌いで映画館が大好き、は今時じゃない)が、小さな町でアパート...
図書館で偶然に借りた一冊。こんなに人気がある作家とは知らなかった。 毒にも薬にもならない、小説。 けれど、もちろん嫌な気持ちにもならないし、ふわふわとした温かいものが残る。 今時の、感情も欲も薄い男の子(携帯やPCが嫌いで映画館が大好き、は今時じゃない)が、小さな町でアパートの大家やサンドイッチ屋の親子、謎のおばあちゃんとかかわっていく。 小さな謎をつないだ、連作短編。 でも、他のことの人の小説も読んでみたいな、と思わせる作家でした。
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自分の中で久しぶりのヒット。 やさしい。綺麗。 でもどれも「過ぎない」ところが心地よい。 この手の本は、呆れるほど、それこそなんちゃって、 みたいな風情の物が溢れかえってるし、 読了後、実は私にも書けるかも的な 誤解を招きやすいのですが、 純粋に、スープとサンドイッチを作って食べ...
自分の中で久しぶりのヒット。 やさしい。綺麗。 でもどれも「過ぎない」ところが心地よい。 この手の本は、呆れるほど、それこそなんちゃって、 みたいな風情の物が溢れかえってるし、 読了後、実は私にも書けるかも的な 誤解を招きやすいのですが、 純粋に、スープとサンドイッチを作って食べたくなるという、 読んでいる間の目線を逸らせない魅力的な一冊でした。 本の装丁も素敵。 読みながら世田谷っぽいな、 と思っていたら赤堤がイメージ…だったのかな?
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ここでの高評価と妙に魅力的なタイトルに惹かれて読んでみました。 確かにほんわかしてて癒される系の本。でも刺激がなさすぎて…。期待値が高すぎたのかもしれませんが、もうちょっとスープにスポット当ててほしかったような。最終的にはこちらも目からうろこのスープの秘密みたいなものがあるのかと...
ここでの高評価と妙に魅力的なタイトルに惹かれて読んでみました。 確かにほんわかしてて癒される系の本。でも刺激がなさすぎて…。期待値が高すぎたのかもしれませんが、もうちょっとスープにスポット当ててほしかったような。最終的にはこちらも目からうろこのスープの秘密みたいなものがあるのかと思いきや…超抽象的なレシピにあんぐり。 とか言いながら、早速読了後にスープを作った。もちろんジャガイモを入れて具材が溶けるように。コンソメを使わず塩のみで味付けしたが、ただひたすら煮込んだだけのスープがあんなに美味しいなんて…!! 実は読書感想は★★だけど、スープが美味しくできたので★★★で。 読み物としては、正直大して面白くありませんでした。
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サンドイッチとスープが食べたくなる本と聞いて、読んでみた。 食べたくはならなかったけど、ほのぼのしていてさくっと読めた。 やさしく染み込むような文体は好き。 2014.6.12
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