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ZOO(2) の商品レビュー

3.6

365件のお客様レビュー

  1. 5つ

    50

  2. 4つ

    125

  3. 3つ

    143

  4. 2つ

    19

  5. 1つ

    2

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2022/07/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

1作目に続き、独特な世界観でした。 グロテスクなのに、あまりそう感じなかったです。 『神の言葉』が印象的です。 無敵キッズ…って心の中で呼んでました(笑) 気持ちは分からなくもないし、悪い子ではないのかもと思いつつ…その能力ちょっと羨ましいと思いつつ…。 『落ちる飛行機の中で』が1番ドキドキしました。 日常に溶け込んでいるが、実はさらっと禁忌を犯せる猟奇的なお姉さん…とか、最後まで期待しちゃってました。 解説通り、周囲に説明しにくい作者様ですね。 多様なテイストで楽しませてもらえるとしか言えないです!

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2022/07/20

乙一 著 ZOO 1の続きのようで続きじゃない! こちらも6つの短編集で構成されている作品。 解説の島本理生さんも書かれてたように… 北上次郎さんの『何なんだこれは。』という 腰帯のコメント!確かに〜と唸る(・_・;) 乙一氏が異彩を放った作家さんであることは 間違いない‼︎ ...

乙一 著 ZOO 1の続きのようで続きじゃない! こちらも6つの短編集で構成されている作品。 解説の島本理生さんも書かれてたように… 北上次郎さんの『何なんだこれは。』という 腰帯のコメント!確かに〜と唸る(・_・;) 乙一氏が異彩を放った作家さんであることは 間違いない‼︎ ZOO 2は不気味さが増すような、それでも コミカルに描かれていたり、(" ̄д ̄)ゲッ!異常じゃ、とゾッとする思いとはまた別の、何だろう…異様な不思議な感覚に誘われる。 確かに形容し難い。これが所謂、乙一ワールドとしか表現出来ない世界なのだろう。 ZOO 2は  『血液を探せ!』『冷たい森の白い家』 『Closet』『神の言葉』 『落ちる飛行機の中で』 『むかし夕日の公園で』の6編。 “血液を探せ”は物語の入口がホラーかと思わすような…サスペンス仕立て?けどコミカルな、何なんだこれは⁉︎の世界ですな。 “冷たい森の白い家”は不気味(゚д゚lll)でも… “Closet”う〜む、何だかミステリー劇場か? “神の言葉”不気味、不気味、異常で哀しい。 “落ちる飛行機の中で”はこれまた何なんだ! でも、現代を象徴するような笑えるのに、虚しさと切なさが入り混じって、ラストはどうして⁈という気持ちもあったりする。 でも、この6編の中では私的には一番好き。 ラスト6編目”むかし夕日の公園で” 本当にショートストーリー でも、この短いストーリーの中にグッと詰め込まれる感覚は幼き自分の記憶のどこかにあるような気持ちにさえしてしまう。 この不思議な魅力が多くの乙一ファンを惹きつけているんだろうなぁ。 また次はどんな乙一ワールドの世界を楽しめるかな…と読み終わった後に考えているのだもの。 全く油断も隙もない(^^;;笑 ところで、私も表題の『ZOO』 何で”ZOO”何だろう?って思っていた。 解説の中に説明があった、、 グリーナウェイの映画…(*'ω'*)なるほどね〜

Posted byブクログ

2022/07/14

乙一ワールドですね♪ 「血液を探せ!」は ユニークすぎました(笑) 「落ちる飛行機の中で」は 個人的に一番好きかも?

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2022/06/30

SF系が苦手なのですが、相変わらず乙一ワールドはすんなり入ってきて読みやすい。 相変わらずのどう進むか分からない展開とわかった時のぞぞっとするような悪寒、そして物語の登場人物のその後の心情を考えさせられる。 個人的には1の方が好きですが、短編なのにぐっとくるむかし夕日の公園で、が...

SF系が苦手なのですが、相変わらず乙一ワールドはすんなり入ってきて読みやすい。 相変わらずのどう進むか分からない展開とわかった時のぞぞっとするような悪寒、そして物語の登場人物のその後の心情を考えさせられる。 個人的には1の方が好きですが、短編なのにぐっとくるむかし夕日の公園で、がささりました。

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2022/06/16

あっさりしているようで、よく考えると濃いめの絶望。 神の言葉を読んで、なんとなく映画メメントを思い出しました。全然違うんですけど、なんとなく。

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2022/06/11

1に続き読了。1よりコミカルな話が多く、笑えた。けどミステリーっぽい話も不気味な話もしっかりある。 こんなにいろんなジャンルがしっかり書けるのはすごいし、全部ちゃんとおもしろい。 「落ちる飛行機の中で」が一番好きかなあ。

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2022/06/02

続けて再読。短編5.5編っていう感じ。 どれも切れ味ある短編。 すごく頭が良くて文章が書ける少年が、その時期のパラドックスをそのまま表現している感じ。 「冷たい森の白い家」 馬小屋で虐待を受け育つ子供。理不尽な待遇は続き遂に追い出される。一人で生きる為、死体で家を作る。家の壁の...

続けて再読。短編5.5編っていう感じ。 どれも切れ味ある短編。 すごく頭が良くて文章が書ける少年が、その時期のパラドックスをそのまま表現している感じ。 「冷たい森の白い家」 馬小屋で虐待を受け育つ子供。理不尽な待遇は続き遂に追い出される。一人で生きる為、死体で家を作る。家の壁の一部として使った姉弟の遺体を家に返しにいくと昔優しくしてくれた女の子の子供達だった。無感情表現極まる。 「血液を探せ」「クローゼット」は、ミステリー仕立て。思いの外、手が込んでいる。 「むかし夕日の公園で」 4ページの超短編。一度読んだら忘れられない一作になりますね。

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2022/05/20

恐ろしさがありつつ、なぜか爽快感がある。 どの話も色んな意味で、それぞれ違った驚きがありました。 乙一、すげーな! Closetは見事に騙され2回読んだ。 2のなかで『落ちる飛行機の中で』が1番好きです。

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2022/05/15

学生時代ぶりに読み直したくなり購入。やっぱり面白い。グロテスクなストーリーにもどこか切なさが混ざっているのが癖になる。

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2022/05/12

前作に続き一気読みしました。 改めて乙一さんの魅力に気付かされました。 どの短編もオチが読めず、驚かされるものばかりでした。 個人的には「Closet」と「神の言葉」が好きでした。 「Closet」は読者の先入観を利用した見事なトリックで読み終わった後、もう一度読み返しました...

前作に続き一気読みしました。 改めて乙一さんの魅力に気付かされました。 どの短編もオチが読めず、驚かされるものばかりでした。 個人的には「Closet」と「神の言葉」が好きでした。 「Closet」は読者の先入観を利用した見事なトリックで読み終わった後、もう一度読み返しました。お見事としか言いようのない作品です。 そして「神の言葉」では、他人からの評価や世間の目を気にして生きている人が多い現代では、より多くの人に刺さる話だと思いました。勿論、僕自身にも刺さるところがあり感情移入してしまう場面が多く存在し、読んでいてせつなさを感じさせる作品でした。 乙一ワールド全開の「zoo」2作品は本当に読んでよかったと思えました。未読の方は是非。

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