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檻の外 の商品レビュー

4.6

83件のお客様レビュー

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2010/11/09

箱の中に比べると、今ひとつだったように私は感じた。喜多川の強い思いがあまり伝わらなかった。それに、堂野の愛娘の一件があった直後に、堂野も喜多川もそういうことする?という部分が理解できない。〈なつやすみ〉では、喜多川の雰囲気が箱の中に比べてガラリと変っていて、切なさやラブラブは感じ...

箱の中に比べると、今ひとつだったように私は感じた。喜多川の強い思いがあまり伝わらなかった。それに、堂野の愛娘の一件があった直後に、堂野も喜多川もそういうことする?という部分が理解できない。〈なつやすみ〉では、喜多川の雰囲気が箱の中に比べてガラリと変っていて、切なさやラブラブは感じられなかった。しかし、やはり何度も読み返してしまう面白さがある。

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2010/07/11

ごく普通に愛されるということを知らなかった男が、初めて抱いた愛という感情は愛という言葉の意味を全部ひっくるめた愛でした。痛ましいくらいに純粋な感情だったので、どんな結末を迎えるのか読んでいるあいだ不安でしたが、幸せな一生を送ってくれて本当によかった。

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2010/04/12

下巻。自分が読んできたBL作品の中で一番好きで、これからもこれを超える作品は生まれないと確信してる。二人の人生を綴った話。読み終えたあと、ひとつひとつの言葉の重み思いの大きさに押しつぶされそうになる。読み返しては泣いてしまう大好きな作品。

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2010/01/30

堂野という男の人生が描き切られた「なつやすみ」、 ほんとうに秀逸でした。 堂野という男は、喜多川という男に出会うことができたけれど、 きっと教育や愛情が足りないまま、 なにが罪でなにが悪なのか、幸せとは何なのか、 かんがえられないひとはたくさんいる、気がします。 堂野という男も...

堂野という男の人生が描き切られた「なつやすみ」、 ほんとうに秀逸でした。 堂野という男は、喜多川という男に出会うことができたけれど、 きっと教育や愛情が足りないまま、 なにが罪でなにが悪なのか、幸せとは何なのか、 かんがえられないひとはたくさんいる、気がします。 堂野という男も、そもそもきちんと教育を受けてさえいれば 罪を負うことさえなかったのだろうと思うと…

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2009/10/17

これはもう感想を書こうとおもってもずっと頭の中でぐるぐる考えちゃってなにも思いつけない…草間先生の絵が見事にマッチしている。あとやっぱり木原は受け攻め以外の人物視点でのお話を書くのが上手い。引き込まれる。どこかにこういうひっそりと暮らしている2人がいてほしい。

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2009/10/04

「箱の中」の続編。 一途に愛してる。 けっして歪んだ形ではなく、まっすぐに。 時々、その姿がいっそ憎らしくなるくらいに愛しい作品。

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2009/11/07

「箱の中」の続編。 うまく言えないけど… なんかもう…うぇええあぁああああ!!!となりました(´;ω;`) この人すごすぎる

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2009/10/04

愛していますw 大大大好き♪ この本に出会って良かった。 そう思える作品です。 好きな台詞は… 「なぁ、これは罪か?俺が大事にしていたものがなくなったのは、俺への罪か?俺は人を殺した。けど刑務所に入った。十年くらい入った。それで、俺の罪はチャラになったんじゃないの...

愛していますw 大大大好き♪ この本に出会って良かった。 そう思える作品です。 好きな台詞は… 「なぁ、これは罪か?俺が大事にしていたものがなくなったのは、俺への罪か?俺は人を殺した。けど刑務所に入った。十年くらい入った。それで、俺の罪はチャラになったんじゃないのか。それとも…」 あと、BL小説って オヤジ受けだとしても 最後の最後までは書かれない。 この作品は、 人間の人生を最後まで書かれた 素晴らしい作品です。

Posted byブクログ

2012/09/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

【あらすじ】別れから六年経ったある日、堂野崇文は、自宅近くの公園で喜多川圭に再会した。喜多川は「ずっと捜していた。一緒に暮らしたい」と告白する。六年前とまったく変わらぬ一途な想いに堂野の心は乱れ、連絡先を教えてしまう。が、すでに堂野には妻も子供もいて…。『箱の中』待望の続編!せつない二人の物語『雨の日』や『なつやすみ』。 ----- どうしてあんなに泣いたのか。むせび泣いた。 止められなくて、いちど本を置いて両手で顔を覆った。 インターバルがないとエピローグを味わえない状態だった。 私は、本を選ぶとき「泣ける」ことを条件にしない。 泣けるといわれたら辞退したいくらいだ。 だから泣いた泣いたと言うのはヤボだとわかっているんだけど、 けどそうで。本当に、BL以外の本も含めて、まれな泣きっぷりで よっぽど波長が合ってしまったのだろう。 すごい濃密な夜を共にした特別な一冊になった。 憤るのは小冊子。 ネットで読んだあらすじを元に、想像して満足するように努めている。 仕方がないが未練たらたら。 どうして本編に載せてくれないのだろう、と思う。

Posted byブクログ

2009/10/04

「箱の中」の続編です。 ひたすら…喜多川さんの幸せを願わずにはいられなかった。 番外編はほのぼので…読んでてすごく良かったです。 やっぱり、読んでいて痛い、辛い描写がありましたが、 最後まで読んで「ああ、良かった!」と思える本です。

Posted byブクログ