イラクサ の商品レビュー
ノーベル文学賞を受賞したアリス・マンローの短編集。田舎の普通の人々の日常を描いています。普通、日常、でもその中の一つ一つはすべて特別なのです。何かがゆっくりと湧き出るような作品集です。
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なんで翻訳の際に表題作変えたんだろう?ああでも「恋占い」だとコテコテのラブロマンスみたいで手に取らなかっただろうな...。内容が一番好きなのは恋占いなんですが。他には「なぐさめ(葬儀にまつわるエトセトラ)」「ポスト・アンド・ビーム(下に見てた従姉が近所の男子といい雰囲気になる)」...
なんで翻訳の際に表題作変えたんだろう?ああでも「恋占い」だとコテコテのラブロマンスみたいで手に取らなかっただろうな...。内容が一番好きなのは恋占いなんですが。他には「なぐさめ(葬儀にまつわるエトセトラ)」「ポスト・アンド・ビーム(下に見てた従姉が近所の男子といい雰囲気になる)」「クィーニー(姉の結婚と私の就活)」が好きかな。クマが山をこえてきたって何のことだったんだろう...読むのに間をあけすぎて忘れたのかしら。
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アマゾンの紹介から想像するに、外国ではジュンパ・ラヒリ、日本では向田邦子に近い感じなのかな? 題材(カナダの田舎…あまり小説で取り上げられない場所の日常)は少し興味あり。 ノーベル文学賞はここ数年、日本だと村上春樹が取る取らないで色々言われているけれども、何冊かは読んだけど全然ハ...
アマゾンの紹介から想像するに、外国ではジュンパ・ラヒリ、日本では向田邦子に近い感じなのかな? 題材(カナダの田舎…あまり小説で取り上げられない場所の日常)は少し興味あり。 ノーベル文学賞はここ数年、日本だと村上春樹が取る取らないで色々言われているけれども、何冊かは読んだけど全然ハルキストじゃない私は、こういう作家を知ることが出来るほうがうれしい。 さてどんな感じかな? (13.11.4)
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今年ノーベル文学賞に選ばれたカナダ人作家アリス・マンローの短編集です。どの作品もごくふつうの日常や誰もが覚えのありそうな恋や思い出を題材にしながら読み手を決して退屈させない不思議な魅力であふれています。 熊本県立大学:○○
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短編集。 孤独や悲哀を容赦なく突きつけられる感じがして、読んでいて重たくなることも。 でも、ときおり微風のように、愛情やユーモアが現れて、ほろりとさせられた。 心に残ったのは、「恋占い」「記憶に残っていること」「クマが山を越えてき」。
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本棚があふれているので、さっさと読み切って売ろうと思ったんだけど、そういうわけにもいかない短編集。さすがの大御所。日常の一瞬を人生の視点から切り取る鮮やかさ。読み始めはたいくつだけど、最後は感動してる。というよりも、普段がたいくつだから、一瞬のきらめきが貴重なのかもしれない。
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人生とは不思議なものだ 何気ない日常に起こる些細な出来事。なにも変わっていないように見えて、それまでとは何かが決定的に変わってしまう。それがずっと後になって解かるのだ。 「短篇の女王」アリス・マンローは、日々の心の揺らぎを細やかに鮮やかに描きながら、大きな時間軸で長い年月の「人...
人生とは不思議なものだ 何気ない日常に起こる些細な出来事。なにも変わっていないように見えて、それまでとは何かが決定的に変わってしまう。それがずっと後になって解かるのだ。 「短篇の女王」アリス・マンローは、日々の心の揺らぎを細やかに鮮やかに描きながら、大きな時間軸で長い年月の「人生」を見せてくれる。 著者の描く人物には、どこか共通点がある。 負けを認めたような潔さがあり、でも根底には揺るがないプライドがある。色々な状況下で起こる自己の変化や発見を、困惑したり驚きながらも受け入れる。息が詰まるような状況で、それが一生つづくであろう予感がしても。喜ぶべき変化であれ、嫌悪してしまうような自己発見であれ、それはとことん自分自身なのだ。そしてそれはもう、どうも動かしようもない。 著者の物語は、短篇によくある「どうしようもない閉塞感とかすかな希望」だけじゃなく、したたかな強さと、どこか自虐的でもあり、突き抜ける生命力と、軽やかさに満ちている。 長編のような重厚な読後感と言われるが、いやいや、これこそ短編の面白さ!と心が震える。著者は、「短編」というメソッドをフルに生かす方法を、十分に知り尽くしている。
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旋律の動きの激しくない淡々とした(でも美しい)音楽を聴いているかのような短編集。 胸をくっと掴まれます。 映画『Away from Her』の原作が入っています。 新作『Too Much Happiness』1編目最高です。 次が待てません。 【熊本県立大学】ペンネーム:ヤカベ
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半分だけ。短編がいくつも入っている。生と死、人間のどろどろしたところ。抽象的に表現されている。すこし苦手…
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
翻訳小説というのはやはりなんだか難しい。以前にも読みかけて難しいなあと感じたんだけど、今回もその良さとかがあまり良くわからなかった。最後の熊が山から下りてきたでようやくなんとなくその切ない感じがわかったかなあというだけ。私には合わなかったかなア。
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