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数学的にありえない(下) の商品レビュー

3.5

53件のお客様レビュー

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2009/10/04

最終的に戦闘ものになった感は否めない。そこまで怪我しててそんなに動けるか?という疑問も残ったが最終的にうまくおさまっている。未来と言うのは知らないからこそ良いのかもしれない。自分が未来を知れたら少しいじくりたい気もするけれど。

Posted byブクログ

2009/10/04

本当に数学的にありえないことが起きます! 下で真相が次々と明らかになります。 量子力学、統計学、確率論を切り口に未来の予測が可能であることをラプラスの魔で説明。 ラプラスの魔とは もしもある瞬間における全ての物質の力学的状態と力を知ることができ、かつもしもそれらの...

本当に数学的にありえないことが起きます! 下で真相が次々と明らかになります。 量子力学、統計学、確率論を切り口に未来の予測が可能であることをラプラスの魔で説明。 ラプラスの魔とは もしもある瞬間における全ての物質の力学的状態と力を知ることができ、かつもしもそれらのデータを解析できるだけの能力の知性が存在するとすれば、この知性にとっては、不確実なことは何もなくなり、その目には未来も(過去同様に)全て見えているであろう。 というもの。つまりすべての情報が分かり、処理することができれば何が起こるか全て予測できる。偶然の出会いというものはありえず、すべては必然であると。 これが実際にできないのは、現在それだけの情報を得ることが人間にできないだけである。 ハイゼンベルグの不確定性原理を否定してしまうこのラプラスの魔というのは示唆に富んでいる。 ぜひ一読あれ

Posted byブクログ

2009/10/04

ここまで壮大なハッタリじゃないにしても、もうちょっと専門的で高度な知識と理論と嘘で土台を構築してくれないと、ギャップが大き過ぎて、SF的に気持ちよく騙される気になれないでしょう。 まぁそこは最初からファンタジーだったと思うとしても、この設定でなんでこういう展開になるのか全く理解に...

ここまで壮大なハッタリじゃないにしても、もうちょっと専門的で高度な知識と理論と嘘で土台を構築してくれないと、ギャップが大き過ぎて、SF的に気持ちよく騙される気になれないでしょう。 まぁそこは最初からファンタジーだったと思うとしても、この設定でなんでこういう展開になるのか全く理解に苦しむな。いくらなんでも映画化を狙い過ぎだろう。 ところどころ面白い着想はあるんだけどね。 でも考えてみたらほとんど反則な叙述トリックが使われているので、映像化も難しいですね。 (2007/10/26)

Posted byブクログ

2009/10/04

●ジャンルはサスペンスかSFだかで、主人公は数学者と言う微妙な予備知識だけで読み始めたら、地下カジノとか美人の女スパイとか怪しいマッドサイエンティストとかとかとか、いつかどこかで見たような道具立てがわんさか。にも関わらず読ませるんですなこれが。いい腕だ。 ●SF読者にはおなじみの...

●ジャンルはサスペンスかSFだかで、主人公は数学者と言う微妙な予備知識だけで読み始めたら、地下カジノとか美人の女スパイとか怪しいマッドサイエンティストとかとかとか、いつかどこかで見たような道具立てがわんさか。にも関わらず読ませるんですなこれが。いい腕だ。 ●SF読者にはおなじみの猫や魔の扱いにはそれほど意表は突かれず、最終的には「えっそっちの方向に行っちゃうのかっ!?Σ(´Д`;)」的な展開になってしまいますが、まあいいか・・・素直な終わり方ですよ・・・・・。

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2009/10/04

主人公はとある薬の作用により複数起こる得る未来から自分の好きな(都合の良い)未来を選び取る能力を得る。それを利用する者と主人公の戦い。 視覚的なイメージが強烈に浮かび上がる。上下巻だが一気に読めた。なかなか面白い小説でした。 でも、主人公が複数の未来から自分に都合の良いものを選ぶ...

主人公はとある薬の作用により複数起こる得る未来から自分の好きな(都合の良い)未来を選び取る能力を得る。それを利用する者と主人公の戦い。 視覚的なイメージが強烈に浮かび上がる。上下巻だが一気に読めた。なかなか面白い小説でした。 でも、主人公が複数の未来から自分に都合の良いものを選ぶシーンで、うまくいかない未来を「巻き戻し」ってのはちょっと… 選択肢から選び取るイメージではないな。(図書館)

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2009/10/04

上下巻で読み応えたっぷり。次は次はって先が気になってあっという間に読破。なのに、なんなの、この読み終えたあとの虚しさは。人間が薄っぺらいのよ。どんな生い立ちなのか語られても、そこでその人がどう思ったのか、喜怒哀楽がない。確率論など知的好奇心は満足させてくれるのかもしれないけど、小...

上下巻で読み応えたっぷり。次は次はって先が気になってあっという間に読破。なのに、なんなの、この読み終えたあとの虚しさは。人間が薄っぺらいのよ。どんな生い立ちなのか語られても、そこでその人がどう思ったのか、喜怒哀楽がない。確率論など知的好奇心は満足させてくれるのかもしれないけど、小説としてはダメ。

Posted byブクログ

2011/07/17

数学的にありえない。現実的にもありえない。統計学者のケインとCIAのナヴァ。後半はアクションものでしたね。確率統計的に、最後のおちはどうなのかな。少し納得のいかない部分もでてきましたが、前半の勢いのまま面白く一気読みでした。

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2009/10/04

主人公の「能力」があまりに強くて、「どうせうまく切り抜けるんだろう」と思ってしまって、物語の緊迫感というかハラハラ度が少々下がった印象。思っていたよりもありえなさすぎたというところか。トヴァスキー教授の正体もちとあざといような…。まあ個人的に謎に振り回される上巻のほうが好きだった...

主人公の「能力」があまりに強くて、「どうせうまく切り抜けるんだろう」と思ってしまって、物語の緊迫感というかハラハラ度が少々下がった印象。思っていたよりもありえなさすぎたというところか。トヴァスキー教授の正体もちとあざといような…。まあ個人的に謎に振り回される上巻のほうが好きだったというだけで、全体としては楽しかった。謎、知識、アクション、スリルが詰まった、読み応えのあるエンターテインメント。

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2009/10/04

ジェットコースターに乗ってるみたい。 なんて、陳腐なことしか言えないぐらい あっという間に読み終えてしまった。 脳の世界、意識の世界の果てしなさ、に 興味をそそられてしかたない感じ。 難しそうな専門知識も、この本でなら 勉強してみようかな?って気に、なるw 結末が、どこか切なく感...

ジェットコースターに乗ってるみたい。 なんて、陳腐なことしか言えないぐらい あっという間に読み終えてしまった。 脳の世界、意識の世界の果てしなさ、に 興味をそそられてしかたない感じ。 難しそうな専門知識も、この本でなら 勉強してみようかな?って気に、なるw 結末が、どこか切なく感じたのは、 どっぷりこの本の世界に浸かっていた証拠。 訳者のあとがきも最後まで読んでほしい。

Posted byブクログ

2011/07/17

下巻は、上巻で期待していたのとは違う、ただのスパイ小説かアクション小説、つまらないSF小説になってしまった。まあいいけど。確かに映画向きな展開ですね。せっかく確率論とか持ち出したんだから、そこのとこもう少し膨らませて欲しかった。

Posted byブクログ