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数学的にありえない(下) の商品レビュー

3.5

53件のお客様レビュー

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2023/12/15

物性研の所内者、柏地区共通事務センター職員の方のみ借りることができます。 東大OPACには登録されていません。 貸出:物性研図書室にある借用証へ記入してください 返却:物性研図書室へ返却してください

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2022/10/30

上で、たくさんでてきた話が、最終的にきれいにまとまって解決できてよかった。 ケインが賭け事をする時に、どんなに先読みしても望む手が出ない、過去に起こったことは改変出来ないから。 ラプラスの魔になったとしても、選択できる未来がわかるだけ、万能?ではないんだなーと思った。 最後、どう...

上で、たくさんでてきた話が、最終的にきれいにまとまって解決できてよかった。 ケインが賭け事をする時に、どんなに先読みしても望む手が出ない、過去に起こったことは改変出来ないから。 ラプラスの魔になったとしても、選択できる未来がわかるだけ、万能?ではないんだなーと思った。 最後、どうして、ケインがラプラスの魔に選ばれたのか、どうして事件に巻き込まれたのか、、、なるほどーと思った。 おもしろかった!

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2021/03/14

どこかに“ダヴィンチ・コードの次はこれ!”と紹介されていたので挑戦。ダヴィンチコードから随分時間が経ってるけれども。 数学者だが、癲癇の発作が原因で教壇に立てなくなったデイビッド・ケインは、 闇ポーカーにて多大な借金を抱えてしまう。 その借金を返済すべく恩師に働き口の相談に行く...

どこかに“ダヴィンチ・コードの次はこれ!”と紹介されていたので挑戦。ダヴィンチコードから随分時間が経ってるけれども。 数学者だが、癲癇の発作が原因で教壇に立てなくなったデイビッド・ケインは、 闇ポーカーにて多大な借金を抱えてしまう。 その借金を返済すべく恩師に働き口の相談に行くが、そこに同席したトヴァスキーという研究者の研究に 巻き込まれてしまう。 一方で、CIAのナヴァ・ヴァレーという女性調査員は北朝鮮の組織との取引に失敗し、追われる身となってしまう。 彼女が助かるには、トヴァスキーの研究内容及びアルファ被験者を売る事だった。 ケインとナヴァ。追われる立場になった2人の命運はいかに。 とにかく色々な事が目まぐるしく起きる小説、という印象。 人物も続々と登場し、それぞれがそれぞれの思惑で動く。 そしてその中心にいるのがケインとナヴァという事。 「数学的にありえない」という題名から、もっと小難しい理論などが並ぶものかと思っていたが、 どちらかといえばアクションが多い。 しかし、話の根幹にはもちろん数学(確率論)が存在する。 確かにダヴィンチコードに似た感じの小説である。 ケインはどうやら「可能性がある未来の数多くを予測出来、それぞれの因果関係を知る」という能力が備わっている模様。 その能力を追って色んな人が絡むわけだが、本人はこの能力をあまり歓迎していない。 何より、普通の生活を送りたいだけのようにも感じる。 最終的にケインはどうなるのか。ナヴァとの関係も含め、下巻が楽しみである。

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2020/02/07
  • ネタバレ

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なるほど、「数学的」というのは、「確率的」ということだったのね。 一つのちょっとした挙動に連動して、展開が進んでいくピタゴラスイッチみたいな。 後半からは読む手が止まらなくなりました。 このあとその能力を得たケインはどう生きていくんだろうとか考えてしまう。

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2017/08/15

「数学的にありえない」というよりは、「物理学的にありえない」の方が内容的には適切だと思います。 が、「数学的にありえない」の方がキャッチーですね。 ラプラスの悪魔(本書では「ラプラスの魔」)と不確定性原理を組み合わせて、未来を予知できる人間(とはいえ、的中率は100%ではな...

「数学的にありえない」というよりは、「物理学的にありえない」の方が内容的には適切だと思います。 が、「数学的にありえない」の方がキャッチーですね。 ラプラスの悪魔(本書では「ラプラスの魔」)と不確定性原理を組み合わせて、未来を予知できる人間(とはいえ、的中率は100%ではないですが)を設定した小説でして、個人的には、東野圭吾の『ラプラスの魔女』に近いものを感じました。 設定や登場人物の駆け引きに強引さを感じたのは、原著ではないからかもしれませんが、もう少し設定が丁寧だと、もっと面白かったかもしれません。 そういう意味では、若干、残念な作品かもしれません。 ちなみに、松岡正剛のWEBサイトである千夜千冊にも、この本が紹介されているのですが、そのサイトでは、「癲癇(てんかん)」とすべきところが、すべて「癇癪(かんしゃく)」になっていました。 おそらくこれは、致命的なミス(松岡正剛によるミス)で、このミスをしてしまうと、この本の世界観が、ガラッと変わってしまうように思いますので、今後、この本を読まれる方は、そういうミスはしないよう、気を付けてくださいね。

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2015/11/15

アメリカの作家アダム・ファウアー、2005年発表の小説。統計学と量子力学の蘊蓄がたっぷりのSF的サスペンス。とても面白いエンターテインメントです。 統計学が専門の天才数学者ケインが主人公。ギャンブル中毒で癲癇の発作にも悩まされているケインはギャンブルで莫大な借金を背負い、しかも...

アメリカの作家アダム・ファウアー、2005年発表の小説。統計学と量子力学の蘊蓄がたっぷりのSF的サスペンス。とても面白いエンターテインメントです。 統計学が専門の天才数学者ケインが主人公。ギャンブル中毒で癲癇の発作にも悩まされているケインはギャンブルで莫大な借金を背負い、しかも頻発する癲癇の発作のために金策もままならないという危機的状況に陥ります。やむなく癲癇の新薬試験に同意するケイン、しかし新薬を服用した結果幻覚を観るようになります。それは副作用としての統合失調症の発症なのか、それとも・・・。 前半は一見関係ない多数の登場人物の話を細切れで繋いでいき、やがてそれらの話がより合わさって、後半は怒濤のサスペンスとなるという物語り。 元CIA工作員の女性やNSAの研究機関が絡んでの逃走と追跡、奪還の物語りは読み応えがあります。 集合的無意識へのアクセスによる未来予知、というかなりSF的色彩の強い作品ですが、数学や物理学、天文学などの蘊蓄はわりと初心者向けの易しいもの。特に量子力学や決定論の解説は私のような門外漢にもわかり易くとても面白く読むことが出来ました。

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2014/06/11

話の途中で出てくる数学・物理学の薀蓄もいまいち。エントロピーといえばクラジウスかボルツマンだし、クオークの名前も最後2つが変だし。テンポよく話は進められているのだから、あれは不要では。

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2013/11/17

前巻のまさに続きといったところから始まる。 ますますスピードアップしてトンデモな展開が繰り広げられるけど、 アクションが増えているのでテンポ良く楽しめる。 美女が悪漢筋肉男を倒していくのって、映画化されそうな展開ですよね。 しっかりと兄弟の絆も描かれていて、大満足な結末でした。

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2013/10/02

未来を見る力を有効に使って窮地を脱して行く所が面白い。一見あり得ない選択をしているように思えるがそれが後になってつながって行く。

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2013/08/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ケインとナヴァがニューヨークからフィラデルフィアへ。残酷な場面がやや多いですが、まるでアクション映画を生々しく見ているような臨場感でした。美人スパイ・ナヴァの強さとケインの頭の良さ、そしてケインと双子の兄のジャスパー・ケインの兄弟愛など、読ませどころです。ジャスパーのクォークとレプトンについての物理に関する演説なども統計学と並んで読ませる場面でした。映画化されれば「ダヴィンチ・コード」よりもよっぽどリアリティーがある楽しい作品になりそうです。

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