フェルマーの最終定理 の商品レビュー
もっと早くに読むことができたなら人生変わったかもしれないとすら思える本。 数学、しいては数そのものに対する姿勢が必ず変わる。 中高生には有無を言わさず読ませるべき。数学が苦手ならなおさらである。
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17世紀の数学者ピエール・ド・フェルマーが発見した数学界最大の難題「フェルマーの最終定理」。 話は、定理の原型である『ピュタゴラスの定理』から始まる。 ピュタゴラスが発見した完全数・三つ組み数・友愛数などで数の神秘さ美しさに触れ、数学・数論の連綿たる歴史と数学者の人生、フェルマ...
17世紀の数学者ピエール・ド・フェルマーが発見した数学界最大の難題「フェルマーの最終定理」。 話は、定理の原型である『ピュタゴラスの定理』から始まる。 ピュタゴラスが発見した完全数・三つ組み数・友愛数などで数の神秘さ美しさに触れ、数学・数論の連綿たる歴史と数学者の人生、フェルマーの定理に挑戦しては散っていった数学者苦難の歴史や逸話がドラマティックに語られる。 そしてクライマックスは、アンドリュー・ワイルズによるフェルマーの定理が証明されるまでの挑戦・挫折そして栄光を掴むまでの物語。 著者サイモン・シンの難解な問題を平易に読みほぐすストーリーテラーぶりと、青木薫の名翻訳が光る。
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暗号解読と比べてはしょってる部分が多い気がします。たしかに数学的な議論を紙面でやられてもわからないかもしれないけど、それでも暗号解読はちゃんと解説してた。面白いには面白い…が伝記で終わってはいないだろうか。
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先日の5/8 NHK クローズアップ現代「アルファブロガー」で紹介されていた書評ブログの「情報考学 橋本大也」 そこで絶賛され、番組でも取り上げられていた「フェルマーの最終定理」を読んだ。 文庫本で500ページ、難しそうな数学の証明の話を読めるか不安だったが、息子も学校の数...
先日の5/8 NHK クローズアップ現代「アルファブロガー」で紹介されていた書評ブログの「情報考学 橋本大也」 そこで絶賛され、番組でも取り上げられていた「フェルマーの最終定理」を読んだ。 文庫本で500ページ、難しそうな数学の証明の話を読めるか不安だったが、息子も学校の数学の教師に推薦されたので読むということで、ほぼ同時並行で読んだ。 息子と同じ本を読んで、コメントしあえることに、ちょっと快感。 昨年12月に、朝日新聞のニッポン人脈記に、数学する人々が特集され、同窓で、現在カリフォルニア大学デイヴィス校数学科長のMotohico Mulase の写真が載った。 http://mixi.jp/view_diary.pl?id=294420070&owner_id=3413510 今まで、数学をやる人は何をやっているのか全くわからない世界であったが、今回これを読んで「純粋数学の面白さ」を垣間見た気がした。 気に入ったポイント ?第?章 背理法:「数学とは無知の海に浮か知識の島々からなる世界である。」 ・・それをつなぎあわせる数学の橋の価値・・・ ?第?章:絶対的真理を奉ずる数学においては、それでもなお厳密な証明が必要なのである。 ?日本人数学者の活躍が書かれていること
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数の不思議、数の真理。何気なく今まで使っていた数について新しい発見があります。3世紀前にフェルマーが示した定理。過去幾人もの数学者がその定理を証明しようとして失敗してきたが、アメリカの数学者ワイルズによってついにその定理が解き明かされる。
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この手の本は、非常に面白い。個人的に大好きです。 フェルマーの定理が生み出される以前の数学に関する背景や、なぜフェルマーの定理が数学史上最大のなぞといわれているのか、などが緻密に描かれています。 数学の知識が無くとも楽しめる一冊。 一度、失われかけた最終定理の価値を、取り戻したの...
この手の本は、非常に面白い。個人的に大好きです。 フェルマーの定理が生み出される以前の数学に関する背景や、なぜフェルマーの定理が数学史上最大のなぞといわれているのか、などが緻密に描かれています。 数学の知識が無くとも楽しめる一冊。 一度、失われかけた最終定理の価値を、取り戻したのはある2人の日本人のおかげだということに興奮!
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「Xn+Yn=Zn(nはn乗を表す)nが2より大きいとき、この方程式を満たす自然数の組(X,Y,Z)は存在しない。私はこの命題の真に驚くべき証明を持っているが、余白が狭すぎるのでここに記すことはできない。」 17世紀フランスの数学者が後世の数学者たちにかけた数学界最大の謎「フ...
「Xn+Yn=Zn(nはn乗を表す)nが2より大きいとき、この方程式を満たす自然数の組(X,Y,Z)は存在しない。私はこの命題の真に驚くべき証明を持っているが、余白が狭すぎるのでここに記すことはできない。」 17世紀フランスの数学者が後世の数学者たちにかけた数学界最大の謎「フェルマーの最終定理」。この定理の証明に挑んだ数学者達の歴史をたどるとともに、数学とはどういう学問かについて教えてくれる最良の一冊。 それにしても数学とはなんと美しいものであろうか!知識さえあれば小学生にでも分かるであろうこのシンプルな式!最終的な証明者となったアンドリュー=ワイルズは小学生のときにこの式と出会い、それ以後この定理を証明するために数学を志し、そして証明した。数学界の常識とはまったく逆をいく一人での孤独な研究の日々、そして世界中の数学者たちが編み出したテクニック=武器を利用してフェルマーに挑んだワイルズのストーリーは涙なしには読めなかった(証明されたときと、読み終わったときの2回泣いた・・・)。 もちろんそれにいたるフェルマー以後の数学者達の挑戦や、古代ギリシア以来の数学発展の系譜などが非常に読みやすくまとめられている。日本人の視点から見れば、フェルマーの最終定理証明の切り札になったといえるであろう「谷山=志村予想」の存在は日本の数学界のレベルの高さを示すもであり、世界に誇れるのではないだろうか? この本の最大の功績は、本来専門的な知識がなければ理解することができないであろう数学の世界を私のような文系の読者でも分かるように描いた点にある。そしてまた、それを非常に分かりやすい日本語に翻訳した訳者の功績もたたえたい。 数学に対する印象が変わるこの一冊を是非ご一読あれ!!!
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フェルマーの最終定理がイギリスの数学者、アンドリュー・ワイルズによって証明されるまでを追ったドキュメンタリー。 どのようにしてフェルマーの定理が生み出され、過去どんな数学者たちがこの難問に取り組み挫折していったかという、数学の歴史についても興味深く解説しています。 数学の知識...
フェルマーの最終定理がイギリスの数学者、アンドリュー・ワイルズによって証明されるまでを追ったドキュメンタリー。 どのようにしてフェルマーの定理が生み出され、過去どんな数学者たちがこの難問に取り組み挫折していったかという、数学の歴史についても興味深く解説しています。 数学の知識がなくても、筆者(もちろん役者も)の語り口がわかりやすくどんどん引き込まれていきました。 著者の最近の本は「ビッグバン仮説」という宇宙の始まりについてのノンフィクションだそうです。こちらも近いうちに読んで見たいと思います。
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数学を知らない人にフェルマーの最終定理解明のすばらしさをうまく伝えられている本。フェルマーの最終定理自体、発展性がなく数学的には何の意味もないものだという話は知っていた。ただそれを解く過程に大きな数学の発展があり、そしてドラマがあった。これらを見事に表現している本であった。
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数学というものがいかにして発展してきたかから始まり、歴史的超難問となったフェルマーの最終定理を解くまでのドラマが描かれている。 数学は完全でなければならないってのがムズ痒く、しかし数学者の完全性を証明する情熱がまた面白い。 知っている数学者だ出てくるのでちょっとうれしい。
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