フェルマーの最終定理 の商品レビュー
フェルマーの最終定理って…なに?というか数学かーとかなり苦手意識を持って読み始めたがおもしろい。日本人や女性が取り上げられているところも訳者の言うとおりよい。谷山豊氏、ガロアが印象的。
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タイトルの取っ付きづらさに反して内容の平易さはあの「罪と罰」と同等。 完全文系の自分でもツラツラ読める(後半はさすがにややこしい用語や数式が出て難儀したが) 緻密な数学世界の一端が垣間見えて面白い
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かなり面白い。 固い話ではなく、フェルマーの最終定理を取り巻く数学者達の人間ドラマ。 ピタゴラスの定理、など馴染みのある言葉も出てくるので取っつきやすい。へぇー!な事実もあって楽しめる。 嫌々やってた数学に、こんな背景があったとは想像しようともしなかった。 数学にはドラマとロマン...
かなり面白い。 固い話ではなく、フェルマーの最終定理を取り巻く数学者達の人間ドラマ。 ピタゴラスの定理、など馴染みのある言葉も出てくるので取っつきやすい。へぇー!な事実もあって楽しめる。 嫌々やってた数学に、こんな背景があったとは想像しようともしなかった。 数学にはドラマとロマンが詰まっている。
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ピタゴラスの数論の成り立ちからアンドリューワイルズがフェルマーの最終定理の証明に至るまでの様々な数学者の葛藤、苦悩、称賛、名誉など歴史的背景も含めて鮮やかに描いている。頭からお尻まで終始面白かったが、オイラーの凄まじい数学者人生と谷山志村のエピソードが特に印象的だった。
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17世紀の数学者フェルマーが証明したと主張し、20世紀後半にアンドリュー・ワイルズが実際に証明した定理について記した本。 実際にはピタゴラスの三平方の定理や四色問題の計算機に依る証明など数学上の発見についても適宜説明されている。時代が進むにつれてほとんどの読者にとって到底理解でき...
17世紀の数学者フェルマーが証明したと主張し、20世紀後半にアンドリュー・ワイルズが実際に証明した定理について記した本。 実際にはピタゴラスの三平方の定理や四色問題の計算機に依る証明など数学上の発見についても適宜説明されている。時代が進むにつれてほとんどの読者にとって到底理解できない水準の数学に話が及ぶが、それでもその歴史的重要性や当事者の心理について追体験できるような書き方になっている。
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読了。べらぼうに面白かった。フェルマーの最終定理というタイトルだけど、それだけを解説した本というわけではない(むしろ難しすぎるので途中からは詳しい説明を省いている)。ピュタゴラスからはじまってオイラーやニュートンなど著名な数学者・科学者が次々と関わってくるので、ソフィー・ジェルマ...
読了。べらぼうに面白かった。フェルマーの最終定理というタイトルだけど、それだけを解説した本というわけではない(むしろ難しすぎるので途中からは詳しい説明を省いている)。ピュタゴラスからはじまってオイラーやニュートンなど著名な数学者・科学者が次々と関わってくるので、ソフィー・ジェルマンのくだりでついにガウスが出てきたときには思わず「キター」と叫んだ(心の中で)。基本的にはノンフィクションなので、出来事そのものが面白いということなんだけど、文章が読ませるので面白さが数倍になっている。なんどでも読みたい作品。
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数学って単なる計算だと思っていたが、この本を読んでその考えが間違っていたことが分かった。 フェルマーの最終定理という簡単そうな証明が、幾重にも時代を超えて挑戦者をボコボコにしてきたのは大変面白く感じる。そういった諦めていった数学者の熱意を継いでくる人がいつの時代にもいるものだ。 ...
数学って単なる計算だと思っていたが、この本を読んでその考えが間違っていたことが分かった。 フェルマーの最終定理という簡単そうな証明が、幾重にも時代を超えて挑戦者をボコボコにしてきたのは大変面白く感じる。そういった諦めていった数学者の熱意を継いでくる人がいつの時代にもいるものだ。 人から人へ、巨人の肩に乗りながら最終定理に挑む姿は、ロマンを感じる。 あーでもないこーでもない、その何百回の繰り返しが最終定理の証明まで行き着くストーリーは大変面白い。
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●フェルマーの最終定理だけでなく、ピュタゴラスの定理や数論、オイラーの関係式など様々な知見について知ることができた。
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短い命のニンゲン達が、 ある天才の遺した化け物に挑んでは散り、挑んでは散り、 何百年の後に一人の少年が、 今まで散っていった英雄たちの力と武器を受け継いで その化け物に立ち向かう。 ファンタジーに見紛うほど美しくて重厚な、人間と世界の物語。
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