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高慢と偏見(下) の商品レビュー

4.4

52件のお客様レビュー

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2022/03/01

読みやすく面白い。 クセのある登場人物が多く、筆者の人間観察力に脱帽した。ベネット夫人をはじめとしてやや憎たらしいキャラクター達もどこか笑ってしまうように描かれている。 下巻に入ってからはダーシーとエリザベスの関係がどう進んでいくのかワクワクがおさまらず、一気に読んだ。 心地よい...

読みやすく面白い。 クセのある登場人物が多く、筆者の人間観察力に脱帽した。ベネット夫人をはじめとしてやや憎たらしいキャラクター達もどこか笑ってしまうように描かれている。 下巻に入ってからはダーシーとエリザベスの関係がどう進んでいくのかワクワクがおさまらず、一気に読んだ。 心地よい感動を味わえ、幸せな気分に浸れる小説である。

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2022/02/06

古典的恋愛と結婚。 女性が働いて賃金を得る時代じゃ無いから、結婚は生きていくための、いわば就職活動。 愛がないと云々、かと思えば先立つものは経済的安定云々…今日的課題も。 結婚はゴールではなく、スタート。この時代の身分違いの結婚は、相手の家族と縁を切るくらいの勢いないと親戚付き合...

古典的恋愛と結婚。 女性が働いて賃金を得る時代じゃ無いから、結婚は生きていくための、いわば就職活動。 愛がないと云々、かと思えば先立つものは経済的安定云々…今日的課題も。 結婚はゴールではなく、スタート。この時代の身分違いの結婚は、相手の家族と縁を切るくらいの勢いないと親戚付き合い厄介なことこの上なしと感じつつ終幕。

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2021/12/04

ラブストーリーといいながらも遅々として進まないなぁとぼんやりページを繰っていたけど、リディアの出奔に対するダーシーのなんともイケメンな対応に惚れ惚れ。ベネット家はみなそれぞれいわゆるキャラ立ちをしており、会話劇が痛快だった。何度か映画化していると記憶しているけど、確かに映画にした...

ラブストーリーといいながらも遅々として進まないなぁとぼんやりページを繰っていたけど、リディアの出奔に対するダーシーのなんともイケメンな対応に惚れ惚れ。ベネット家はみなそれぞれいわゆるキャラ立ちをしており、会話劇が痛快だった。何度か映画化していると記憶しているけど、確かに映画にしたら面白そう。映画の方も見てみたい。

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2021/10/29

とにかく面白かったです。面白くて2日で読了。 エリザベスの知的で陽気な性格がとても素敵。 ダーシーとの展開にワクワクしながら読みました。

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2021/07/14

大きな波乱はないが、噛み締めるような喜びがある。エリザベスのキャラ勝ち。ダメな妹夫婦ともうまく付き合っていく。賢明さが光る。

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2021/02/28

小説の面白さとは、プロットの強靭さだということを思い知る。これはグレート・ギャツビーを読んだ時にも思ったし、風と共に去りぬを読んだ時にも思った。人を小説に没入させる面白さの正体とは(ありきたりなことだけど普通に考えて)プロットの強靭さだという確証。子供のころはこんなこと、当たり前...

小説の面白さとは、プロットの強靭さだということを思い知る。これはグレート・ギャツビーを読んだ時にも思ったし、風と共に去りぬを読んだ時にも思った。人を小説に没入させる面白さの正体とは(ありきたりなことだけど普通に考えて)プロットの強靭さだという確証。子供のころはこんなこと、当たり前に知っていたのに、成長するにつれて目が曇っていた。結局のところ、人間は少しだけ賢くはなるのだけれど本質は変わらないため、子供の頃の直感みたいなものが大切なのだとこんな歳になって考える。しかし、何度読んでもエリザベスのキャラクターは素晴らしい。心にずっと置いておきたい大切な女の子。ダーシーは改めて読んで思ったけど、1994年BBC版のコリン・ファースよりはそれなりに笑顔のある男のようで、それも驚いた。コリン・ファースのダーシーはクールすぎる。それが最高なのだけれど。 本当は原文で会話のセンスを感じられると良いのだけれど、そんな英語力もなく。いずれは…と思いますが。

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2020/08/06

「高慢と偏見」は、冒頭の文章が非常に有名なので、そこが翻訳者にとっては最初の腕の見せ所となる。 腕によりをかけて訳文を練っているので、それぞれの特徴も読み取りやすい。 こちらのサイト(https://madamnote.com/compare-translated-books/...

「高慢と偏見」は、冒頭の文章が非常に有名なので、そこが翻訳者にとっては最初の腕の見せ所となる。 腕によりをかけて訳文を練っているので、それぞれの特徴も読み取りやすい。 こちらのサイト(https://madamnote.com/compare-translated-books/)では、その部分を並べて紹介しており、この中野訳はその中でも高い評価を受けている。 ただ、最初に読んだ中公文庫の大島訳は、ネタバレということでランク外になっているけれども、ストーリーをだいたい知っている人にはあまり関係はないので、そういう人が最初に読むとすれば、絵入りの中公文庫が当時の風俗を知る上でも良いのではないか思う。

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2020/05/02

結末を知ってても、2人のやり取りが本当にいい。 手紙でこんなにも感情が揺れ動くっていいですね。 今の時代には無い素敵な文化。

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2019/12/04

言わずと知れたイギリス古典の名作で、サマセット・モームが『世界の十大小説』にも挙げている本作。読んでみるとなるほどたしかにまるでジェットコースターのように次々と形成が変化する恋愛模様がなかなかに面白く、近年も映画化されるなど長く読み継がれてきた理由がよくわかる。内容はちっとも古び...

言わずと知れたイギリス古典の名作で、サマセット・モームが『世界の十大小説』にも挙げている本作。読んでみるとなるほどたしかにまるでジェットコースターのように次々と形成が変化する恋愛模様がなかなかに面白く、近年も映画化されるなど長く読み継がれてきた理由がよくわかる。内容はちっとも古びておらず、むしろ今日に至るまで多く作られている恋愛小説やドラマの原型であるとすらいえるだろう。ただ、申し訳ないが本作をあまり高く「評価」したいとも思えなかった。事件らしい事件は起こらないし、世界もあまりにも狭い。おなじ姉妹の惚れた腫れたの話は、所詮「コップの中の嵐」である。それでもストーリイテラーとして力があることは間違いないし、21歳でこの完成度は驚愕に値する。ただ、やはり個人的な好みとは合わないことが残念である。

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2018/11/20

エリザベスの知性、溌剌とした明るさに、こちらも元気づけられ、明るい気持ちになった。 いつしかダーシーとエリザベスが大好きになっていた。 情景描写、人物描写ともに細密で、特に下巻はエリザベスとともにイギリス中を旅しているような気持ちになった。 よい本を読んだ、という満足感に満たされ...

エリザベスの知性、溌剌とした明るさに、こちらも元気づけられ、明るい気持ちになった。 いつしかダーシーとエリザベスが大好きになっていた。 情景描写、人物描写ともに細密で、特に下巻はエリザベスとともにイギリス中を旅しているような気持ちになった。 よい本を読んだ、という満足感に満たされている。

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