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ニーチェ入門 の商品レビュー

4.1

66件のお客様レビュー

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2011/11/01

『ツァラトゥストラ』を読んで、さっぱりわからなかったので、 何か悔しいから、この本を手に取りました。 うむ、よし! 大体わかった、ような気がする。 徹底的なルサンチマン批判、徹底的なニヒリズムからの脱却、 「それでも生きるってすばらしいことなんだよ」 とニーチェが言ってくれ...

『ツァラトゥストラ』を読んで、さっぱりわからなかったので、 何か悔しいから、この本を手に取りました。 うむ、よし! 大体わかった、ような気がする。 徹底的なルサンチマン批判、徹底的なニヒリズムからの脱却、 「それでも生きるってすばらしいことなんだよ」 とニーチェが言ってくれます。 後半、竹田先生が平易な言葉で何度も何度もニーチェ哲学の要点を解説してくれますので、きっと自分にも理解できたのでしょう。 暗いニュースばかりの今の時代にこそ必要な哲学なんじゃなかろうかと、痛切に思いました。 もう一度『ツァラトゥストラ』を読んでみるのはいつの日なんだろう。

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2011/09/12

最初のニーチェ本として適書。これ一冊でニーチェについてはかなり見通しがよくなる。ルサンチマン(復讐意志)とは何か、キリスト教や真理の追求が、なぜ最終的にはニヒリズムに帰着してしまうのか、についてかなり丁寧に書かれている。良書。

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2011/08/23

力への意志、永遠回帰、ルサンチマンといったニーチェ思想のキーワードを解説しています。ただやはり哲学ということで難解ではありました。しかし一般人として理解しやすい部分も多々あり、ニーチェ入門のタイトルには相応しいかと思います。 ニーチェは「解釈のみがある」と主張しますが、やはり哲学...

力への意志、永遠回帰、ルサンチマンといったニーチェ思想のキーワードを解説しています。ただやはり哲学ということで難解ではありました。しかし一般人として理解しやすい部分も多々あり、ニーチェ入門のタイトルには相応しいかと思います。 ニーチェは「解釈のみがある」と主張しますが、やはり哲学も解釈の世界。この本においても当然著者のバイアスがあるため、これがニーチェ思想だ、と断言はできないのだろうな、とも思いました。これをきっかけに、関連する哲学者やほかの解説本などを読み進める。そういった中で自分なりのニーチェ像が描けるのだと思います。

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2012/04/08

ニーチェの思想を時系列に紹介し、ルサンチマンとそれが生み出すニヒリズム、超人、永遠回帰、力への意志などの概念を解りやすく詳説する。 本書のポイントは各要所に主著の原文(日本語訳)が引用され、直後にそれに対する通説的な解釈や著者自身の解釈が記述されている点にある。 これによって...

ニーチェの思想を時系列に紹介し、ルサンチマンとそれが生み出すニヒリズム、超人、永遠回帰、力への意志などの概念を解りやすく詳説する。 本書のポイントは各要所に主著の原文(日本語訳)が引用され、直後にそれに対する通説的な解釈や著者自身の解釈が記述されている点にある。 これによって我々はニーチェの原説へ直に触れる機会を得るとともに、理論のスムーズな咀嚼を試みることが出来るのだ。また、ニーチェ理解にも一定程度の客観性を付与することができる。 まさに入門書にはうってつけの書籍であろう。 ちなみに哲学門外漢の私は、岩田靖夫 著『ヨーロッパ思想入門書』(岩波ジュニア)を側に置いて拝読させていただいた。ご参考までに。

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2011/07/29

要点が簡潔にまとまっていて、とても形式として分かりやすい。あっというまに読めましたし。だけど、根本的なところが納得というか、共感できないな。普通に当たり前だとおもってしまうのだが

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2011/06/02

ニーチェ入門とタイトルにあるが、入門というほどやさしくなく、どちらかというと中級といった感じでした。内容は納得してしまえば、読み切れる内容で分かりやすかったです。何度か断念しましたが、他の作品で知識をつけたらゆっくりですが、読めました。

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2010/12/01

(個人的なメモ、途中) 面白い。 ニーチェもだけど、こんなにわかりやすくまとめられる著者すごい、偉い、賢い。 ツァラトゥストラを買ってぱらっとしただだけで、 ほぼニーチェを避けて通ってきたのが、なんでだか思い出した。 そしてやはり、若い頃は読まなくてよかったかもしれない。 ...

(個人的なメモ、途中) 面白い。 ニーチェもだけど、こんなにわかりやすくまとめられる著者すごい、偉い、賢い。 ツァラトゥストラを買ってぱらっとしただだけで、 ほぼニーチェを避けて通ってきたのが、なんでだか思い出した。 そしてやはり、若い頃は読まなくてよかったかもしれない。 自己中心であるとか、どうしてこういうattitude、考え方があるのだろう?と 常々疑問だった塊がニーチェが照らした解読により溶ける。 なるほど、ダメひげフリッツだの中2だの、と呼ばれるのもわからんでもない。 現代日本ならただの2ちゃんねらーになってるだろうか? けれど、だめもココまできたら、ダメを超えて優秀な「超人」なのだ。 なんでもとことんやる、できる人ってのは、その他大勢から抜きんでた「超人」なのだ。 * 「反」の旗をかかげ、激しく思想ロックなのかなと思う。(当時) ロックのあるいまは、ロックが若者や人間のこういう気づきや衝動をなだめて、 破滅しないかわりに安物で終わらせちゃってるのかもしれない。(ルサンチマンによる陳腐化ってやつか?) そういう意味で、当時の大人が揶揄したようにロックは悪魔の音楽だったのかなーとも思う。 きらきらした生に死の息をふきかけるやさしい悪魔。  まあ、ロックに限らず。  若者に日々の慰めなんていらない。  己と闘い続けないと、  煌めきなんて、すぐに手のひらからこぼれてしまう。すぐに誰かに持っていかれてしまう。

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2010/11/09

 著者の「あとがき」にあるように、僕も学生の頃『ツァラトゥストラかく語りき』というタイトルの訳書を、 ニーチェという名前につられて読んだことがある。「さっぱり理解できず」途中放棄である。ここからは 著者とは違ってそのまま、今日まで手つかずであった。  そして、本書の読後感は、...

 著者の「あとがき」にあるように、僕も学生の頃『ツァラトゥストラかく語りき』というタイトルの訳書を、 ニーチェという名前につられて読んだことがある。「さっぱり理解できず」途中放棄である。ここからは 著者とは違ってそのまま、今日まで手つかずであった。  そして、本書の読後感は、「結び」で「一時期おびただしく現れたような難解じみた、持って回った言い回しをやめて、とにかくできるだけ明瞭にニーチェの主張を読者に示すということである」という著者の狙いは成功している。  キリスト教、ヨーロッパ近代哲学の「真理」「道徳」観念の徹底的批判。「ルサンチマン」と「ニヒリズム」。すべての「価値の顛倒」と新しい「価値の創造」。原著に触れたら、多分まだよく理解できないとは思うが、今は少し分かったつもりでいよう。  しかし、ビジネス界に身を置く自分からみると、ニーチェとは恐るべきパラダイムの変換を企んだ史上最高の「戦略プランナー」だと思わざるをえない。

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2010/10/27

ニーチェの思想とは、何かを知るために、この本を読んだか、見事に裏切られた。書いているな内容が理解できない。 キーワードは、ニヒリズム、ルサンチマン、キリスト教批判、永年回帰、、、意味不明。 ニーチェ思想の大きな三つのはしらは、 1、キリスト教および近代哲学の真理と道徳観かんねん...

ニーチェの思想とは、何かを知るために、この本を読んだか、見事に裏切られた。書いているな内容が理解できない。 キーワードは、ニヒリズム、ルサンチマン、キリスト教批判、永年回帰、、、意味不明。 ニーチェ思想の大きな三つのはしらは、 1、キリスト教および近代哲学の真理と道徳観かんねんへの批判 2、ヨーロッパのニヒリズムについての根本的考察 3、これまでのすべての価値の顛倒と、新しい価値の想像の思想。 これまた、意味不明。 ちなみに、ニヒリズムは人間の理想や価値における神なる超越的根拠の喪失を意味するらしい。

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2014/10/28

[ 内容 ] ルサンチマンの泥沼のなかで「神」や「超越的な真理」に逃避するのか、あるいは「永遠回帰」という「聖なる虚言」に賭け、自らの生を大いに肯定するのか? 二十世紀思想最大の震源地ニーチェの核心を果敢につかみ、その可能性を来世紀に向けて大胆に提示する、危険なほどに刺激的な入門...

[ 内容 ] ルサンチマンの泥沼のなかで「神」や「超越的な真理」に逃避するのか、あるいは「永遠回帰」という「聖なる虚言」に賭け、自らの生を大いに肯定するのか? 二十世紀思想最大の震源地ニーチェの核心を果敢につかみ、その可能性を来世紀に向けて大胆に提示する、危険なほどに刺激的な入門書。 [ 目次 ] 第1章 はじめのニーチェ(生涯;ショーペンハウアーとワーグナー;『悲劇の誕生』について;『反時代的考察』について) 第2章 批判する獅子(キリスト教批判―『道徳の系譜』について;「道徳」とルサンチマン;「真理」について;ヨーロッパのニヒリズム) 第3章 価値の顛倒(「超人」の思想;「永遠回帰」の思想) 第4章 「力」の思想(徹底的認識論としての(認識論の破壊としての)「力への意志」 生理学としての「力への意志」 「価値」の根本理論としての「力への意志」 実存の規範としての「力への意志」) [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

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