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マダム・エドワルダ/目玉の話 の商品レビュー

3.5

57件のお客様レビュー

  1. 5つ

    11

  2. 4つ

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  3. 3つ

    18

  4. 2つ

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2014/08/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

変態? 天才? バタイユの力を知れ! 「マダム・エドワルダ」はそんなに背徳な感じがしませんでしたが、「目玉の話」はちょっとびびった。これを出版してよいのだろうか、いや、よいけど。今でこそ、変態程度で収まるけれど、最初にこれを思いついたんだったら、バタイユは天才だよな、としみじみしたり。卵はエロいね。あと、ミルクと自転車な。 「目玉の話」の方が衝撃的なのは、語りの文体だからかもしれない。まあ、この話を音声で聴く機会はめったにないだろうけど(笑)

Posted byブクログ

2014/02/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

これは強烈な本だな、と感じました。 とてもじゃないですが、普通の人だと 思いっきりこの本はきつく感じると思います。 何でもござれ!なひとには 割と性に合うことでしょう。 でも、扱われている性描写も かなりハードでフェティシズムあふれるものです。 これも耐性がなければ大変なことに。 でも、それだからってえげつない、 という感じではないのです。 何というか、非日常、 人が壊れゆく、一種の美しさを 見た感じがするのです。

Posted byブクログ

2014/01/24

大変読みやすい翻訳。 マダム・エドワルダと目玉の話の差異が面白い。 今年(2014)のセンター試験の小説がマジキチ、と評されていたが、これらの作品が出たら受験生はどのような顔をするのかと想像するだけでニヤリとした。 球体とは、完璧な立体で、心惹かれる美しさを持つのもわからなくもな...

大変読みやすい翻訳。 マダム・エドワルダと目玉の話の差異が面白い。 今年(2014)のセンター試験の小説がマジキチ、と評されていたが、これらの作品が出たら受験生はどのような顔をするのかと想像するだけでニヤリとした。 球体とは、完璧な立体で、心惹かれる美しさを持つのもわからなくもない(そこに性的魅力を持つかは別にして) いやしかし、睾丸も乳房もある意味球体なので、エロシズムを携えた立体なのかもしれない。 訳者があとがきに書いているように、谷崎潤一郎の卍と、痴人の愛と共通があるのか、次はその二作品を、読みたい。

Posted byブクログ

2013/11/18

これほどまでに犯罪的な性に出会ったことは今だかつてなかった。理性や道徳など存在しないかのような彼の文章はしかし、一方で深い人間の内面への考察に満ちている。とまあ、難しい言葉で表してみたものの、一度読んだくらいで語ることは許されないような本だ。彼は哲学者であるらしい。彼の生涯を追い...

これほどまでに犯罪的な性に出会ったことは今だかつてなかった。理性や道徳など存在しないかのような彼の文章はしかし、一方で深い人間の内面への考察に満ちている。とまあ、難しい言葉で表してみたものの、一度読んだくらいで語ることは許されないような本だ。彼は哲学者であるらしい。彼の生涯を追いつつ、他の著作も読んでみたい。しかしこれに素直に共感した友人Tはただものではないと思う。

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2013/09/14

好きな映画のヒロインがこれを読んでたので気になって手を伸ばしたけど、難しすぎて僕にはよくわかんないです。

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2013/08/16

ミルク皿に尻の場面がすごい。常人には到底思いつかないエロティシズム。 哲学的な主題が理解出来なかった。

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2012/12/29

一見、行きずりのポルノ作品に思えて実際は哲学的思想の色濃い「マダム・エドワルダ」にはそういう要素を理解できれば深みに達せますし、気付かなくともページをめくる手が止まらない不思議な力があります。もう一編の「目玉の話」はあらゆる変態行為が行われ面食らい、その裏にある本意に目が向く事な...

一見、行きずりのポルノ作品に思えて実際は哲学的思想の色濃い「マダム・エドワルダ」にはそういう要素を理解できれば深みに達せますし、気付かなくともページをめくる手が止まらない不思議な力があります。もう一編の「目玉の話」はあらゆる変態行為が行われ面食らい、その裏にある本意に目が向く事なく、アブノーマルな勢いに打ちのめされたまま読み終えてしまいました。これは要再読か。それにしても古来より性に関する変態ぶりでは日本人は他の追随を許さない民族だという妙な自負があったのですが、海の向こうにも猛者はいた。そんな感じです。

Posted byブクログ

2012/11/21

何も見えなかった。 何かが、そこに描かれているはずなのに、見えなかった。 読みとれなかった。 多分それは、私は味気ない性欲に縛られているからなのだろう。 球体に対する異常な色欲。 ぬうーん。 勉強不足、だのうー。

Posted byブクログ

2012/11/14

「目玉の話」はすごい。最初から最後まで、変態性欲と悪徳の所業が息つく間もなく展開し、最後のクライマックスの場面に到達する。すごいなと思う。でもどう論評したらいいかわからない。

Posted byブクログ

2012/10/30

 まだ、一歩踏み込んで感想を述べるにいたっていませんが、  バタイユさんをもっといろんな角度から読んでみたくなりました。

Posted byブクログ