しずかな日々 の商品レビュー
こどもの話がこどもの視点できちんと描かれている。こういうのって、案外、おとなの視点が混じりがちで、妙に「こどもの時期は特別にきらきらしてる」ってことが強調されてたりするけれど、本作はそんなことない。こどもはこども。それがとてもいいと思う。ただラストは微妙だ。主人公にはもっと外へ飛...
こどもの話がこどもの視点できちんと描かれている。こういうのって、案外、おとなの視点が混じりがちで、妙に「こどもの時期は特別にきらきらしてる」ってことが強調されてたりするけれど、本作はそんなことない。こどもはこども。それがとてもいいと思う。ただラストは微妙だ。主人公にはもっと外へ飛び出す勇気を持ってほしかった。
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特別盛り上がるわけじゃなく、特別笑うわけじゃなく、特別感動するわけじゃなく、 なのに、すごくよくて、 タイトル通りに、とても静かで、いい本でした。
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◎第45回(2007年)野間児童文芸賞受賞作品。 ◎第23回(2008年)坪田譲治文学賞受賞作品。 2009年9月30日(水)読了。 2009−98。
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きちんとした生活何も特別なことのない普通の生活そういったものの幸せこの本を読むとぬか漬けをつけたりだしをちゃんととったりしなくちゃいけないな と思う。。ヘンな食育の本よりずっとね。
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少年の夏休みって、こんなんだろうなぁ。 暑苦しいはずなのに、思い出の中の夏はいつだって 心地よい風が吹いている。 こんな雰囲気好き。
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内容(「BOOK」データベースより) 講談社児童文学新人賞受賞作家のやさしく、すこやかな、感動作。そうか、少年って、こんなふうにおとなになるのか。 2008.9
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淡々と5年生1年間の生活が描かれている。それもしみじみと良いのだけれど、最後の数ページがとても良い。ちょっと説明しすぎの感もあるけれど。 「(今は会っていない押野が)きっとどこにいたって、忙しくたのしく、まわりの人々を幸せにし、みんなから愛されて過ごしていることと思う」 「人生は...
淡々と5年生1年間の生活が描かれている。それもしみじみと良いのだけれど、最後の数ページがとても良い。ちょっと説明しすぎの感もあるけれど。 「(今は会っていない押野が)きっとどこにいたって、忙しくたのしく、まわりの人々を幸せにし、みんなから愛されて過ごしていることと思う」 「人生は劇的ではないとぼくは思う。・・・ぼくらは日々何かしらの選択をして生きている。・・・今の自分というのは、これまでの過去を全部ひっくるめた結果なのだ。」
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よい本だ。しみじみと読んだ。 築百年は経っている縁側ある家で、子どもにも拭き掃除や仏壇の掃除が決まった役割としてある……私たちの世代の子どもの頃と同じような暮らし。 故あってそこで暮らすことになった少年のみずみずしい感性。それぞれに魅力的な友人たち。そして、祖父。 著...
よい本だ。しみじみと読んだ。 築百年は経っている縁側ある家で、子どもにも拭き掃除や仏壇の掃除が決まった役割としてある……私たちの世代の子どもの頃と同じような暮らし。 故あってそこで暮らすことになった少年のみずみずしい感性。それぞれに魅力的な友人たち。そして、祖父。 著者は1970年生まれだそうだが、彼女の作品は初めて読んだ。 ★は4以上。 作成日時 2007年12月30日 20:25
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内気で存在感の無い小学5年生「エダイチ」少年が、同じ境遇の活発な少年押野に影響され成長する話。 母の転職により交流の無かった祖父の家で暮らすことになるが、小学生の夏はたんたんと過ぎる。 「人生は劇的ではない。ぼくはこれからも生きていく」 この一言に凝縮。 ※中学入試に多く引...
内気で存在感の無い小学5年生「エダイチ」少年が、同じ境遇の活発な少年押野に影響され成長する話。 母の転職により交流の無かった祖父の家で暮らすことになるが、小学生の夏はたんたんと過ぎる。 「人生は劇的ではない。ぼくはこれからも生きていく」 この一言に凝縮。 ※中学入試に多く引用された作品だそうで、言われてみるとそんな感じ。どんな感じ?
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よかった。 こどもの頃の思い出は、大抵がドラマではなく、何気ないものなのだと思う。この本のように。
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