魔女の1ダース の商品レビュー
「ついつい馴染みの可能性に飛びついて未知の可能性を排除してしまう傾向がある」 こういうことは当たり前の様であり、 なかなか言い当てることは難しい。 あまりに日常で普通はわかったつもりになって流してしまうから。 こんなにシモネタが多く、 バッサバッサと世間、他国、政府...
「ついつい馴染みの可能性に飛びついて未知の可能性を排除してしまう傾向がある」 こういうことは当たり前の様であり、 なかなか言い当てることは難しい。 あまりに日常で普通はわかったつもりになって流してしまうから。 こんなにシモネタが多く、 バッサバッサと世間、他国、政府を切り刻むのに 決して下品でなくむしろ爽快な読了感を与えてくれるのは 疑いようもなく著者の暖かい人格と知性のなせる業だ。 点と点が結びついた感動に目頭が熱くなることも 1度や2度ではない。
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「世間一般の常識では、1ダースの鉛筆は12本だが、魔女の世界では13本」 見慣れた風景の中に異分子が混じることで、見えなかったものが見えてくる。常日頃、当然視している正義や常識に冷や水を浴びせるエッセイ集。 *************************** 米原さんの本は...
「世間一般の常識では、1ダースの鉛筆は12本だが、魔女の世界では13本」 見慣れた風景の中に異分子が混じることで、見えなかったものが見えてくる。常日頃、当然視している正義や常識に冷や水を浴びせるエッセイ集。 *************************** 米原さんの本は2冊目。 前回同様、知的な話と柔らか〜い話のバランスが絶妙!軽い大爆笑は無いけれど、読み終わったときには数段脳の展開力が早くなっている感じ。誰にでもオススメしたい1冊。
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最近、にわか仕込みで佐藤優を読んでいると友人に語ったら、うれしそうな口調でこの本を薦めてくれた。私と違ってロシア文学もちゃんと読んでいる彼のことだから、そうそう詰まらないモノを薦めてくるはずもないが、それにしてもこのエッセイは予想以上だった。米原万里は、幼少期をチェコスロバキアで...
最近、にわか仕込みで佐藤優を読んでいると友人に語ったら、うれしそうな口調でこの本を薦めてくれた。私と違ってロシア文学もちゃんと読んでいる彼のことだから、そうそう詰まらないモノを薦めてくるはずもないが、それにしてもこのエッセイは予想以上だった。米原万里は、幼少期をチェコスロバキアで過ごし、帰国したのちはロシア語の同時通訳者として活躍した。その極めて稀有な経歴から察するに、幾度となく価値観の転換を余儀なくされてきたのだろう。彼女の視座は徹底的に相対化されている。多少の事実誤認があるとか、そういう甘っちょろい指摘では、このエッセイの肝は全く揺るがない。本書との出会いがもっと若いうちだったなら、私の大学生活は少し違ったものになっていただろうな、と思わざるを得ない一冊。ただし、ところどころに覗く彼女自身の政治的スタンスは相対化しながら読む必要がある……かな。尤も、彼女自身は自分の政治スタンスの相対化なんてとっくに済ませてるだろうけれど。☆の数は、いろいろ迷ったけど、5で。
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職業柄世界中を飛び回っているので、ある国の常識が他の国の非常識である事を熟知している。そんな著者が世の中の相対性を中心に様々なエピソードをユーモアを交えて語ったエッセイ。 題名は魔女の世界では1ダースは13を意味するという事から取ったもの。 大笑いしつつ読むうちに、言葉や文化...
職業柄世界中を飛び回っているので、ある国の常識が他の国の非常識である事を熟知している。そんな著者が世の中の相対性を中心に様々なエピソードをユーモアを交えて語ったエッセイ。 題名は魔女の世界では1ダースは13を意味するという事から取ったもの。 大笑いしつつ読むうちに、言葉や文化というものの不思議さ、奥深さがよーくわかりますよ。
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これを読んで、カルチャーショックってどんなものかわかりました。 いろんな角度からの見方があるのだと、改めて気付かされます。
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故・米原万里さんのエッセイ。 なんともパワフルであり、あたたかい方だなぁ、と文中の至る所で感じさせられます。 山菜の話・・・強烈だったなぁ(笑
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ロシア語通訳の仕事をしてる人が、今までの経験にもとづいて文化間の摩擦・誤解・混乱の面白い話を語ってます。経済の重要な会合の通訳を務めてるだけあって、歴史の裏話みたいなのもかなりあった。気がする(w 個人的に中国と他の地域の料理の違いの考察みたいなのが面白かった。こういう&quo...
ロシア語通訳の仕事をしてる人が、今までの経験にもとづいて文化間の摩擦・誤解・混乱の面白い話を語ってます。経済の重要な会合の通訳を務めてるだけあって、歴史の裏話みたいなのもかなりあった。気がする(w 個人的に中国と他の地域の料理の違いの考察みたいなのが面白かった。こういう"文化の違い"を扱った本は好き。ちょっと文がクドくて読みにくかったけど。
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あなたの常識、わたしの非常識。日本の常識、世界の非常識。 異文化交流の経験のある人ならだれでもうなずいてしまうエピソードが満載。 もちろん、米原万里本ならではの下ネタもそこここに…
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通訳のお仕事をなさっている米原さん。異文化?エッセイ。 いろいろな小話が載ってるんだけど、ひとつひとつギュッとつまって濃い感じです。 もちろん落ちあり、笑いあり、下ネタまで網羅しております。 世界は広いゼイ☆としみじみ。海外で生活してたい、とは思わないが、絶対海外旅行にいってみせ...
通訳のお仕事をなさっている米原さん。異文化?エッセイ。 いろいろな小話が載ってるんだけど、ひとつひとつギュッとつまって濃い感じです。 もちろん落ちあり、笑いあり、下ネタまで網羅しております。 世界は広いゼイ☆としみじみ。海外で生活してたい、とは思わないが、絶対海外旅行にいってみせる!今年の野望!!(笑)
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やけにオウム事件が出てくるな、と思ったら文庫初版が平成12年。 そこに古さはあるけれど、言われてることは今でも課題として残ってる。 ちょっと下品な例が多いけど、そこも不変な「笑い」なんだろうな…。
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