NHKにようこそ! の商品レビュー
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おもしろかった。 伏線がしっかり張られたライトノベルのような展開のよさと、勢いがあって読みやすいのに、不思議としっかりとした筆致。のめり込んで読んだ。 特に印象的だった場面は、 ・ロリコンエロ画像収集にのめり込み、小学生の盗撮を行おうとするあたり。気持ち悪さが振り切れてていい ・ドラッグの描写。トリップしている中でその前章で書かなかったデートを描き、さらに飛躍をする構成は見事 あとがきにもあるが、作者の実体験が折り込まれてるからこそ、こんなにも生々しさが滲んでいるのだろう。ただのエンタメとしてもおもしろいけど、人物の心理に感情移入できる強度がある。おもしろかった。
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「悪い神様」が存在するなら憎めるのにって考えはとても面白かったし、陰謀論をそんな風に使うのも面白かった。 ただ、ノリが寒くて気持ち悪くて読むのがしんどかった。
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紛う方無き大衆娯楽。文章の読みやすさが凄い。中盤以降がちょっと平凡な展開になっちゃったのが、少し残念。
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2012.7.25読了 ひきこもり少年(大学中退)のちょい恋ひきこもり脱出小説。 ひきこもりには2種類あって、実家暮らしのひきこもりと、1人暮らしのひきこもり。主人公は後者なので、明日生きるためには食べていかなくてはいけない。 もし主人公が前者だった場合は、物語が成立し...
2012.7.25読了 ひきこもり少年(大学中退)のちょい恋ひきこもり脱出小説。 ひきこもりには2種類あって、実家暮らしのひきこもりと、1人暮らしのひきこもり。主人公は後者なので、明日生きるためには食べていかなくてはいけない。 もし主人公が前者だった場合は、物語が成立しないんでしょうね。 内容は良かった。NHKの意味が最初の方で出し切ったのに、最後に「NHKへようこそ」というセリフで終わった。この手のタイプは自分は好きでした。 「おじゃ魔女ドレミ」「ふしぎの海のナディア」等々、実在する作品を作中で表現するのは、著作権的にはいいのかわからないが、「タイトルで「NHK」といってしまってるので、何の問題もないのか・・・」と自分に言い聞かせながら読破しました。 文章力がくどい感じがしたので、星1つ落としました。 なんかどうでもいいような表現や文章がちらちらあったため、もっと文字数を削減できたのではと思う。そのくせ、最後のデート(?)は割愛・・・・・・ 1~2割は削減できたような・・・・・・
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読んでいて目眩がした。ひきこもり、新興宗教の2世の子供。アニメオタク。ロリータ。 息苦しい内容だけども 実際にそのような 人たちが 身の回りに沢山いる 世の中だから。
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わたしはなぜ社会で上手くやっていけないのだろう?という疑問を ヘンな陰謀論で説明しようとする青年 「タクシードライバー」のようなカッコいいもんじゃないが いろいろあって少女の命を救う しかしその流れで彼自身は、自己責任論の自縄自縛に陥ってしまう 「NHKにようこそ!」では引きこ...
わたしはなぜ社会で上手くやっていけないのだろう?という疑問を ヘンな陰謀論で説明しようとする青年 「タクシードライバー」のようなカッコいいもんじゃないが いろいろあって少女の命を救う しかしその流れで彼自身は、自己責任論の自縄自縛に陥ってしまう 「NHKにようこそ!」では引きこもりが外に出られない理由として 「敵の不在」が挙げられている 自分はNHK(日本ひきこもり協会)の陰謀で苦しんでいるはずなのに NHKの実態がどこにも見当たらないのだ だから、「NHKはみんなの心にある!」という理屈を用いて ひきこもりの原因を各自の自己責任に帰する しかし心の中にしかないなら、それは単なる思い込みだ なぜそう思い込むに至ったか? 問題の本質は人それぞれの心の外だろう 主人公が引きこもった直接の理由はわからない 宿命論を自己責任論にすり替えたのち 連帯責任の集団に組み込んでいくというなら それは恐怖による支配となる 主人公が狂気を深めるプロセスに見るべきとこもあるが 結末のマイナスがデカすぎる
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ひきこもり経験のある著者が描くだけに、物語の主役である佐藤のひきこもりっぷりはすさまじい。 自分のテリトリー(自分の部屋)から外界へ踏み出す恐怖。不特定多数の人間が自分を嘲笑しているのではないかという妄想。まともにコミュニケーションが取れずに暴走してしまう姿。 どれもが笑えるくら...
ひきこもり経験のある著者が描くだけに、物語の主役である佐藤のひきこもりっぷりはすさまじい。 自分のテリトリー(自分の部屋)から外界へ踏み出す恐怖。不特定多数の人間が自分を嘲笑しているのではないかという妄想。まともにコミュニケーションが取れずに暴走してしまう姿。 どれもが笑えるくらいオーバーに、ライトノベル特有のノリの良さで描かれている。 (少なからず筆者の)実体験をベースにしていると思われるので、あながち現実的な面も帯びているのかもしれない。 若者特有の、先の見えない未来への失望と快楽が満ち溢れた過去への憧憬。モラトリアムに苦しむ姿は今も昔も変わらない。 文学的な要素のひとつでもあるテーマが、現代ひきこもり青年を視点として描かれていると言える。 重みや深みは感じられないけれども、確かに存在する苦しみは内容から感じられる。 そのような出口の無い闇から自らを救い出してくれる「岬ちゃん(美少女!)」のような存在は誰もが望むところ。美少女に助けて欲しいという意味ではなくて…。 マンガ的なセリフの応酬にゲンナリもするが、読後にはちょっとした勇気も与えてくれるバイオレンス(?)な小説。
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うわっ、何これ。 …というのが第一印象。ひきこもりの駄目ッぷりと弱さとちょっとばかりの切なさと相当な痛々しさがぎゅと詰まっています。最後は割と良かったけど、やっぱり濃すぎます、これ。 まあ当方とてヲタだし交友関係狭いし、休みになればアパートから1歩も出ない日だってあるわけで。...
うわっ、何これ。 …というのが第一印象。ひきこもりの駄目ッぷりと弱さとちょっとばかりの切なさと相当な痛々しさがぎゅと詰まっています。最後は割と良かったけど、やっぱり濃すぎます、これ。 まあ当方とてヲタだし交友関係狭いし、休みになればアパートから1歩も出ない日だってあるわけで。ある日プチッと切れて仕事も辞め、引きこもりになってしまうことだってあるのかなぁなどと考えていたのですが、いやホンモノのヒッキーは伊達じゃなかった(汗)。 マジメにサラリーマン続けよう、と変な意味でやる気の出た1冊でした。
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個人的には結構好きなタイプ。 あと、岬もwww. シャブ中引きこもりニートが、 ロリコンキモヲタシャブ中ニートになり シャブ中引きこもりになり、 ただの引きこもりになる話www. 自分が経験のない世界ではあるが、どこか親近感は湧くし、 所詮、考えてることはみんな同じなんじゃな...
個人的には結構好きなタイプ。 あと、岬もwww. シャブ中引きこもりニートが、 ロリコンキモヲタシャブ中ニートになり シャブ中引きこもりになり、 ただの引きこもりになる話www. 自分が経験のない世界ではあるが、どこか親近感は湧くし、 所詮、考えてることはみんな同じなんじゃないかなーと感じさせられた。
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この作家さんは、好きなんだが「超人計画」にも有った合法ドラッグのところで大丈夫か?ってなってまう。 現代に青春時代を迎えていないで良かったと思ってしまう。 今の若者は大変だ。 最後がハッピー?で良かった。
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