24人のビリー・ミリガン(上) の商品レビュー
魂というものは存在するのではないかと思える。 死ねば魂の集合に戻り、再び生を受けるときには多数の魂と 混じり合って生まれてくるということはないのだろうか。
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すごくいい本だった。 多重人格の人間がどういった考えをしているのか自分には分らんけど、 もしこんなことになるなら、とてもつらいだろうと思う。 親父に犯されるなんて想像もつかないし、無罪判決が出た後の彼の人生はあまりに悲惨にすぎる。 ただ、それでもこの本が読めてよかったと素直に思う...
すごくいい本だった。 多重人格の人間がどういった考えをしているのか自分には分らんけど、 もしこんなことになるなら、とてもつらいだろうと思う。 親父に犯されるなんて想像もつかないし、無罪判決が出た後の彼の人生はあまりに悲惨にすぎる。 ただ、それでもこの本が読めてよかったと素直に思う。 面白かった。
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人間が平静を保っているのは紙一重。 家族と接する自分、仕事の自分、出会う人毎の自分、一人の時の自分、寝起きの自分、空腹時の自分、寝ているときの自分。。。。。。改めて社会適合性を保つ脳みその能力ってすごいなと思うと同時に、その制御がなんらかのきっかけで壊れた時、ビリーのような多重人...
人間が平静を保っているのは紙一重。 家族と接する自分、仕事の自分、出会う人毎の自分、一人の時の自分、寝起きの自分、空腹時の自分、寝ているときの自分。。。。。。改めて社会適合性を保つ脳みその能力ってすごいなと思うと同時に、その制御がなんらかのきっかけで壊れた時、ビリーのような多重人格にあっさりなってしまいそうな気がしてきた。 また、社会適合性というバランスをとる行為によって、人間は凡人化しているのであろう。天才とよばれる偉人達は、バランスを取ることから解放され、特定の分野へ視野をあえて狭窄化した上で大きな成果を手にしてきたのであろう。
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犯罪被害者の側に立てば、ただの加害者でしかないが、多重人格という病気が認められてない時代には、裁判や治療にとても苦労したことが伺える。ビリーの小さい頃からの、それぞれの人格が入れ替わる話がとても面白かった。
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幼少の頃の生活環境の大切さを知った。 ビリーが気の毒でならない。 最悪な家庭での出来事がきっかけで人格が分裂してしまった。 幼いビリーが多重人格によって人々から誤解を受けてしまう様は心が傷んだ。 しかし、いくら多重人格という精神疾患があるとはいえ犯罪が軽減されてしまうのには疑...
幼少の頃の生活環境の大切さを知った。 ビリーが気の毒でならない。 最悪な家庭での出来事がきっかけで人格が分裂してしまった。 幼いビリーが多重人格によって人々から誤解を受けてしまう様は心が傷んだ。 しかし、いくら多重人格という精神疾患があるとはいえ犯罪が軽減されてしまうのには疑問視する。
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昔からずっと読んでみたかった作品の一つ....ようやく読み終わりました。 主人公は芝居なのか?多重人格なのか?ただの精神病患者なのか?本の中で書かれた実在人物は、それぞれの職務、身分、立場によって主人公に対する評価も様々である。 ただ唯一の共通点は、実際にビリーの人格変換の瞬間に立ち会った人達には、「それは芝居ではない」のことだと確信し、疑いの態度から「彼を助けたい」気持ちに変わる。 なんだか読んでるうちに、小さい頃同級生に軽くいじめた翌日、個性がガラリと変わったことを思い出させた...あれも自分を守りため生み出したもう一人の自分なのか...今になってもう分からない話だか、自分にとって確実糧になった本です。
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高校の頃に読んでかなり面白かった一冊. 多重人格の話ですが強烈な症例すぎて「こんなこともあるのだなぁ」と半ばフィクションのように読んだ記憶があります.
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両親からの愛情不足や虐待、 厳しすぎる躾などで、 そのこの人生が大きく左右される。 犯罪はいけないことだけど、 もしそういうことが 起こらなかったらビリーの人生も 変わってたかもしれない。 家庭環境・周りの環境が すごく大事だなと改めて 考えさせられました。
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実在した殺人犯・ビリーミリガンの物語です。 多重人格障害であるビリーの幼少期からの物語。 ビリーの中に住む24人の人格がリアルに描かれてて(実際リアルなんですが)、考えさせられるというか…なんというか…。 この本を読んだことで、多重人格障害はこういうものなんだとインプットされてしまいました。 上巻ではビリーの中にいる24人の人格の紹介的な内容です。 ビリーの中からどうやって生まれてきたのか、それぞれの人格の役割はなんなのか、ビリーとして覚醒したときどんな行動をとっていたのか…細かく描写されています。 下巻ではその24人の人格を統合しようと周囲が奮起する内容なのですが、結局のところ統一されなかったみたいですね。。。 ちなみに下巻はちょっとダル気味になって読破してません(笑)
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ノンフィクション。多重人格者ビリーミリガンの生い立ちや、彼の心に潜む様々なかわいそうな人格を通して、いろいろ思うところがあった。多重人格というものをあまり詳しく知らなくても、これを読むとそれが重症な精神疾患だということが分かる。ダニエルキイスの心理描写は素晴らしいと思う。
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