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午前0時の忘れもの の商品レビュー

3.7

128件のお客様レビュー

  1. 5つ

    28

  2. 4つ

    40

  3. 3つ

    41

  4. 2つ

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2021/06/24

15歳の時に初めてこの本に触れて、赤川次郎という天才に出会えたことが、『本を読む』という一生の趣味に出会えた瞬間だったと思います。 赤川次郎さんの作品に対して、そのあまりの読みやすい作風から否定的な意見を耳にすることは多いですが、ここまでシンプルに面白さのみに焦点をあてて、難し...

15歳の時に初めてこの本に触れて、赤川次郎という天才に出会えたことが、『本を読む』という一生の趣味に出会えた瞬間だったと思います。 赤川次郎さんの作品に対して、そのあまりの読みやすい作風から否定的な意見を耳にすることは多いですが、ここまでシンプルに面白さのみに焦点をあてて、難しいことを削ぎ落とし、短い時間で満足度をあげられる読書体験ができるのは赤川次郎さんならではかと。 特にこの午前0時の忘れものは、刊行された当時に新しいと思った感覚が、今読んでも古臭いとは感じずに生きている感じがして大好きな作品の一つ。 小難しいことを考えて『本を読む』ということを難しいことだと、思ってしまう現代人にこそ、赤川次郎さんの作品を読んでもらいたいです。 読書歴30年近くになりますが…いつの時代も簡単な読書体験を求める人たちは一定数以上いて、ケータイ小説や、ライトノベル、ヤングアダルト、なろう…と読みやすい作品から入って、どんどん読書沼に落ちる人は多いと思うんですが、いつの時代でもそういう作品と文学作品の間にいる【読みやすい小説】の番人、赤川次郎さんはすごいなと改めて思います。

Posted byブクログ

2021/04/28

図書館に久しぶりに行きました。 赤川次郎さんの作品、学生時代夢中になって読んだなあと思いながら背表紙を見ていて、気になったので借りました。 湖から、バスターミナルへ、どのように来るのか考えながら読みました。 登場人物がたくさんいて、関係性など途中訳わかんなくなりながら読みまし...

図書館に久しぶりに行きました。 赤川次郎さんの作品、学生時代夢中になって読んだなあと思いながら背表紙を見ていて、気になったので借りました。 湖から、バスターミナルへ、どのように来るのか考えながら読みました。 登場人物がたくさんいて、関係性など途中訳わかんなくなりながら読みました笑 私はルミちゃんに似てるな、わかるなと思いながら読みました。 ルミちゃんが、自分のことを卑怯だ、と考えているシーンに凄く共感しました。

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2021/01/16

久しぶりに赤川次郎さんの小説を読んだけど、赤川さんらしさを感じる作品だった。 ラノベっぽい感じでサクッと読める分、少し物足りないかな。

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2020/07/16

1980年代から90年代で、筆が早くて映像化の多い作家の筆頭というイメージ、今でいうところの東野圭吾。 小説というよりドラマのシナリオっぽいところも近いですね。 この作品に関して言えば、アニメまたは人気タレントでの実写化を若い子が観ると楽しめそう。

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2020/07/13

タイトルやあらすじを見て想像した話とは違ったけど、むしろ明るくてハラハラして 暴走したバスに乗ってるようなスピード感

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2020/06/02

グッとラック!で紹介! 生きることの切なさ、命の輝き、そして人を愛することの素晴らしさを描いた一冊。

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2020/05/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

バスの事故によって亡くなった人達が一晩だけ帰ってくる。死者からメッセージを受け取った人達がバスターミナルに集まる。

Posted byブクログ

2020/02/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

軽くて読みやすい。ストーリー展開や会話のテンポがよくサクサク進む。 突然のバス事故で亡くなった人達がこの世に残された愛する人に、あらゆる方法で 今夜午前0時にバスターミナルに来て欲しい 旨を告げる。 皆、なんの疑いも持たずにかけつける。皆あまりにも素直すぎるあたり、娯楽小説感溢れていて読みやすさに繋がってるのかも。 旅行中うっかり帰りのバスに乗り損ねて、バスターミナルで始発を待とうとした女子大生2人に、死者の来訪を待つ親分と、その命を狙う若いヤクザ達、片思いしてた相手からのメッセージを自分だと勘違いして来てしまい、同姓同名の彼女と鉢合わせをしてしまう女の子など、ドタバタ要素満載。 生者と死者、愛する者同士・家族なのに同じ時を生きられない、そんな切なさがこの小説を大きく包んでいるけれど、暗い話にはせずコミカルに描き、最期のお別れを遂げた生者達同様、読者にも読後のスッキリ感を与えていると思う。

Posted byブクログ

2020/02/14

結局生きるというのは、幸せですてきなこと。しんどくて悲しい日もある。もう生きていたって何の意味もない、早く死にたいと思ったときもあった。けど生きてれば新しいことを学べるチャンスがある。自分の世界を広げられる可能性がある。金沢さんみたく「充分に生きた」と言えるまで、生きてみようと思...

結局生きるというのは、幸せですてきなこと。しんどくて悲しい日もある。もう生きていたって何の意味もない、早く死にたいと思ったときもあった。けど生きてれば新しいことを学べるチャンスがある。自分の世界を広げられる可能性がある。金沢さんみたく「充分に生きた」と言えるまで、生きてみようと思った。

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2019/10/31

人物の生い立ちを語る段階まではゆったりとした流れだったけど、後半戦になると赤川節でトントン拍子で、展開が二転三転していった。心温まるお話だったから、他作のような驚きの展開は少なかったけど良き。

Posted byブクログ