午前0時の忘れもの の商品レビュー
読みやすいストーリー。バスの事故で死んでしまった人が午前0時に愛する人の前に現れる。最後もうひとつ何かあれば感動して泣けたかもしれないけど特に盛り上がらず終わってしまって少し残念。予想通りの作品でした。でも赤川さんの作品はやっぱり読んでて落ち着くなぁ☆
Posted by
生者と死者それぞれの想いが交錯していてなんか切なかったけど、人を愛する事って素敵だなぁと思いました。 すらすらっと読める作品です。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
バスの転落事故では多くの死者が発生した。悲しみにくれる遺族の元に死者たちから様々なな方法でメッセージが送られてきた。 今夜12時実ヶ原バスターミナルで───と。 死者に一目会うため集まった人々とその関係者に加え終バスを逃しターミナルで夜を越そうとする女性二人の午前0時。 良い話。彼らの関係性や考え方が今夜の出会いと再会とともに形を変える。 暖かみもいま一つ、盛り上がりにもイマイチ欠ける。 だが心を揺らす物語。著者の作品には珍しいミステリ色の薄い小説。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
著者の作品は2作目。 1作目は中学生の時に読んだ『ふたり』 ミステリーや推理小説家として名を馳せているそれらとは、どちらも違う作品だ。 私が読んだどちらも、死んだ人間がテーマになっている。 この作品は、高速バス事故の故人から、それぞれの大切な人に届けられるメッセージを書いたもの。 湖に高速バスが転落し、その犠牲になった人たちから愛する人たちにメッセージが届けられる。 『今夜12時に、実ヶ原バスターミナルで』 メッセージが届けられた人たちは、戸惑いつつもそれぞれの思いを胸に実ヶ原バスターミナルへ集まる。 本当に故人たちは現れるのだろうか? そんな思いと共に。 そして約束の12時。 一台の泥まみれのバスがターミナルへ。 そこから降りてきたのは事故で突然に命を奪われた7人だった。 高校生の男女だったり、社長と夫人と秘書だったり、祖父母と孫だったり。 それぞれの置かれた状況は様々だけど、みんながみんな、愛する人とのつかの間の再会を喜ぶ。 一見平和で、予想もしなかったタイミングで愛する人たちを亡くしてしまった人たちにとっては、大切なトキ。愛おしむ時間。 けれど、その裏ではヤクザの組内抗争が渦を巻いていて。 妻と孫を亡くした組長。 その組長の命を狙って秘かに後をつけてきた組員。 そしてたまたまバス停に居合わせた2人の女子大生。 登場人物の多さに些か戸惑うかもしれないけれど… それでも読後に思うのは、命の尊さと生きる意味。 1時間という制限時間付きで現世に戻ってきた故人たち。 一人は「湖の底に一人でいるのは辛く寂しい。一緒に来てほしい」と愛する人を死へ誘う。 また一人は、「お前たちが死んだのでは自分に生きている意味はない。一緒に行く」と自ら死を選ぶ者もいる。 どちらが正しいわけではなく、ただ己の望むままに。 約束の1時間が経ち、故人と、そして1人の生者を乗せたバスは湖の底へ帰っていく・・・ 事故の直後には、その事実を受け止めきれなかった、故人の愛する人たちは、その出来事をきっかけに前を見つめて再び歩き出す。 彼らの命を忘れずに、自分の命を大切に。
Posted by
今まで 三毛猫ホームズ シリーズで赤川次郎作品を読んでいてこの手は初めて読みました. 内容は言ってしまえば結構予想通りというか,単純. なのでひとくせ,ふたくせほしい人には物足りないかな. さくさく爽快感が欲しい方,世界観は現実だけどファンタジーという雰囲気が好きな方にはお...
今まで 三毛猫ホームズ シリーズで赤川次郎作品を読んでいてこの手は初めて読みました. 内容は言ってしまえば結構予想通りというか,単純. なのでひとくせ,ふたくせほしい人には物足りないかな. さくさく爽快感が欲しい方,世界観は現実だけどファンタジーという雰囲気が好きな方にはおすすめです. 読みやすいのであまり本を読まない人でも読みやすいし,さくさく読める人はすぐ読み終わると思います. (私は移動中の列車内で2時間ほどで読み終わっちゃいました.
Posted by
ジャケ買い。いい意味でも悪い意味でも読みやすい本。個人的に待ち時間の暇潰しに持ってこい。読後爽やか感動を味わえるけどあっさりし過ぎて物足りない。人によっては記憶に残らないやも・・・
Posted by
文学作品を味わいたいと思い、初めて読んだ赤川次郎作品。 人を想う気持ち、人を愛する気持ちが溢れている。本来ならば想いが届かない亡くなった人への想い、いまここにいる人への想い。そして愛する人との別れ。 人を愛することの素晴らしさ、生きていることの素晴らしさをあらためて感じた。読...
文学作品を味わいたいと思い、初めて読んだ赤川次郎作品。 人を想う気持ち、人を愛する気持ちが溢れている。本来ならば想いが届かない亡くなった人への想い、いまここにいる人への想い。そして愛する人との別れ。 人を愛することの素晴らしさ、生きていることの素晴らしさをあらためて感じた。読み終わった後は、とても清々しい気持ちになった。
Posted by
バスの事故で亡くなった方々の関係者が、あるバス停に呼ばれて集まってくる。 突然の事故で伝えられなかった故人からのお別れのメッセージ、そして故人へ伝えたい最後の想い。
Posted by
転落事故で湖の底の泥の中に埋まってしまったバス。 その中に取り残されたまま死んでしまった人達が、 自分の大切な人に「今夜12時に実ヶ原バスターミナルに来て欲しい」 というメッセージを送るという設定。 大切な人な亡くしてしまった人々が深夜のバスターミナルに集まり、 たまたまそこに...
転落事故で湖の底の泥の中に埋まってしまったバス。 その中に取り残されたまま死んでしまった人達が、 自分の大切な人に「今夜12時に実ヶ原バスターミナルに来て欲しい」 というメッセージを送るという設定。 大切な人な亡くしてしまった人々が深夜のバスターミナルに集まり、 たまたまそこに居合わせた女子大生も絡めて物語が進んで行きます。 内容的には予想される範囲で物語が展開し、 特に意表をつかれるようなこともなくラストまで進むという感じですが、 読み終わった後の爽快感のようなものはさすがに赤川次郎さんの作品。 秋の夜長にじっくりと難しい本を読むのも楽しいですが、 すらっと自然に流れるように読めるこの物語もなかなか良いなと思いました。
Posted by
い ろ ん な 人 の 思 い が つ ま っ て ま す ◎ 読 み な が ら 一 人 で 登 場 人 物 に 説 教 し た り し て い ま し た( 笑 ) 是 非 読 ん で 見 て く だ さ い !*
Posted by