13ヵ月と13週と13日と満月の夜 の商品レビュー

アレックス・シアラー(著者),金原瑞人(訳者)

2013/07/20

赤毛でそばかすだらけ、ぽっちゃり体型のカーリーは、ずっと女きょうだいのような親友が欲しいと思ってた。
そこでクラスにやってきた転校生のメレディスに親友になろうと持ちかけるものの、あっさり拒否されてしまう。
代わりにメレディスのおばあちゃんと知り合うが、その老女は自分こそが本物のメレディスだと名乗る。

クラスメイトのメレディスは、中身は実は年老いた悪い魔女で、自分の老いた体と若いメレディスの心と体を取り換えてしまったのだ。

秘密を知ったカーリーは老女の体に追いやられたメレディスを助けようとするが、逆にもうひとりの年老いた魔女に体を取られてしまう……。
カーリーとメレディスは自分の体を取り戻すための方法を模索するが──。

老人ホームで魔女と戦うための作戦を練るヒロインが見られるのはたぶんこの作品だけ(笑)

2013/07/06

おしゃべりで勇敢な12歳の少女、赤毛でそばかすだらけのカーリー。
カーリーは転校生のメレディスと親しくなろうとするうちに、どうも彼女とおばあさんとの関係が尋常ではないことに気づきます。
実はおばあさんは、魔法によって魔女と体を入れ替えられていた本当のメレディスだった！ 七十歳のおばあさんの体に閉じ込められたメレディスを助けようと動き始めるカーリー。しかし……。ドキドキ

2013/06/22

わたしの名前はカーリー。
今わたしにすごいことが起こってる…

わたしは親友のような女きょうだいがほしかった。
そんなとき転校してきたのが、彼女。

おばあちゃんが話し始めた、びっくりしてひっくり返るような話。ひとりの少女の悪夢の話……。

このまま悪夢のまま終わってしまうのではないか、と最後までドキドキしました。
大人でも感じるこの怖さ、子供の頃に読んだらどう感じたのだろう…

2013/06/22

魔女に嵌められた少女が最後は打ち負かすハッピーエンド。ストーリーとは関係ないが、老い行く魔女の残した寂しげな日記が気になった。英題名のThe Stolenの方が題名としてすっきりしているが和訳は難しいなと感じた。

2013/05/31

本文がすべて主人公の女の子の語り口調になっている子供向けの本です。
ですが、十分大人でも読んでいて、ワクワクドキドキハラハラさせるストーリーになっていると思います。

2013/05/04

こちらも小学生のときに一度、読破したものを読み返しました。

主人公、カーリーの活発さと、力強さ、純粋な心が伝わってきました。
続きが気になってしまい、ページをめくる手を止めることができませんでした。
人を助けるために、確実に計画を遂行していく強さ。
わなにはめられ、信じてもらえなかったときの絶望。
老人ホームでの辛く厳しい生活。
本物の親友と出会えた時の感動。

最高です！

2013/03/22

アレックスシアラー作品を読むのは二作目です。

ファンタジーとして素直に楽しめた作品でした。
小学生くらいの時に読んだら、もっと印象深いモノになっただろうなぁ。

2013/03/23

赤毛でそばかすいっぱいのおしゃべりなカーリーと
濃い髪色で手足の長いほっそりしたメレディスが
老魔女姉妹に奪い取られた体を取り戻すドキドキハラハラの冒険譚。

さっきまで老人であった魔女たちが、若い体を乗っ取るやいなや、
口汚く老人を罵るので邪悪さが増し、同情することなくカーリーたちを応援できる。
カーリーの体を乗っ取るためのお芝居はなかなか周到。
最後の夜の設定は都合が良すぎるけれど、児童書なので野暮は言うまい（笑）

「こども」の話と「老人」の話は誰もまともに聞いてくれない、というのが
とてももどかしく、また実生活でも気をつけなきゃと思わせてくれる。

『チョコレート・アンダーグラウンド』に続き、
２作目の求龍堂のシアラー作品だけど、この本もとても装丁がステキ。
特に見返し。紺地に金色のイラストと文字がとても雰囲気が出ていて好き。
同じイラストが鏡像で原文とともに裏側の見返しにも描かれている。

2013/02/24

なんだか、不思議な世界だなあって。
でも、そういうアレックスシアラーの世界観がすき。
そして、おばあちゃんになって
初めて気付くことがあるよね、と思う。

2013/02/13

魔女にだまされた女の子を助けようとしたら・・・！？ワクワクする話の内容、ドキドキする展開、すべてがおもしろい！アレックス・シアラーの中でも、特にオススメです。