13ヵ月と13週と13日と満月の夜 の商品レビュー
発売されてすぐに買って一度読んでいたのですが本棚から引っ張り出してきて再度読みました。 今を大事にしようと思える本です。 人は外見では判断できない。相手の話によく耳を傾けること。そして相手の立場に立って物事を考えること。家族、そして自分を取り巻く環境を大切にすること。
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なんというか、過去を振り返る言葉が多くて少し読みにくかったです。 人が入れ替わる話はよくあると思うのですが、この話は設定が面白くてよかったです。
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久しぶりにのめり込むファンタジー。ほんの時々、出来過ぎてるんじゃない?と感じる部分もあるが、児童文学だしそこは気にならなくなるくらいよく出来た面白い本だった。エンデや柏葉幸子さんの本のように、フィクションとわかっているけれど自分にも起きうるのではないか、と感じさせてしまうあやふや...
久しぶりにのめり込むファンタジー。ほんの時々、出来過ぎてるんじゃない?と感じる部分もあるが、児童文学だしそこは気にならなくなるくらいよく出来た面白い本だった。エンデや柏葉幸子さんの本のように、フィクションとわかっているけれど自分にも起きうるのではないか、と感じさせてしまうあやふやなリアリティがすごく良いと思う。
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「このひとが翻訳した本ならぜったいハズレがない」という翻訳者は数人いて、金原端人はそのひとり。赤毛でぽっちゃりした女の子カーリーは、孫娘の姿をした魔女に身体を盗まれたと訴えるおばあさんに出会う。邪悪な魔女との対決という、ファンタジー小説の王道的設定にくわえて、二転三転する展開、と...
「このひとが翻訳した本ならぜったいハズレがない」という翻訳者は数人いて、金原端人はそのひとり。赤毛でぽっちゃりした女の子カーリーは、孫娘の姿をした魔女に身体を盗まれたと訴えるおばあさんに出会う。邪悪な魔女との対決という、ファンタジー小説の王道的設定にくわえて、二転三転する展開、とつぜん老いがふりかかった10代の女の子たちが、衰えゆく体力や記憶力をあつかいながら、若い身体に入った魔女たちと闘うのが面白い。2人が老人ホームを脱出して身体を取り戻しにいくシーンなど、おばあさんらしさと少女らしさの絶妙なミックス具合がいい。老いたひとたちへの共感が根底にある、楽しくて元気の出るファンタジー。
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魔女に騙され、魔女と体を入れ替えられた少女らは体を取り戻すべく奮闘した。 最近の若者は他人を思いやる心が欠けていると作者は感じた。そこで、老人と小学生の体を入れ替えるというアイデアを思いついたらしい。確かに、老人の体と入れ替わった少女は体が思うように動かないことにショックを受...
魔女に騙され、魔女と体を入れ替えられた少女らは体を取り戻すべく奮闘した。 最近の若者は他人を思いやる心が欠けていると作者は感じた。そこで、老人と小学生の体を入れ替えるというアイデアを思いついたらしい。確かに、老人の体と入れ替わった少女は体が思うように動かないことにショックを受けていた。
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お年寄りをどこか奇異な目で見ていたんだな、と反省した。 お年寄り=私たちとは違った存在と捉えていた。私がもし明日いきなり老人になったら?って、具体的に想像さえしたことなかったからだろう。視野の狭さを反省した。 また、魔女たちの意地悪さが印象に残っている。 何より印象に残ってい...
お年寄りをどこか奇異な目で見ていたんだな、と反省した。 お年寄り=私たちとは違った存在と捉えていた。私がもし明日いきなり老人になったら?って、具体的に想像さえしたことなかったからだろう。視野の狭さを反省した。 また、魔女たちの意地悪さが印象に残っている。 何より印象に残っているセリフ。 「...普通は孤児とか、家族のない子、姿を消してもだれも捜そうとしない子を見つける。約束をしてだますのさーーとっても簡単だよ。そういう子は、男の子も女の子も、愛に飢えているからねえ。自分がだまされてるなんて、とても信じられないだろうけどね。ただ、家族と、ちょっとした愛情を約束してやるだけでいい。そうすればイチコロさ、そうだね?」 魔女みたいに人の孤独を見破って騙す人、たくさんいるんだろうな、と思った。これを児童向け文学にバッサリ書くアレックス・シアラーにしびれる。
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小学校の頃大好きだった本で、この図書館でも見つけてすごくなつかしくなった本です。初めから最後までドキドキして、予想もできないようなことが次から次に起こり、一気に読み終わってしまうような本です。
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魔女によって精神を取り換えられて老婆の体に閉じ込められてしまった少女を救うために12歳の少女カーリーは・・・・ 内容はそれなりにシリアスなんだけど、語り手が12歳の少女のせいかどことなく児童文学な香りがする一冊。 さほど意外な展開があるわけでもないけど、読後感もよく綺麗にまと...
魔女によって精神を取り換えられて老婆の体に閉じ込められてしまった少女を救うために12歳の少女カーリーは・・・・ 内容はそれなりにシリアスなんだけど、語り手が12歳の少女のせいかどことなく児童文学な香りがする一冊。 さほど意外な展開があるわけでもないけど、読後感もよく綺麗にまとまってる一冊という印象。なんか映像化とかしそうな感じ。 でも日本でやると「お年寄りのネガティブな部分ばかりクローズアップしてる」とかで批判する人もでてきそうな。。。。
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おしゃべりが大好きな少女カーリーが出会ったのは、転校生の少女メレディスとその祖母。ある日カーリーはメレディスのおばあちゃんに自分が本物のメレディスで、体を魔女に奪われたのだと話します。疑いながらも本物のメレディスを助けるため、魔女から体を取り返そうとしますが…。家族、時間、普通の...
おしゃべりが大好きな少女カーリーが出会ったのは、転校生の少女メレディスとその祖母。ある日カーリーはメレディスのおばあちゃんに自分が本物のメレディスで、体を魔女に奪われたのだと話します。疑いながらも本物のメレディスを助けるため、魔女から体を取り返そうとしますが…。家族、時間、普通の大切さ。当たり前だと思い込み気付こうともしなかった事に気付き、いい経験だったと振り返れるカーリーは大きく成長して、素敵でした。感謝の心を忘れずに毎日を楽しく、大切に生きる。忘れがちだけど本当に大事な事だと思いました。
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2013年8月25日に開催された、第8回ビブリオバトルinいこまで発表された本です。テーマは「眠れなくなる本」。チャンプ本です。
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