ALONE TOGETHER の商品レビュー
独りよがりで、自分の内面を延々と語りたがる主人公は とにかくややこしい。 そして大概、いざとなると何もしなので見ていてイライラする。 そしてそれを凌駕するラストや展開が描けている作品は数少ない。 本作は「あるちから」を持った主人公が大学教授にとある事を依頼されるところから始まる...
独りよがりで、自分の内面を延々と語りたがる主人公は とにかくややこしい。 そして大概、いざとなると何もしなので見ていてイライラする。 そしてそれを凌駕するラストや展開が描けている作品は数少ない。 本作は「あるちから」を持った主人公が大学教授にとある事を依頼されるところから始まる。 本田さんの作品は「死」を題材にしてものが多く、 それがあるからこそ、描かれている日常がとても生き生きとしてくるんだけど、本作はよく分からない力を主人公が持っていることで全体がぼやけていて自分には合わない作風だった。
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風邪引いてる時に、何も考えずに読める本が読みたいと、シェアハウスの本棚から持って来て読んだ本。 なんか狙い通り、読みやすくて、バーって一気に読めたけど、山場もどんでん返しもない、後からどんな話だったかもあんま思い出せない本。空気感と雰囲気で成り立ってるストーリー。 村上春樹と...
風邪引いてる時に、何も考えずに読める本が読みたいと、シェアハウスの本棚から持って来て読んだ本。 なんか狙い通り、読みやすくて、バーって一気に読めたけど、山場もどんでん返しもない、後からどんな話だったかもあんま思い出せない本。空気感と雰囲気で成り立ってるストーリー。 村上春樹とか、こういう語り手の主人公によくある頭いい風の、一歩引いた男って、実在したらめっちゃもてるんじゃないかと、風邪を引いた僕は思いました。つうか男から見てもこんな友達いたらいーなと。そしてその彼女の熊谷は脇役なのに凄いかわいいんだろうなーと。せっかく読んだのに、そんな感覚しか思い出せません。笑
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縦続けに何冊か、本多さんの本を読んできましたが、コレは何だかハマった感じ。 救いがあるような、無いような・・・いや無いのかな。 それでも私的には、何だか良い余韻が残った不思議な1冊でした。
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初めて本多さんの作品を読んでみたけどよく分からなかった。 主人公は相手と波長が共鳴した時に、相手の'澱'を無理やり引きずり出してしまうという能力(呪い)がある青年。 背表紙や物語冒頭に書いてある「ある女性を守ってほしい」というものも、一応助けはしたものの他の話にうもれて何だかなっていう感じでした
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イメージ参照(http://kentuku902.seesaa.net/article/387168811.html)
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主人公が虚しいやつだな、という感想しか持てない。 ストーリーは嫌いじゃないけど、虚しさしか残らない...。
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全然救いのない話でしたが楽しめました。 MISSINGを読んだばかりで著者初の長編ということで どんなものかと思ったのですがなかなかどうして良かったです。 やはり例のごとく主人公は悟った風の男で ちょっとイライラするところもあるのですが 少しファンタジー要素もありつつで楽しめました。 そしてミステリーではないのですがちょっとした謎がしっかりと 解けるあたりストーリーの救いの無さを補ってくれます。
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ありゃ。読んだことあったのにまた買ってしまった。(^^;) この人の本って、ジャケットが素敵なものが多いよね。 思わずジャケ買いしてしまいます。 そしてジャケットだけでなく、この人の言葉の選び方もシンプルでキレイだと思った。 でも★2つなのは、なぜか? それは、長年、力を抑制し...
ありゃ。読んだことあったのにまた買ってしまった。(^^;) この人の本って、ジャケットが素敵なものが多いよね。 思わずジャケ買いしてしまいます。 そしてジャケットだけでなく、この人の言葉の選び方もシンプルでキレイだと思った。 でも★2つなのは、なぜか? それは、長年、力を抑制していたはずの主人公が、なぜか急に乱用するのが納得いかなかったから。 ちょっと相手の真意を読みたいと思うとすぐシンクロし始める二人の波長。 「おいおい、またかい」とその一辺倒な展開にウンザリ。 うーん。惜しい作品。
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特に大きな山場が有るわけでもなく最後にガツンと来る仕掛けもなく、終わる。 だからって面白くない訳ではない。 主人公の言葉選びのセンスが結構気に入ってます。 次も読みたくなる作家さんみっけ。
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★★★☆☆ ワンパターンの呪い 【内容】 ミステリーというよりファンタジーなお話。相手の心がわかる男の話。 【感想】 なんというかワンパターンだった。 "力"をコントロールしていたはずの主人公がためらうことなくバンバン"力"を使います。...
★★★☆☆ ワンパターンの呪い 【内容】 ミステリーというよりファンタジーなお話。相手の心がわかる男の話。 【感想】 なんというかワンパターンだった。 "力"をコントロールしていたはずの主人公がためらうことなくバンバン"力"を使います。 そしてその入り方がワンパターン。 (もうすこしためらうとか、違う入り方はなかったのだろうか。。) 呪いの概念を逆手にとっている部分は秀逸。 wikiを見る限り、本多孝好さん初の長編なのが今作。 それを考えるとずいぶん成長したものだ。(完全制覇したぞ!)
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