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ALONE TOGETHER の商品レビュー

3.3

154件のお客様レビュー

  1. 5つ

    15

  2. 4つ

    41

  3. 3つ

    59

  4. 2つ

    23

  5. 1つ

    3

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2023/08/04

規則や常識が一律に設定されている社会からはじきだされた人はどうやって生きていけるのか。 登場人物は皆ある意味で異世界に住んでいる人で、主人公の「僕」はその心の葛藤から彼らを解放する力を持っている。 しかしその力は結果的に彼らを呪ってしまうことになる。 最後の場面の意味はよく分から...

規則や常識が一律に設定されている社会からはじきだされた人はどうやって生きていけるのか。 登場人物は皆ある意味で異世界に住んでいる人で、主人公の「僕」はその心の葛藤から彼らを解放する力を持っている。 しかしその力は結果的に彼らを呪ってしまうことになる。 最後の場面の意味はよく分からなかったけれど、またもう一度読んでみたい作品。

Posted byブクログ

2023/04/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

中学時代に出会って何度目かの読み返し。 初期の本多孝好作品が本当に好き。 笠井教授の聖職者発言が後半の聖職者の話に繋がる構造にいままで気づいていなかった。 2日に分けて読んだけれどもっと一気読みしても良いかもしれないし、メモしながら、あるいは即読み返すのも面白いかもしれない。 ミカちゃんやサクラと同じ世代だったのが主人公に近づいたことで視点が変わった。面白い。 あるいは塾講を経験してなんとなく、塾の生徒ではなく教師側をこの作品の舞台にもなるあの学院を擬似的に想像できるようになったのか。

Posted byブクログ

2020/05/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「ある女性を守って欲しいのです」三年前に医大を辞めた「僕」に、脳神経学の教授が切り出した、突然の頼み。ってなことで、主人公の柳瀬はちょっとした能力を持っているんですが、う~ん…。う~ん…。そんなに面白くはない。ほかの人のレビューを見ると、言葉が選び抜かれているようなことがよく書かれているが、俺にはそこまで読めないので、面白さが伝わらなかったんだろうな。これにて本多氏からは離れよう。MOMENTが一番、フィットした。

Posted byブクログ

2020/03/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

本多孝好の初の長編作品。なんだか不思議なふいんきを持った話だった。 主人公の男性は特殊な能力を持っていたアルバイト生で、他人の波長にシンクロすることで心の底に思っていることを聞き出せる能力を持つ。ただし、その能力はけして人を幸せにはしない。 父からは「その力は呪いだ」と言われ、父自身もその能力を持っていたが、25年連れ添った母に使ってしまい、絶望のあまり母を殺して自殺してしまっている。そんな両親の過去を持つ主人公であるが、どこか覚めた目線というか、ちょっと変わった考え方を持っているので「お前友達いないだろ」と言われてる。 ストーリーの本筋は、大学教授より、自分が殺した女性の娘を守ってくれと頼まれた主人公が立ち回るお話し。 不登校の子供を集めた子供ですら対応できるなかったような子供達が集まる「アフィニティ学園」で働きながら、その殺された女性の娘、立花サクラと接触していく。 学園でのいろんな子供たちのエピソードや、講師陣の個性がイマイチ活かせていないのが勿体無い。 また、自分の深層心理の投影のような謎の男の存在もいまいち中途半端な印象。 呪いと呼ばれるその能力についても詳しい説明はないし、最後も結局どう終局したのかぼんやりしてる。 初の長編作品らしいので、初期の作品特有のぎこちなさが感じられ作品だった。もっとキャラを上手く活かせそう。

Posted byブクログ

2018/09/02

★2009年1月11日 2冊目読了『ALONE TOGETHER』本多孝好著 評価B 悪くはないのですが、宗教、心理学的な線を物語に絡めすぎた観があり、かなり精神的、観念的な部分が色濃く、少々読むのにうざったい感が残った。本多孝好にはそのような物語は求めていないのだが、、、、、

Posted byブクログ

2018/06/13

「ある女性を守って欲しいのです」三年前に医大を辞めた「僕」に、脳神経学の教授が切り出した、突然の頼み。「女性といってもその子はまだ十四歳…。私が殺した女性の娘さんです」二つの波長が共鳴するときに生まれる、その静かな物語。

Posted byブクログ

2017/09/17

母親を殺した?14歳の少女を守る。主人公は人の深層心理を捕らえる能力を持つが人を幸せにすることもできないし、不幸にするわけでもない。だが人と交わるのは難しい。よく分からないお話。

Posted byブクログ

2017/08/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

相手と心を重ねていく主人公はそれを呪いといい、実際重ねられた人たちは不幸になっていくという。本当に不幸なのだろうか?誰でも誰かに理解されたいし、理解されたくないこともあるはずで、答えはひとつではないとおもう。作者は読者に何を理解してほしいのだろうか。そして何を作品に込めたのだろう。

Posted byブクログ

2017/08/10

なんかデジャブがあるなと思ったら以前読んだことがあったみたい。表紙も大村あつしさんの無限ループと一緒だ。共感とは違うのかな?文字に色が見える人もいるんだからシンクロできる人もいるんだろうな。ただ自分がどこか認めたくない自分をシンクロで言い当てられたら作中の呪われた人たちのようにど...

なんかデジャブがあるなと思ったら以前読んだことがあったみたい。表紙も大村あつしさんの無限ループと一緒だ。共感とは違うのかな?文字に色が見える人もいるんだからシンクロできる人もいるんだろうな。ただ自分がどこか認めたくない自分をシンクロで言い当てられたら作中の呪われた人たちのようにどこか壊れてしまうだろう。

Posted byブクログ

2016/02/26

あぁ、こんなふうに進むのか。 あれ、予想と違う内容だな。 と読み進め、シンクロって面白い設定だなと思いつつ、 でも、結局なぜそうなるのかよくわからない。 不思議な作品。 難しい。

Posted byブクログ