デューク の商品レビュー

江國香織(著者),山本容子

2012/08/12

少しリラックスしたくて、
久しぶりに開いた江国香織さんの短編「デューク」。　

たった8ページなのに、何度読み返しても涙がでてくる不思議な物語。
そして、読み終えると気持が静かに透明になってます。

人によって好みがあるかもしれないけれど、私の大好きな文章です。

2012/07/26

泣ける(T ^ T)

の一言！

デュークが死んで、ひとりの少年が
あらわれて、プールで気持ち良さそうに泳ぐところや、遠慮なくご飯を食べるところ・・・

後でデュークがなぐさめに来てくれたと
知ったときは、涙でいっぱいになった。

2012/06/05

デュークは犬の名前。
大切なデュークを亡くして悲しみにくれる主人公の前に、ひとりの少年が現れる。
彼のキスは、デュークそっくりで……

という、本当に短い物語。
デュークはこんなに愛されて、本当に幸せだったのだろうなあ、と思います。ちょっとファンタジーかな。

2012/05/15

表紙と本のサイズを見て、絵本なのかな、と軽いノリで読んだら驚いた。

最後にやられた。悲しいけれど、とても暖かい話。

2012/01/02

懐かしき高校時代に読んだ本です。出逢ったのは大学受験勉強のために取り組んでいた国語の過去問題。問題を解いているつもりが、記載されている文書にどんどん引き込まれて、泣いてしまいそうになるのを必死にこらえて読みました。
そして、大学生になってからも、大人になってからも、ふとこの本を読みたくなる時があり、繰り返し読んでしまう本。
昔、ウサギを飼っていたのですが、そのウサギを溺愛していた私にとって、この本に書かれている内容は、ハッと心に突き刺さるように思います。動物好きにはお薦めしたい１冊。

2011/10/14

江國さんは、感情の移ろい方を描くのが本当にうまいなあと思う。
登場人物の感情にそっと寄り添い、そしてその人にさらに寄り添う人が現れ、少しずつ感情が自分も気づかぬうちにゆっくり動いていく。
無理やり動かしたりせずに、寄り添うことで結果的に流れていく。
だから、一箇所でも共感できるところがあると、自分の感情もゆっくり動いていく。
昔、淀んでしまい固まった自分の感情も、再びゆっくり動き出す。

2011/07/24

【出会ったきっかけ】国語の教科書、、？

江國さんの『つめたいよるに』を読んだときに、あれっと思い出したお話。
きっともっと小さいときに読んだ、確か教科書に載っていたような、、

飼っていた犬が死んだ、そのあとの不思議なお話。

お互いに大好きだったんだなー、と感じさせるものが、ファンタジックな物語とシンプルかつ独特な感情表現で美しく描かれています。

これって、飼い主と犬の関係だけじゃないんじゃ、、

ぼろぼろ泣きながらも、幼心にうっすら思った記憶が。

死別したあと、遺されたほうの気持ちの整理について、
吉本ばななのお話にも通じるところがある気がします。

2011/02/20

山本容子さんの挿画ということで読んでみた。せつない。元気に走り回る家のわんこを捕まえて、抱きしめさせてもらいました。★5つ。

2011/02/19

１４年一緒にいてくれた愛犬が逝ってしまったときに読み返しました。

大泣きしましたが。

家族を失う辛さ。置いてかれた寂しさ。

何年もたった今でも犬が恋しくて泣きそうになります。

夢でいいからきてほしい。

2011/02/17

犬好きには、涙があふれちゃう本。
いつか来る日に、うちの犬もこの本のように私に会いに来てくれると思う。