デューク の商品レビュー

江國香織(著者),山本容子

もう少し引っ張って欲…

[文庫ＯＦＦ]

もう少し引っ張って欲しかった。もっと深みのあるモノにして欲しい

ものすごいく短い話で…

[文庫ＯＦＦ]

ものすごいく短い話でしたが感動しました。こういう話も悪くないと思わされた作品です。

国語の教科書に載って…

[文庫ＯＦＦ]

国語の教科書に載ってます!!授業中にもかかわらず、ホロリとしてしまいました。とても読みやすく、感情が伝わってくる作品です。

2022/04/26

中学の教科書に載ってるということにビックリして、改めて読む。
飼い犬のデュークが死んで、それでもアルバイトに行かなくてはいけない「私」は家を出てからずっと泣いてる。歩きながら、電車でも。
そんな私を守るように現れたハンサムな男の子。

拗ねた横顔がジェームス・ディーンに似ていて、ピアノを聴き、キスが上手い。
どこのモテ男！というようなグレーの目をしたムク毛のデューク。
淡々とした文章に山本容子さんの優しいけど、どこか硬質なイラストがクリスマスの小さな出来事を切り取る。
かつて自分の近くにいたふわふわで温かい彼女たちに会いたくなった。　

淋しそうに笑った顔が、ジェームス・ディーンによく似ていた。

2022/02/02

犬のデュークが死んだ後に少年と出会って1日を過ごす話。デュークの死を悲しんでいた「私」はその「少年」とプールに行ったり落語を聞いたりする。
ちょっとびっくりするラストのどんでん返し。
素敵な絵本だった。

2020/01/23

初めて江國香織の短編を読んだ。彼女にはまっていた学生時代に読めば、もっと感情移入できたかな。
どちらかといえばストーリーよりも、感情表現や文章の組み立て方、ことばの選び方が印象的だった。あえて漢字を使わずひらがなにひらくことの効果、本来ならその単語には使わない形容詞を並べることで起こる新鮮さ、とか。表現の引き出しを増やすのに勉強になる。

2019/09/07

愛犬デュークを亡くした主人公。死因は老衰だったから致し方なかったはずだけど、悲しくて悲しくて涙が溢れる。電車の中でも泣き止まない彼女に席を譲ってくれたハンサムな男の子。

2019/01/04

江國さんの本はほとんど読んでいるが、一番好きな短編。
江國さんらしい文体や空気感は変わらず、でも、物語の設定がいつもとは違う。切なくも、温かい。

2018/06/03

昨日、ちょうど愛犬が散歩中に他の犬に噛まれて手術が必要だ、と言われたこともあって、胸がきゅっとした。そういうことか。「今までずっと、僕は楽しかったよ」の言葉が一番響いた。

2018/01/20

主張先のビジネスホテルのレディースルームの備え付けの本でした。

以前からよみたかった本に、思いがけす出会うことができました。

江國香織さんのショートストーリーに山本容子さんの挿絵がステキな大人の絵本です。

愛犬をなくした主人公の若い女性が、ひと目をはばかることなくなく姿と、クリスマスの街の風景が美しく描かれています。

少年の正体は、もしかしたら…

一気に引き込まれるストーリーです。

文字と美しい挿絵が交互にやってきて、
ゆったりと読み進められました。
声を出して、読んでみるのもよかったです。