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月光ゲーム Yの悲劇'88 の商品レビュー

3.5

353件のお客様レビュー

  1. 5つ

    40

  2. 4つ

    122

  3. 3つ

    139

  4. 2つ

    22

  5. 1つ

    1

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2022/08/15

内容(「BOOK」データベースより) 夏合宿のために矢吹山のキャンプ場へやってきた英都大学推理小説研究会の面々―江神部長や有栖川有栖らの一行を、予想だにしない事態が待ち構えていた。矢吹山が噴火し、偶然一緒になった三グループの学生たちは、一瞬にして陸の孤島と化したキャンプ場に閉じ込...

内容(「BOOK」データベースより) 夏合宿のために矢吹山のキャンプ場へやってきた英都大学推理小説研究会の面々―江神部長や有栖川有栖らの一行を、予想だにしない事態が待ち構えていた。矢吹山が噴火し、偶然一緒になった三グループの学生たちは、一瞬にして陸の孤島と化したキャンプ場に閉じ込められてしまったのだ。その極限状況の中、まるで月の魔力に誘われでもしたように出没する殺人鬼。その魔の手にかかり、ひとり、またひとりとキャンプ仲間が殺されていく…。いったい犯人は誰なのか。そして、現場に遺されたyの意味するものは何。

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2022/08/11

有栖川さんデビューしましたー はじめてはじめます… 久しぶりにザ・ミステリーしたような感想でした。 アタシも浅はかな知恵で誰が犯人だろなんて考えながら読んでますが当たった試しがありません…今回も。

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2022/07/17

初めての有栖川有栖先生でした。 ホームズが好きな私としては至る所にクスリとしてしまう描写が様々。読んでいてとても楽しかったです。 日本作家特有の、犯行動機が切ないもので纏める感じはなく、やはり海外ミステリ大好き有栖川先生ならではの物語の構造で、これまた良かった。 個人的には江神と...

初めての有栖川有栖先生でした。 ホームズが好きな私としては至る所にクスリとしてしまう描写が様々。読んでいてとても楽しかったです。 日本作家特有の、犯行動機が切ないもので纏める感じはなく、やはり海外ミステリ大好き有栖川先生ならではの物語の構造で、これまた良かった。 個人的には江神という人物がどうも魅力的に映った。情報無しの段階では、学生有栖が大活躍!なんて展開やろと思っておりました。すみません。 うーん、これはハマってしまったみたいだ。 次は何を読もうかな。有栖川先生か、エラリー・クイーン?それともホームズを読み直す? 毎日がまた忙しなくなりそうです。

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2022/07/03

登場人物が多すぎる… メモしながらよろよろ読んでたら読者への挑戦ページになってしまい。 いや分からん分からん!とツッコミ入れて一気読み。 犯人も理由も謎解きもダイイングメッセージも、全部明らかになったけれど、「そうかあ…」という感じ。 あと!これも!初版本だからバーコー...

登場人物が多すぎる… メモしながらよろよろ読んでたら読者への挑戦ページになってしまい。 いや分からん分からん!とツッコミ入れて一気読み。 犯人も理由も謎解きもダイイングメッセージも、全部明らかになったけれど、「そうかあ…」という感じ。 あと!これも!初版本だからバーコードない! 発売当初はまだ発明されていないようです! ISBNはあるのにねえ。

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2022/06/18

有栖川有栖さんの小説は初めて読みました。おもろしかったです。 物語の結末はどこか悲しくそれでいて儚く感じました。殺人の動機も同じくそう思いました。 本書を読んで非常に、江神二郎という人物に惹かれました。孤島パズル、双頭の悪魔、女王国の城、江神二郎の推察も読みんでみたいと感じました...

有栖川有栖さんの小説は初めて読みました。おもろしかったです。 物語の結末はどこか悲しくそれでいて儚く感じました。殺人の動機も同じくそう思いました。 本書を読んで非常に、江神二郎という人物に惹かれました。孤島パズル、双頭の悪魔、女王国の城、江神二郎の推察も読みんでみたいと感じました。

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2022/06/01

有栖川有栖さん初めて読んだ。 少し読みづらいところあり。 上手くストーリーに入り込めなかった。 最後は面白かった

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2022/04/13

今まで素人の投稿作品のアンソロジーを読んできたために、このデビュー作における有栖川氏の非凡さが大いに引き立った。 このリアリティは何だろう? また内容も題名に「ゲーム」の名を冠しながらも、単なるパズルゲームに終始していない。総勢17名の登場人物はそれぞれ個性を発揮して単なる駒に...

今まで素人の投稿作品のアンソロジーを読んできたために、このデビュー作における有栖川氏の非凡さが大いに引き立った。 このリアリティは何だろう? また内容も題名に「ゲーム」の名を冠しながらも、単なるパズルゲームに終始していない。総勢17名の登場人物はそれぞれ個性を発揮して単なる駒に終わっていないし、殺人事件が起こることに対する登場人物らが抱く心情も丹念に叙述し、読者の共感を促している。特に理代の次の台詞、「死ぬにしても……誰か以外のみんなは……楽しい人たちやったって……それを、私、知りたい……」はかなり心に響いた。 こんな風に小説全体にこの作者特有のペシミズムが流れているのだ。 それに加え、大学生という設定による社会人になる前の青臭さが新鮮で、旅先のラヴ・アフェアなどの恋愛も絡ませて一種の青春小説の様相を呈しているのも好印象だった。大学時代を思い出してしまった。 更に評価すべきはいわゆる「雪の山荘物」のヴァリエーションとして山の噴火を単純に設定しただけでなく、事件の真相に大いに寄与させているのが技巧の冴えを感じた。奇抜さだけで終わっていないのだ。 幕間に挟まれたマーダー・ゲームのエピソードなどもこの作者の推理小説(ミステリ)への愛情を窺わせる。 さて本書は読者への挑戦状が織り込まれている。チャレンジした結果、犯人は外れたが真相は十分納得いくものだった。今なお本格ミステリシーンの第一線で活躍するこの作家の才能の片鱗が窺えるデビュー作だった。

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2022/04/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

謎屋珈琲店でモチーフパフェすら食べたことあるのに読んだ事なかった不敬者なのですが読了! おもろ〜〜!!!!本格派ってこう いいっすね!!というさわやかさがある 指の隠し場所についてひらめけたのでわりと満足 フィルムが抜かれた理由について最初は全員のアリバイを証明してしまっている(隠蔽は完璧なのに)ということか?と思っていたのだが語り部が犯人説の否定がちゃんと最初に断ってあったためよかったー!

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2022/03/29

学生・有栖川有栖シリーズの第1作目にして、著者のデビュー長編ということ。 夏合宿で一緒になった、大学生たちが巻き込まれる事件が描かれるが、山の噴火に直撃され、降りられなくなった山で殺人事件も起きる、という惨劇にもかかわらず、学生たちの若さがあふれて輝いているように見えるのは、自分...

学生・有栖川有栖シリーズの第1作目にして、著者のデビュー長編ということ。 夏合宿で一緒になった、大学生たちが巻き込まれる事件が描かれるが、山の噴火に直撃され、降りられなくなった山で殺人事件も起きる、という惨劇にもかかわらず、学生たちの若さがあふれて輝いているように見えるのは、自分の歳のせいだろうか? 京都の大学に行きたい。 キャンプ場で「マーダー・ゲーム」したい。 英都大学に現役合格した有栖川有栖は、江神二郎を部長とする「推理小説研究会」に所属し、長野県と群馬県の境ほどにある浅間山山系に属する「矢吹山」のキャンプ場での夏合宿に参加する。 一般の人が寄り付かなくなって寂れてしまったキャンプ場で、他に二つの大学のグループと知り合う。 17人の男女は、意気投合し、初日のキャンプファイアーですっかり盛り上がるが、次第に不審なことが起こり始め、10年ぶりの噴火にも巻き込まれる。 その中でアリスは、理代に恋心を抱くも、江神に、あの理代って子と仲よくするのもほどほどに、と忠告される。どういう意味? そのくらいのことで人を殺すのだろうか、という疑問もあるけれど・・・若者の感じ方は違うのかもしれない。 年を重ねると、人間、人を殺したいと思った時に、得るものと失うものを秤にかける。 築いてきたものを失いたく無いからこそ、人を殺す。 これは、まだ何も持たない若者ならではの、破滅型の殺人だったのかもしれない。

Posted byブクログ

2022/02/22

皆さんあるように、動機が薄っ!っと思ったけど、大学生ならではの青臭い感じとか、男女の心の揺れ動きなどがあって爽やかだった。犯人と探偵の最後のやり取りもなかなか味がある。登場人物が多すぎて何度も確認しながら読んだ。

Posted byブクログ