不思議の国のアリス の商品レビュー
「不思議の国のアリス」は世界観が怖くて昔は読めない本だったので再チャレンジ!やっぱりよくわからず終わってしまったが、アリスの魅力は少し理解できた。
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アリスといえば、中学くらいの教科書のイメージ。 大晦日に読了。 ある昼下がり、チョッキをきた白兎をおいかけてお大きな穴に飛び込む。 いろいろあって姉の膝で起きるアリス。 ドラえもんがのび太の夢であったかのよう。 挿絵も可愛いし、ネズミや小鳥,グリフィンやウミガメもどき。いろんな架空の生物もでてきて夢の世界。あと体がなにか飲んだり食べたりすると伸び縮みするのも適当なの。毒って書いてないかをよく確かめる。書いてある?
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離人症、偏頭痛、薬物接種、変視症‥‥医学的にルイス・キャロルを分析していた文献を読み、アリスを再読してみた。結局は才能と美意識!どんな目に遭っても、センスがなければこんなもん書けない。
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これも何度手放しても買ってしまう本。 他のアリスも読んではみるが、ピンとこない。 結局、自分の中では矢川澄子翻訳版が一番しっくりくる。 例えば 88-89ページ 'Would you tell me, please, which way I ought to go from here?' 「あのう、わたくし、ここからどの道を行けばいいか、教えていただきたいんですけど」 'That depends a good deal on where you want to get to,' said the Cat. 「そりゃ、あんたがどこへ行きたいかによるわな」とネコのこたえだ。 'I don't much care where—' said Alice. 「どこだっていいんですけど──」 'Then it doesn't matter which way you go,' said the Cat. 「そんなら、どの道だってかまわんだろ」 '—so long as I get SOMEWHERE,' Alice added as an explanation. 'Oh, you're sure to do that,' said the Cat, 'if you only walk long enough.' 「──どっかへ行きつけさえすればね」アリスがいいそえると、ネコはネコで、 「あ、そりゃ行きつけらあ。ちゃんと歩きつづけて行きさえすりゃあね」 こんな具合(と、アリスを読むと言いたくなる笑 少し気取った言い回しと、他の翻訳にはしっかりと全文についてくる「と、アリス」「とネコ」の部分が省略されているのも読み易い。 「らしさ」を求めると、この翻訳が一番自分好み。
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以前読んだ時はあまりにストーリーを重視し過ぎて、そんなに面白いと感じなかったが、今回はことば遊びや不思議な世界観を楽しむことができた。〜でね、と読者に語りかけるような文章で、小さな子に寝る前のお話として語りかけている光景が目に浮かぶ。訳者の方は世界観を壊さないよう、とても丁寧に...
以前読んだ時はあまりにストーリーを重視し過ぎて、そんなに面白いと感じなかったが、今回はことば遊びや不思議な世界観を楽しむことができた。〜でね、と読者に語りかけるような文章で、小さな子に寝る前のお話として語りかけている光景が目に浮かぶ。訳者の方は世界観を壊さないよう、とても丁寧に訳されたことがよくわかる。苦労されただろうな。 今再読すると、アリスの孤独をひしひしと感じた。世間一般に常識的な人がおかしいと思われる世界。裏を返せば、生きづらさを感じている人には世界はこんな風に見えているのか。 ジョン・テニエルの挿絵バージョンも読んでみたい。
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よく分からなかったっていうのが正直な感想だけど、アリスと動物たちの会話がすごい深い内容だったりして読んでて楽しかった。
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読書会課題本。原著は何度も読んだことがある。日本語訳の全体を読むのは初めて。意図的なスペルミスによるギャグなど、言葉遊びに溢れている原著にあるおかしみを伝えたいという苦心の跡がたくさん感じられた。
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初めて読んだのは小学3年あたりかと思う。少年少女世界文学全集のような本で。翻訳が違う様に思います。ラストの姉のシーンは、読んでないような気がする。 ディズニーのアリスを思い出しながら読みました。ビデオに撮って、子供達と何回も観ました。子育てを支えてくれた作品の一つです。
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【名作文学を読む】 シュヴァンクマイエルの映画『アリス』を観て、あれ、これってどこまで原作に則ってるんだ? てか原作ってどんな感じやったっけ? と思ったので、この際きちんと原作を読んでみることにしました。 『不思議の国のアリス』はあまりにも有名なゆえ、沢山の翻訳家がキャロルの...
【名作文学を読む】 シュヴァンクマイエルの映画『アリス』を観て、あれ、これってどこまで原作に則ってるんだ? てか原作ってどんな感じやったっけ? と思ったので、この際きちんと原作を読んでみることにしました。 『不思議の国のアリス』はあまりにも有名なゆえ、沢山の翻訳家がキャロルの世界を紐解いています(100種類以上はあるとかないとか)。そのため翻訳者によって少々印象の変わってくる『不思議の国のアリス』なのですが、自分は矢川澄子さんの訳を選びました。金子國義氏の挿絵も大きなポイントを占めていますね。 気になる本文はなるほど「小説のシュルレアリスム」の嚆矢と言う人がいるのも頷ける内容で、狂っていると言うよりは絶妙な会話のズレ具合で、終始困惑したりクスッとなったり、忙しかった……。コロコロ場面は変わるし、突拍子もない展開もしばしば。ウミガメモドキのとことか、まじでなに言うとるんかわからんかった……。最後に呼んだのはいつだろう。とにかく、初読の時からはかけ離れたまでの違った印象を受けました。
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読んだ理由: 新潮文庫の100冊に入っていたので。 大人になって読み返してみると、不条理さが気になった。突拍子もないお話を純粋に楽しめなかった。
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