少年たちの終わらない夜 の商品レビュー

鷺沢萠【著】

信じられないくらいの…

[文庫ＯＦＦ]

信じられないくらいの透明感で描かれた少年(少女)たちの短編集。特に「誰かアイダを探して」は自分自身の中にある、透明な部分を引き出してくれさえします。鷺沢ファン必読!!

年をとってしまうと、…

[文庫ＯＦＦ]

年をとってしまうと、何てこと無い垣根。19歳と20歳の違いを意識した少年たちの物語。少し物足りなさはあるけれど、これはこれでいい気がした。19,20は物足りないです。

鷺沢萠さんの作品を初…

[文庫ＯＦＦ]

鷺沢萠さんの作品を初めて読みました。「えっ、これで終わりなの?」って感じの未完成なラストに驚いたけど、ソレがかえって少年の未熟さ世の中の不完全さを表現してて奥行きがでてる。

単にSEXをしたいだ…

[文庫ＯＦＦ]

単にSEXをしたいだけの若者達の有り様を、オバハンらしい観点で感動的に歌い上げた傑作。

2021/11/06

フェア関連で復刊、高校の図書室で（おそらく）でたばかりのを借りて読んだ作品、なつかしくてつい手にとってしまった。

2021/07/23

19歳の少年は無敵だ。大学生になった彼らはモラトリアム期間を存分に楽しんでいる。今が楽しければそれでいい、どこか刹那的でもある。一方で彼女はひどく怖がりだ。もどかしさと苛立ちを抱え、楽しいだけじゃだめなんだよ。と。言葉が通じない異星人相手にしているような噛み合わなさ。彼だってほんとはわかってる。この「今」が永遠には続かないことを。彼女が「ぜんぶベストじゃなきゃ、外を歩きたくなんてないよ」っていうのは臆病とも違う。だけどさ、ぜんぶベストな状況待ってたら、終わっちまうぜ。いや、もう終わりは見えている。

2021/05/16

初めて読んだのは高校生の時だったと思います。

時代、というやつなのかな。どの時代にもその時の高校生の姿というものがあって、それは人によってそれぞれなんだけれども、少なくとも自分の中では、ここに書かれている主人公たちの姿がとてもキラキラしていて羨ましかったなぁ。

切り取られた一瞬であっても、迷いつつときには衝突しながらも一緒に過ごす仲間の存在があるのって、本当に良いなぁということを強く感じた作品でした。

2021/04/29

時代は変わっても少年たちの今を生きる渇望は変わらない。悩み、焦り、迷い、成長していく。彼らにとっての夜明け前。

2019/10/09

急逝してしまった感性若い著者の、
痛いほど鋭利で直球な10代ストーリー。

「　」と「　」の関係で成り立つ
物語の、すれ違いと同感が、言うならきらびやか。

文体は、まるで日差しが鋭い分
影もまたいっそう強い夏の日差しのよう。

2019/07/15

一瞬だからこそ輝く時代。
自分にもあったのか、幻想なのかわからないけど。

瑞々しい青春の感覚を楽しめた。