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少年たちの終わらない夜 の商品レビュー

3.5

37件のお客様レビュー

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2009/10/04

中学生のときに、図書館で借りた本。 残念な事に、著者はお亡くなりになられてます。 今でも時々読み返し、あのころを思い出します。

Posted byブクログ

2009/10/04

不良チックな登場人物が多めに使われています。この本もなんとも無い一行でぱッ、と泣かせてくれます。 少年達の抱くなんともいえないセンチメンタルな切なさが、じんわり伝わってきます。特にティーンエイジ・サマーは本当に良かった。この本も鋭さが光ります

Posted byブクログ

2009/10/04

表代作他3作の短編集。「二十歳になったら、何をやってもフツウのことになっちゃうよ」(『誰かアイダを探して』より)っていう、何かに追いかけられるような焦燥感を持っていた頃、たとえば高校を卒業して数年後くらいに読んでいたら、共感する部分も多かったのかなと思うお話揃いでした。今の私には...

表代作他3作の短編集。「二十歳になったら、何をやってもフツウのことになっちゃうよ」(『誰かアイダを探して』より)っていう、何かに追いかけられるような焦燥感を持っていた頃、たとえば高校を卒業して数年後くらいに読んでいたら、共感する部分も多かったのかなと思うお話揃いでした。今の私には遠い過去過ぎて退廃的としか感じられなかったのがちょっと残念。

Posted byブクログ

2009/10/04

前の本でも書いたけど、何で少年達の心情まで分かるんだろう? 私は高校のとき遊んでなかったからわかんないけど、 主人公達みたいにものすごく遊んでた人たちもいたんだろうなって、思った。 「自分でハマっちゃうほうがまだいいよ」ってマスターの言葉が好き。

Posted byブクログ

2009/10/04

表題作、なんか…うーん…。文章は嫌いじゃないけどなんとなく好きになれなかった。あ、でもこれにもアイダが入ってたのはすごくうれしい!前に読んだときとはやっぱりちょっと印象変わってた。わたしが生まれて間もないころに書かれてる話なのに、今でもストレートに伝わる話。

Posted byブクログ

2009/10/04

故・鷺沢さんの短編集。大学の頃に読んだのかなあ・・・その時は文章のきれいなところとか流れのゆるやかさとか・・いろいろ好きになる要素はあったんですが・・「誰かアイダを探して」という話を読んで、とても切ない気持ちになったことをよく覚えています。彼女が亡くなった時、とてもショックを受け...

故・鷺沢さんの短編集。大学の頃に読んだのかなあ・・・その時は文章のきれいなところとか流れのゆるやかさとか・・いろいろ好きになる要素はあったんですが・・「誰かアイダを探して」という話を読んで、とても切ない気持ちになったことをよく覚えています。彼女が亡くなった時、とてもショックを受けました。それで最近もう一度この本を読み返したのですが、昔ほどの切ない気持ちは感じられませんでした。 多分、私があの頃まだ若かったからこそ、そこに書かれている少年たちのみずみずしさに共感できたのかもしれません。 でも、あそこまで切なくなったお話も今のところ、そんなにありません・・・・

Posted byブクログ

2009/10/04

かなり前からこの作家さんの名前は知っていたけど、作品を読んだのはこれが初めて。 短編集で、表題作は引退を控えたバスケ部の高校生「真規(まさき)」と、 その周りを取り巻くいろんな意味での「友達」の話。 と言っても、決して爽やかな青春ストーリーではないね。 空気的には村上龍の「限りな...

かなり前からこの作家さんの名前は知っていたけど、作品を読んだのはこれが初めて。 短編集で、表題作は引退を控えたバスケ部の高校生「真規(まさき)」と、 その周りを取り巻くいろんな意味での「友達」の話。 と言っても、決して爽やかな青春ストーリーではないね。 空気的には村上龍の「限りなく透明に近いブルー」系の、どこか退廃的な匂いの漂うカンジ。 個人的には、浅い役どころの登場人物が多い設定はあまり好きじゃないんだよね。 初版が発行された頃は、私も同じ世代だったことになる訳だけど、ちょっと違う種類の考え方って気もする。 でも見えない油膜に圧迫されて、そこから脱出しようともがく姿には、妙に共感できた。 まぁ感じ方は人それぞれだろうけど、自分の高校生の頃をふと思い出せるような気はするね。

Posted byブクログ