乱れからくり の商品レビュー
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同じ表紙がなくて残念。泡坂妻夫長編2作目。第31回日本推理作家協会賞受賞作。すごく長かった。ユーモアがあまりなく、結局舞子が警察を辞めなきゃになった事件の真相もはっきりせず。何で朋浩は舞子にお金を渡したのか。しかし全部自動的に殺せるようセットして、自分たちは外国にいようなんてすごいよな。しかも不貞の結果できた子供は殺すくせに、不貞をしたはずの妻は外国に連れてくんだもの。その妻・真棹がヒロイン的な扱いで出てくるけど、全然好きになれない。主役の敏夫も。まぁ舞子はいいけど。天保銭で財産を隠すやり方は面白いけど、迷路とか洞窟とか、大掛かりすぎて好きじゃない。泡坂さんってこういうのも書くんだ、って感じ。
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昔の作品は、その時代背景や年代を考慮して読む必要があると思う。今だったら舞子さんのあまりの男口調は絶対ないだろうし。そんなのもあってか読みにくいわけではないのに、なんだか私は合わない。ただ、トリックは凄いし、そのトリックへの繋がりは、やばいくらい良く出来てる。まあ、現代ものと思っ...
昔の作品は、その時代背景や年代を考慮して読む必要があると思う。今だったら舞子さんのあまりの男口調は絶対ないだろうし。そんなのもあってか読みにくいわけではないのに、なんだか私は合わない。ただ、トリックは凄いし、そのトリックへの繋がりは、やばいくらい良く出来てる。まあ、現代ものと思って読むと「んな、アホな」はぬぐえない。それを踏まえて読める人には面白く読めると思う。そうくるかといトリック満載なのでR。
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東西ミステリーベスト1985-22#2012-34。不真面目に読むと面白いかも(´ρ`)奇術師の手掛けるミステリーということでツッコミを入れるとキリがない( ̄▽ ̄;)今作では透一の死が一番首を捻った(笑)幼児が睡眠薬50錠食べて死ぬってなかなかのトンデモだよね(;゜0゜)とは言っ...
東西ミステリーベスト1985-22#2012-34。不真面目に読むと面白いかも(´ρ`)奇術師の手掛けるミステリーということでツッコミを入れるとキリがない( ̄▽ ̄;)今作では透一の死が一番首を捻った(笑)幼児が睡眠薬50錠食べて死ぬってなかなかのトンデモだよね(;゜0゜)とは言っても時代を感じさせる数々のからくりが面白いしプロットとしては出来がいいと思う。ただ主人公に関してはちょっと魅力がなさすぎではないかなと(苦笑)
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玩具会社を経営する馬割一族を襲う連続殺人事件。冒頭の隕石は突飛過ぎて唖然としてしまいましたが、計算された手口による遠隔殺人は驚愕ものでした。これだけでも一読の価値はあると思います。 ただ、自動機械人形、玩具、迷路などの薀蓄は分かり易いのですが、長くて苦痛でした。 また、香尾里の死...
玩具会社を経営する馬割一族を襲う連続殺人事件。冒頭の隕石は突飛過ぎて唖然としてしまいましたが、計算された手口による遠隔殺人は驚愕ものでした。これだけでも一読の価値はあると思います。 ただ、自動機械人形、玩具、迷路などの薀蓄は分かり易いのですが、長くて苦痛でした。 また、香尾里の死の間際の言葉の誤解は少々無理があるかなと思いました。
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再読。 泡坂作品の中では群を抜いて大好きな作品です。 からくり、人形、屋敷、迷路、、、私の好みのキーワードがこれでもかと盛り込まれているので、この蘊蓄が読みたいが為に度々再読しています。 読み手を驚かせる計算された構成は上手いなーの一言。 お見事ですよね。 今読んでも色褪せることなく、光を放っている作品です。
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ミステリ好きな人たちに愛されている作家さんのようなので、試し読み。 昭和の大物なのかな。 う~ん?どうもピンとこない。 トリックや登場人物に魅力が感じられない。 時代遅れ感は仕方がないけど、それならば江戸川乱歩や横溝正史まで遡った方がよっぽど面白い。 私はそう思う。
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タイトルの通りからくりだらけの1冊。 古今東西のからくりが作中で紹介されていて、これがとてもおもしろかったです。 お茶を運んだり、弓を射ったりするからくり人形は知っていましたが、こうしたものが深い知識と熟練の技と、そして稚気に富んだ精神の賜物だというのは感動しました。 最初の事...
タイトルの通りからくりだらけの1冊。 古今東西のからくりが作中で紹介されていて、これがとてもおもしろかったです。 お茶を運んだり、弓を射ったりするからくり人形は知っていましたが、こうしたものが深い知識と熟練の技と、そして稚気に富んだ精神の賜物だというのは感動しました。 最初の事件がまさかの隕石落下というのが仰天ですが、ここから事件が次々と起き、登場人物のほとんどが死んでしまいます。 こんなにも次々と人が死んでしまって、犯人は誰なんだ、というところで明かされる真相には驚きました。 トリック、ストーリー、最後のオチにいたるまでからくりと絡めた展開は素晴らしいです。 逃避行の場面なんかは余計だとは思いましたが、至る所に細かく伏線が張ってあったことに気づきます。 最初の隕石の事件なんかも、そんな偶然が!と思うものの、事件の全体像が見えた後では意味深でした。 登場する巨大迷路だのねじ屋敷だのおもちゃだのというアイテムがとにかく楽しい。マドージョの真相には一番驚きでした。 そして舞子さんの事件はいったいどういう事だったのでしょうか。
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からくりは、人間が明確な目的を持って作成される。そして、人間が起動させるとその手を離れて動き始め、途中で止めることはできない… 私には少し昔のミステリーですが、さくさく読めました。 そして、ある男の、女を守ろうとした一言にほろり。
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今作は日本推理作家協会賞受賞作品です。 探偵役は若者と女傑、亜シリーズにもたくましい女性が登場していて作者の趣味でしょうか?小さいながらも探偵事務所の所長と社員のこの二人が依頼人一族の連続殺人に巻き込まれていきます。 一族の住居、ねじ屋敷の迷路、地下道、秘められた過去等々、オカルト趣味に古来からのからくり薀蓄も興味深く、伏線の回収から謎解きのロジックと、直球勝負の本格推理作品でした。 読んだところでググってみたのですが過去に映画、テレビドラマなどで映像化されているようです。映画の主演はなんと松田優作!これは見ごたえありそうだ!動画サイトでチェックしてツタヤにゴー!ですかね?
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ペダンティックなせいか、どことなく「とらんぷ譚」とか「虚無への供物」に雰囲気が似ている印象。どこか現実から乖離していて、どこか違う世界の話のような…。 泡坂氏は紋章上絵師や奇術師という一面もあるらしいが、その著者の経歴が色濃く小説世界に反映されたミステリーだと思った。連続殺人に...
ペダンティックなせいか、どことなく「とらんぷ譚」とか「虚無への供物」に雰囲気が似ている印象。どこか現実から乖離していて、どこか違う世界の話のような…。 泡坂氏は紋章上絵師や奇術師という一面もあるらしいが、その著者の経歴が色濃く小説世界に反映されたミステリーだと思った。連続殺人に、迷路・洞窟・隠し扉・玩具・万華鏡・ビスクドール・謎めいたお屋敷・美しい未亡人…といった盛りだくさんのミステリーの醍醐味が加わって、すごく満足の一冊だった。 怖いけどマドージョが見てみたい!
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