創竜伝(1) の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
改めて、もう一度読み直しています。 竜堂さんちの四兄弟のお話。 竜堂さんちの四兄弟には、実は人並み離れた力が眠っていて、その力を狙った魑魅魍魎たちが動き出す。 という話でした。 実はこの四兄弟さんたちも自分の力をよくわかっていなくて。 下の弟二人からしてみれば、ちょっとしたじゃれ合いをするために使うことしか考えていない。 おまけに、この四兄弟。 上から、始、続、終、余という名前までふざけている。 ここまでふざけていたら、作者さんがどれだけ肩の力を抜いてこの物語を書き始めたのか、とてもよくわかる。 書いている内容は皮肉。 日本に対する、というよりは、日本の国家を牛耳るヒヒ爺たちへの皮肉。 実は日本の中には、表には出ないけれど、業界を牛耳る老人がおって、その人間が思い通りに描いたシナリオとおり日本は動いている、というよくあるのがその設定。 そしてそのヒヒ爺さんが、更なる寿命を得るために、竜堂兄弟に流れる龍の血を狙って襲いかかってくるという話。 当然、わけのわからない理由で不当に拘束されそうになった竜堂兄弟は丁重にその申し出を辞退しますが、敵も必死で、平和な交渉ができないとなると、力強くで一番年下の余くんを拉致してしまう。 もちろん、そのままにしておく他の兄弟ではないので、助けに行くのだけれども、敵は竜堂家一同を人間扱いするつもりなど微塵もなく、容赦なく重火器をぶっ放してくる大サービスっぷり。 そんなこんなで大ピンチを迎えた余くんは、龍に変身しています。 それはそれは綺麗な龍になって、雨を鬼のように降らせて、皆がばたばたと慌てふためいている間に、敵が寿命を迎え、ハッピーエンドでした。 ちょっと、人より強いかも⁉ と思っていたら、龍でした、というかなりはちゃめちゃな話ですが。 彼らは、決して自分の意に染まないことはしないし、きっちりやられたらやり返すし、でそういうすごい力を持っているのに人間くさいところがとても面白いです。
Posted by
初見のときずっと年上の大人だと思っていた始さんがいつの間にやら年下に(笑) 面白かったのに、完結しないだろうな
Posted by
高校生の時に出会って、今現在に至るまで、何度読み返しても遜色なく面白いです。高校生の頃は、難しくて理解できない文章や単語、言動、背景もありましたが、大人になった今 読み返してみると、風刺が所狭しと盛り込まれていて、それはそれで楽しめます。(ただ、左に寄り過ぎてます) こんな兄弟と...
高校生の時に出会って、今現在に至るまで、何度読み返しても遜色なく面白いです。高校生の頃は、難しくて理解できない文章や単語、言動、背景もありましたが、大人になった今 読み返してみると、風刺が所狭しと盛り込まれていて、それはそれで楽しめます。(ただ、左に寄り過ぎてます) こんな兄弟とお知り合いになりたいわ。なんて思ってしまうこと間違いなしです。 中国の歴史や神話、伝説、五行思想などに興味を持ち始めたきっかけになった本。 昔も今も大好きな本。続刊はでないのかしら…
Posted by
すごい能力の4兄妹が、政治家の黒幕に狙われて・・・ ッテ感じで。 昔、狼男シリーズや小松左京とか筒井やすたかのSF を読み始めた時のワクワク感を感じたよ。 機会があったら、続きも読もうっかな~
Posted by
未だ完結を見ないシリーズ。中学生の頃、CLAMP絵に惹かれて知人に薦められ読んだ。当時嵌ってたけど、政治家の話とか出てくるパートは苦手で、けっこう飛ばしてたような(笑)。 ノベルス版は天野嘉孝、YA!版では田島昭宇、と挿絵も雰囲気がいろいろです。続巻待ってます。 田中さんの本だ...
未だ完結を見ないシリーズ。中学生の頃、CLAMP絵に惹かれて知人に薦められ読んだ。当時嵌ってたけど、政治家の話とか出てくるパートは苦手で、けっこう飛ばしてたような(笑)。 ノベルス版は天野嘉孝、YA!版では田島昭宇、と挿絵も雰囲気がいろいろです。続巻待ってます。 田中さんの本だと他には「銀河英雄伝説」は比較的最近読んだ。宝塚歌劇にもなるなんてすごいよ! 私はロイエンタール贔屓です。 あと「アップフェルラント物語」。ふくやまけいこさんのイラストも可愛い、少年少女もの。そしてドラまたお涼こと薬師寺涼子シリーズ。 エッセイ「とっぴんぱらりのぷう」も好き。
Posted by
マンガを読んだ後に小説で読みたくなって読んでみたが、アクションの表現が思ったより少なくて少し物足りなかった。
Posted by
小学生ぐらいで初めて読んで漢字等の挫折で読むのを諦めて、ラノベにハマった中学生ぐらいで読みなおしてハマった。CLAMP氏の絵なのでラノベ好きなら読みやすいと思う。4兄弟もそれぞれ個性があって掛け合いが面白い。
Posted by
ファンタジー小説にしては淡々としていたと思います。ですがファンタジー必須の異常性を上手く現実的に書いて「きっと現代にこんなファンタジー因子がいたらこうなるのかもしれない」というリアリティを含んでいました。ひたすらに主人公各の四兄弟が強いです。ただのそれだけのお話ですがまだ一巻なの...
ファンタジー小説にしては淡々としていたと思います。ですがファンタジー必須の異常性を上手く現実的に書いて「きっと現代にこんなファンタジー因子がいたらこうなるのかもしれない」というリアリティを含んでいました。ひたすらに主人公各の四兄弟が強いです。ただのそれだけのお話ですがまだ一巻なのでこれから謎や問題が出てくると思うと期待が膨らみます。面白い導入部分でした。とにかく派手です。
Posted by
戦闘場面での文章の書き方がとても上手い?読んでいてとてもワクワクしました。 これから、どうなっていくのか楽しみ
Posted by
ライトノベルと言うべきかヤングアダルトと言うべきか。 新書版の方で読了済み。 あの妖艶なカバーが好きでした。 兄弟ものか好きなので端的に言えば萌えます。 元々宋時代が好きだったのでドハマリしました。 政治経済話もちょろっと出てくるのがいい。 中華ものはいいですね。 まつりちゃんが...
ライトノベルと言うべきかヤングアダルトと言うべきか。 新書版の方で読了済み。 あの妖艶なカバーが好きでした。 兄弟ものか好きなので端的に言えば萌えます。 元々宋時代が好きだったのでドハマリしました。 政治経済話もちょろっと出てくるのがいい。 中華ものはいいですね。 まつりちゃんが可愛い!鳥羽のおじさまも可愛い!
Posted by