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斜め屋敷の犯罪 の商品レビュー

3.4

192件のお客様レビュー

  1. 5つ

    22

  2. 4つ

    57

  3. 3つ

    76

  4. 2つ

    20

  5. 1つ

    2

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2010/01/11

相変わらずトリックがすごかった。 そうか。 新本格って金田一とかコナンみたいな漫画のような展開を言うのね。 とか思ってしまった。 でも話は相変わらず面白い。 さすが島田。

Posted byブクログ

2009/12/03

 北海道の北部、流氷を望む海沿いに、その奇妙な屋敷はあった。傾いた状態で作られた屋敷、その傍にそびえたつ塔。庭にしつらえられた花壇には、不思議な模様が描かれていて……。  この屋敷で行われるクリスマスパーティに招かれたゲストたち。大雪の降る冬の夜、続けざまにふたつの密室殺人が起き...

 北海道の北部、流氷を望む海沿いに、その奇妙な屋敷はあった。傾いた状態で作られた屋敷、その傍にそびえたつ塔。庭にしつらえられた花壇には、不思議な模様が描かれていて……。  この屋敷で行われるクリスマスパーティに招かれたゲストたち。大雪の降る冬の夜、続けざまにふたつの密室殺人が起きる。あきらかに他殺された死体、けれどしっかりと施錠されたドア以外には、狭い通気孔しかない。二人を殺すだけの動機など、その場にいた誰にもないように思われる。動機は何か、どうやって殺したのか? 、『占星術殺人事件』に比べると、今回はずいぶん読みやすかったです。しかし、読みやすかったのは断然こちらだけれども、読み終わって印象に残っているのは『占星術』の方だなあ。ひとつには、登場人物の魅力の問題だと思うのですが。今回、かなりキャラクターのやりとりがユーモラスなんですけども、むこうに比べると、あまり生きた人間だという気がしなかったような。……けれどまあ、それはそれとして、楽しく読めました。

Posted byブクログ

2010/04/23

屋敷の構造を理解するのがめんどくさいw トリックは単純で、心理的な駆け引きが多いほうが 個人的には好きだなぁ・・・ 犯人がすぐにわかっちゃうのもちょっと・・・

Posted byブクログ

2009/11/22

御手洗潔シリーズを読んでみようと思い、「占星術殺人事件」から読み始めようとしたのですが図書館に「占星術殺人事件」が無かったのでこの本から読み始めることになりました。 事件が起きてからなんやかんやとあり、探偵が登場するまでが少々長く感じましたが面白かったと思います。 御手洗潔につい...

御手洗潔シリーズを読んでみようと思い、「占星術殺人事件」から読み始めようとしたのですが図書館に「占星術殺人事件」が無かったのでこの本から読み始めることになりました。 事件が起きてからなんやかんやとあり、探偵が登場するまでが少々長く感じましたが面白かったと思います。 御手洗潔については、傍若無人な振る舞いやものの言い方など面白かったです。 読んでて思ったのは榎木津と同系統だなぁと(笑)。 でも、榎木津とは違って推理をしているので探偵に見えました。 トリックについては壮大だなと思いました。 そんなことで本当にうまく殺せるのかどうか、そこまで気持ちが持続するのかどうかの疑問があるのでもやっと感はありますが。 でも、このでっかいトリックは逆に面白く感じました。 満足度は★★★☆☆。 今後は御手洗潔シリーズをざっと読んでいきたいと思います。

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2009/10/04

島田荘司さんの初期の作品です。 あまり知られてない作品かもですが 「それだけのために」っていうトリックがすごい。 衝撃的でした。

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2010/05/04

御手洗潔シリーズ第二弾。 実は『占星術殺人事件』が衝撃的過ぎたのか。 こちらの内容をほとんど覚えてナイんです・・・ おぼろげには何か見えてくるんですが(´ω`;) 今度読み返してみようと思います!!

Posted byブクログ

2009/10/04

斜めに傾いて作られた屋敷の中で起こる不可能殺人。残されたのはバラバラになった人形。 警察が来るものの謎は解明できず、本庁に救援要請。 「表だった救援はできませんが、力になってくれる占星術師を送りましょう」 やってきました名探偵・御手洗潔! 「犯人はあの人形です!」 何を言ってるん...

斜めに傾いて作られた屋敷の中で起こる不可能殺人。残されたのはバラバラになった人形。 警察が来るものの謎は解明できず、本庁に救援要請。 「表だった救援はできませんが、力になってくれる占星術師を送りましょう」 やってきました名探偵・御手洗潔! 「犯人はあの人形です!」 何を言ってるんだこいつは。 ミステリファンが好むベッタベタな展開。 あり得ない構造の屋敷。 犯行後の雪の上に足跡がない。 どんどん出てくる動機。 作者の挑戦。 するする読めて「え?あとこんだけで謎解きしちゃうの?」と思ってしまう。 もちろんトリックもある意味ベッタベタ。 だがこのベタさがいい!

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2016/10/05

いま知ったけど、完全改訂版なんか出てるのね…読まないと、か? 占星術のあとに、順番どおり読みましたが、文章の派手さは一作目と比べるものではないにしろ、この読みやすさ、このエンターティンメントは何度読んでも新しい発見があり、おもしろい。 いろんなミステリを手当たり次第読み、解説など...

いま知ったけど、完全改訂版なんか出てるのね…読まないと、か? 占星術のあとに、順番どおり読みましたが、文章の派手さは一作目と比べるものではないにしろ、この読みやすさ、このエンターティンメントは何度読んでも新しい発見があり、おもしろい。 いろんなミステリを手当たり次第読み、解説など読むとこの作品がすごい確率で引き合いに出されていることが多く、改めて大きな影響を各界に与えているんだなあ、と思わされます。 斜め屋敷の登場人物たちがそれぞれ、島田先生の病んだ人間観をしゃべらされていてそれがこの先延々続くのには笑えるところですが、御手洗が出てきても来なくてもおもしろいはず。最後の花壇の部分は、幼きころの私には理解できませんでした…。

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2009/10/04

2009年4月8日読了。 トリックが大胆というか何というか。びっくり。 御手洗のキチガイっぷりがまた好きです。

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2011/07/22

北海道宗谷岬に建つ奇妙な洋館。特徴は建物全体が斜めに傾いていることと、15室ある部屋や階段の複雑な構造。この「流氷館」の主人にして会社会長の浜本が、招待客を招いてクリスマスパーティを開催した夜、奇妙な出来事が起きる。明くる朝、客の一人が密室内で殺されてるのが発見された。いったい何...

北海道宗谷岬に建つ奇妙な洋館。特徴は建物全体が斜めに傾いていることと、15室ある部屋や階段の複雑な構造。この「流氷館」の主人にして会社会長の浜本が、招待客を招いてクリスマスパーティを開催した夜、奇妙な出来事が起きる。明くる朝、客の一人が密室内で殺されてるのが発見された。いったい何故…。密室の謎も殺害方法も解らず、私も所轄の刑事と一緒になって「うーん、ややこしい!全く解らん!」と唸りつつ頭と首をひねっていた。1/3読んでも御手洗は登場せず。やきもき。そうこうしているうちに、警察官が4人も居るにもかかわらず第二の殺人が起きる。菖蒲の花と花瓶が死体に落ちるというアクシデントは、○○による犯行痕跡隠しか?と疑いつつ、確信は得られない…。うーん。正真正銘のお手上げ状態。2/3過ぎたあたりでギブアップした北海道の警察が東京へ応援を頼み、「奇妙千万な事件に相応しい人間は日本中にこの男の他に無し」とのことで、やっと御手洗・石岡コンビの出番と相成ったのである。(御手洗待ちの私には、お預け状態が辛かった)。到着早々、「犯人はゴーレム(人形)です」などと意味不明な演説を延々ぶちかまし(石岡君の紹介はほんの付け足し…)、ゴーレムに服を着せると大騒ぎ。まるで「狂人と付添夫」の例えには笑った。更に第三の殺人、女のバトル、石岡君の絶好宣言、ぼや騒ぎを経てクライマックスへ。ここでお約束『読者への挑戦』!私も挑戦すべく、ここまでの謎を整理してみた。*北南方向に斜めな理由*複雑な構造の理由*第一殺人の謎(足跡、血、変な格好)*三階窓を覗いたゴーレムの顔*雪の上の棒二つ*花壇模様クイズ*第二殺人トリック(三重の鍵、凶器とヒモ、背中への刺傷)*ゴーレム手首のヒモ*第三犯行(刺傷後死亡)のトリック(凶器とヒモ、手紙はフェイク?)手紙と第二の被害者発見時の不審な行動から、犯人は○○で、本当の目的は第二の××殺害だと見当をつけたものの、トリックが全然解らん。こんなにたくさんの謎を残り少ないページで解決できるのか訝しく思いながら、「読者への挑戦」に敗れて(毎度のことだが)、終幕へ。これ以上はどうしてもネタバレになってしまうけれど、あと一言だけ。こんな建物自体、建築基準法だかに引っかかって今は無理だと思うが、ヒヤヒヤ(冷や冷や)もののダイナミックなトリック。想像力が凄い。特に△△の鼻を使った部分は怪しく、想像してみても不気味。花壇模様クイズも半分だけ解ってたのに…、あれも読者へのヒントになってたんだなぁ。御手洗の奇行にもそれなりの理由があったのか。思い返すと手掛かりはそれぞれ提示されててフェアプレイだったと納得。あ、「あと一言」っていったのに。

Posted byブクログ