斜め屋敷の犯罪 の商品レビュー

島田荘司【著】

2011/03/20

斜め屋敷で起こる惨劇。
動きだすゴーレム、天狗の面が・・・・
斜め屋敷で次々に起こる殺人劇を
御手洗潔があばく・・・

古本屋で５０円で売っていたので買ってみた
最近館ものこっている・・・

2011/04/15

普段はトリックも犯人も当てられないくせに、なぜかこれは分かってしまいました。
探偵、御手洗の登場までが長かったですね。

この屋敷のミニチュアが欲しいです。
トリックを試してみたい。

2011/03/05

うーん…前作があまりにも衝撃的すぎてこっちはなんとも言い難いなあ。いやでも、ほんと…本当に……言葉が見つからない。トリックについてもどこか腑に落ちない。
まあでも、ちょっと悩むけど、御手洗の演技とは思えない壊れっぷりに腹抱えて笑ってしまったからにはシリーズの続きを読むしかないよねと思うわけです。後々には落ち着いたキャラクターになるっぽいけど(人魚参照)(恨みはらさでおくべきか)とりあえずしばらくはこの破天荒キャラでいて欲しい。

2010/07/14

大胆すぎる程のトリックが魅力的でした。　中盤すぎてからやっと御手洗氏が登場し、そこから物語がリズミカルに進みはじめるのが好きです。

2010/04/27

よくできている。

著者が「読者に挑戦」を書いてしまうあたりが良い。「解けるものなら解いてみろ」と。

前作よりは解決の際の衝撃度は下がった気はしたが結構楽しめた。

ただ、探偵役の御手洗が出てくるまで時間がかかりすぎる。

前作で御手洗の奇天烈な性格に惚れてしまったので。

2010/04/11

御手洗シリーズはこれまで二冊読んできた。占星術殺人事件と異邦の騎士の二つ。
今のところ（と言っても三冊だが）のベストはまだ異邦の騎士です。
この作品には御手洗清が物語の三分の一程しか登場せず、それまでは事件の模様が語られるような構成担っている。
個人的には最初から御手洗潔が事件に巻き込まれるみたいな方が良かった。
でも、やはり本格推理だけあって、最後に謎解きがされるのはやはり爽快と言うか気持ちが良いものです。
それに斜め屋敷と言う物がものすごく事件に関わっているなどとは想像出来なかった。いや、もっと別なことに意味があると思っていた。
まあ、タイトルに斜め屋敷何て奇妙な屋敷の名前がどーんと出てるんだから当然かな。
最後に事件について謎を解いてみよ！なんて言われるけど、僕は「それより早く御手洗の口から真相を聞きたいよ！！」と思ってしまいました。

2010/04/06

やや無理のあるトリックのようにも思える。
が、なによりこの奇想天外さ、またそれを上手く着地させる物語、
そして謎を説明しきるところが素晴らしい。

2010/02/17

お金持ちならではのダイナミックな仕掛け！
そりゃあ、庶民の私には解けないわ！

読了後、そんな言い訳してみたくなった。
怪しいポイントは隠さずチラつかせ、
屋敷見取り図までトリックを見つけ易い構図で
すこぶる読者に公平だったけど・・・。

複雑な構造の"斜め屋敷"こと流氷館の見取り図を
しきりに見返さなきゃ読解出来なかった序盤。
おまけに現場は密室、加えて手の込んだ装飾の数々。

建物構造を生かしたトリックを仕掛けるに違いないし、
与えられる情報はしっかり頭に叩き込んでおこう！
と意気込んで読み進めたが、解答を読んでも
果たして私は理解できるのか・・・と
不安に思うくらいの込み入りっぷり。

しかし、そこは島田さん・・・!!!
序盤のとっつきにくさを乗り越えれば
すいすいと読めてしまうし、
大胆さと緻密さの両方を揃えた解決は仰天でした。

気にかかったけど、警察サイドは「動機」にやたら拘りましたね。
「動機がない犯人はいない」というのは、
推理小説的には正しいけど警察がそこに
振り回されるのは非現実的な考えすぎると思う私。
昨今の現実の事件に慣れてしまったんでしょうか・・・。

しかし・・・探偵役の御手洗さん・・・
ここまで奇人でしたっけ？(笑)

2010/02/05

『占星術～』を読んで、どうも御手洗を好きになれなかった＆特にすばらしいと思わなかった＆大技より小技が好きというわけで、島田荘司、とりわけ御手洗シリーズは敬遠してました。
が、霧舎巧の短編集に御手洗潔が出てくるものがあって、それを読んだら、それほど御手洗はイヤではなくなったので（なぜ）、手を出してみることにしました。
で、たまたま古本屋にあったのでチョイス。

…思ったより良かった。
うーん。たまたま『占星術～』だけが合わなかったのかなあ。
単に『斜め屋敷～』は最後のちょこっとしか御手洗が出てこないから、かもしれませんが（笑）

やっぱり、大技トリックですね。でもこれわりと好きだわ。そのシーンを想像すると、けっこう面白いかも…イヤ人が死ぬのは面白くありませんが;;
殺人のトリックは良かったけど、メッセージのトリックは…うーん。ちょっと他で（推理小説ではなく、頭の体操みたいなもので）使い古された感があるなー。ま、そんなもんか？

読む少し前に宗谷岬に行ったので、あそこらへんか？とか想像しながら読むのも楽しかった。

2010/01/11

粗筋（アマゾン引用）

北海道の最北端、宗谷岬の高台に斜めに傾いて建つ西洋館。「流氷館」と名づけられたこの奇妙な館で、主人の浜本幸三郎がクリスマス・パーティを開いた夜、奇怪な密室殺人が起きる。招かれた人々の狂乱する中で、またもや次の惨劇が…。恐怖の連続密室殺人の謎に挑戦する名探偵・御手洗潔。本格推理名作。