そして扉が閉ざされた の商品レビュー
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登場人物が総じて嫌な奴で、まったく共感できるキャラがいないのに面白いという不思議な作品。 過去と現実が交互に入れ替わる形式の展開なので、少しずつ種明かしされる感覚は癖になりそう。みんな怪しいのに、みんな殺せない。そんなジレンマを打ち破る後半は「そうきたか!」と唸らされます。 ラストの二人のやり取りとかすごく心に残るんですが、やっぱりね、嫌な人たちなんですよね(笑)恋ってするもんじゃないなあ。
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久しぶりの純本格ミステリ(島田さんの解説を読んでいると、僕のジャンル区分もだいぶ不安になりましたが) ミステリとしてだいぶ楽しめる作品でした。しかもとても読みやすかったです。 まあ、だんだんと大まかな真実は分かりましたが、伏線には全然気づけませんでした。伏線の張り方がうまい!!
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閉鎖空間における推理プラス脱出もの。 地下の核シェルターに閉じ込められた四人の男女、とはいえデスゲーム的な緊迫感を狙った話ではなくて、『十二人の怒れる男』のように登場人物たちの議論を追いつつ論理の冴えを楽しむことに狙いを定めた舞台設定。 ややこしくて面倒くさい恋愛模様はあるものの...
閉鎖空間における推理プラス脱出もの。 地下の核シェルターに閉じ込められた四人の男女、とはいえデスゲーム的な緊迫感を狙った話ではなくて、『十二人の怒れる男』のように登場人物たちの議論を追いつつ論理の冴えを楽しむことに狙いを定めた舞台設定。 ややこしくて面倒くさい恋愛模様はあるものの、少しずつ真実に近づいていくロジックはミステリとして申し分なし。こんなに少ない登場人物、かぎられたシチュエーションでどんなオチが用意されているのか怖かったが、見事に意外なものだった。満足。
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一人の女性が殺されたらしい。 それに関与した4人の男女が、 その女性の母親に核シェルタ-に閉じ込められてしまう。 そして、そのスト-リ-をロジカルに暴いていく。 さまざまな手法でつきつめていく。 「考えすぎて」「ロジカル」で・・ 極限におかれた人間が、 意外にワキアイアイと楽し...
一人の女性が殺されたらしい。 それに関与した4人の男女が、 その女性の母親に核シェルタ-に閉じ込められてしまう。 そして、そのスト-リ-をロジカルに暴いていく。 さまざまな手法でつきつめていく。 「考えすぎて」「ロジカル」で・・ 極限におかれた人間が、 意外にワキアイアイと楽しんでいるところに 緊迫感がない。
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殺人犯は必ず4人の中にいる!密室で繰り広げられる犯人探しという設定が、ピリピリした緊張感をうみ出します。頭をひねっても、最後の最後まで犯人と真相はわかりません。岡嶋作品の中ではベストの本格ものだと思います。
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登場人物の誰一人として魅力がなく自分に合わなかった。文体自体は読みやすい。 登場人物同士が庇い庇って事件が複雑化とか、結局視点人物が犯人とかもう飽きた。
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クローズド系。これは面白い。こういうミステリーが読みたかった。登場人物が少ないお陰かキャラクターをすんなり把握できたこともあり、ぐいぐい引き込まれました。誰が犯人なんだろうと登場人物たちと一緒に真剣に考えてしまいましたね。ラストは少し悲しくなってしまいました。
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面白い!!密室に閉じ込められた4人の男女の会話と回想によって事件が紐解かれていくという設定が面白かった!!また犯人がいるはずなのにいない謎も面白かった!! こういうことがリアルに起こるのかは疑問だけれど、ストーリー展開が面白くて、あっという間に読んでしまった!!
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人気も高いし、結構期待していたのだが…残念。 男女4人がある日突然、シェルターで目を覚ます。娘の死亡事故を受け入れられない母親が、友人である4人を許せず行った犯行。究極の密室の中で暴かれた真相とは…。 それぞれが自己中ばかりでうんざりするシーンも多々あるが、設定は面白い。ちなみに本当に事故だったというオチなのだが…。 ミステリ入門者にはおすすめ。
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