ペット・セマタリー(上) の商品レビュー
ハイウェイ沿いに引っ…
ハイウェイ沿いに引っ越してきた家族の物語。上巻の幸せいっぱいのキラキラした家族が印象的。下巻は大変なことに・・
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先に映画で見ていたが…
先に映画で見ていたが、原作の方が良かった。大切な物を失いたくないという心が恐怖を招く。
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ぞっとするほど怖く…
ぞっとするほど怖くて、泣きたくなるほど切ない物語。タイトルの「ペットセマタリー」とはペットセメタリーという動物墓地の訳から来ている造語です。その動物墓地の奥にある秘密の場所に埋めれば、死んだものが生きかえる…とすると貴方ならどうしますか? 大好きなモノを失った時、人はどのように...
ぞっとするほど怖くて、泣きたくなるほど切ない物語。タイトルの「ペットセマタリー」とはペットセメタリーという動物墓地の訳から来ている造語です。その動物墓地の奥にある秘密の場所に埋めれば、死んだものが生きかえる…とすると貴方ならどうしますか? 大好きなモノを失った時、人はどのように心の空白を埋めればいいのか? それはとてつもなく大きな問題ですよね。生あるものはいずれ死ぬ。思いでは心に残るけど、それだけでは残った者は生きていけないんです。全ての始まりは、娘の飼っていた猫の死…娘を悲しませないために猫の
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映画化もされており、…
映画化もされており、成功もしていますが小説は映像よりも強い衝撃があります。悲しくて怖く、でも全てに共感でき賛成してしまう作品です。
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「おれは聖トマスに似てるのかもしれんな。イエスが復活したと聞いて、“その手に釘の穴を見、自分の手をその脇腹の傷にさしこんでみなければ”、けっしてイエスがよみがえったことを信じない、と言ったあのトマスさ。おれに言わせれば、トマスこそは弟子たちのうちの真の医者だったんだ—―聖ルカじゃ...
「おれは聖トマスに似てるのかもしれんな。イエスが復活したと聞いて、“その手に釘の穴を見、自分の手をその脇腹の傷にさしこんでみなければ”、けっしてイエスがよみがえったことを信じない、と言ったあのトマスさ。おれに言わせれば、トマスこそは弟子たちのうちの真の医者だったんだ—―聖ルカじゃなく」 ……ていう、主人公の同僚の台詞。「信じるのが宗教で、疑うのが科学」みたいな事を予備校時代、講師の誰かが言って、この ”doubting Thomas” のエピソードを連想したが、光栄な事にキングも同じ事を考えたらしい。そういえば、医師である筈のルカは『キリストの変容』のエピソードでも、神がかった少年の症状を癲癇発作と記述していない。
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【注意】以下、本作の内容とは関係のない心の声です。 「ペット・セマタリー」Σ(゚д゚;) 「ペット・セメタリー」...セマタリー...セメタリー...セメタリー...セメタリー... 映画版はセメタリーだったよな... まぁ、どっちでもいいか^^; それよりも、なぜに今S・キングなのか? う~ん┐(´ー`)┌ 30年位前かなぁ...ドハマリしたの(苦笑) 読書なんて縁もゆかりも無かった私も当時唯一と言ってもいいぐらい手にしたのはS・キング作品でした。 あっ、「俺も!」「私も!」って、思ってくださった方もきっといるはず(笑) 積読いっぱいあるのに、なぜか手にしたのが本作でした。 上巻を読み終えて、なんでこのタイミングでキングなのかはまだわかりませんが、読み終えた時には答えが見えるといいなぁ。 内容(「BOOK」データベースより) 都会の競争社会を嫌ってメイン州の美しく小さな町に越してきた、若い夫婦と二人の子どもの一家。だが、家の前の道路は大型トラックがわがもの顔に走り抜け、輪禍にあう犬や猫のために〈ペットの共同墓地〉があった。しかも、その奥の山中にはおぞましくも…。「あまりの恐ろしさに発表が見あわせられた」とも言われた話題作。
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キングは実際に墓荒らしをしたことがあるのではないか。でなければ、どうやってここまでリアルなものを書けよう。息詰まるようで、救いがなく、切ない作品。
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スティーブンキングの代表作の一冊。 死んだペットを埋めると生き返る墓地の話。 墓地の近所に引っ越してきた主人公一家。ある日、事故で死んだ飼い猫を生き返らせたことが成功体験になり、事故で死亡した幼い息子をペット墓地に埋める主人公。しかし、生き返った生き物は生前とは違う行動を取るよう...
スティーブンキングの代表作の一冊。 死んだペットを埋めると生き返る墓地の話。 墓地の近所に引っ越してきた主人公一家。ある日、事故で死んだ飼い猫を生き返らせたことが成功体験になり、事故で死亡した幼い息子をペット墓地に埋める主人公。しかし、生き返った生き物は生前とは違う行動を取るようになる。 死んだ家族を生き返らせる、というモチーフから「猿の手」を連想させるが、小説内で主人公も「猿の手」のことを思い浮かべている。「猿の手」では、死体が家のドアをノックするところまでで追い返すが、もし受け入れたらどうなるか、というアイデアが本書のスタートのような気がする。 ホラーのスタイルを取ってはいるが、本質は家族愛の話だと思った。姿形が変わっても死んだ家族と会いたいのか?大きなリスクを取ってでも行動を起こす姿に家族愛を感じる。 キング作品にしては翻訳は読みやすい。 一方で登場人物の独白や心理描写が大量であり、かつ、情景描写も多い。アメリカ文化に馴染みがないと文章から想像しづらい場面も多く、読み進めるのにエネルギーが必要だった。 旧作のキング脚本の映画の方が物語のテーマが分かりやすいかもしれない。
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幸せそのものの若い夫婦、自然に囲まれたメイン州の田舎町、チラチラと見える主人公の心の闇。何かを隠している隣人… 一体何が起こるのか、ワクワクさせる上巻ですが心理描写が非常に丁寧、悪く言うともっさりスローペース。
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最近スティーブンキングに再度はまってます。 上巻はこれから起こるであろうことの、伏線がたっぷりと語られます。 主人公の子どもと妻との幸せな生活、通りの向こうに住む良き老夫婦、ペット霊園にまつわる話... 下巻で何か起こりそうな雰囲気プンプンで終わるので、幸せな暮らしが語られれば語...
最近スティーブンキングに再度はまってます。 上巻はこれから起こるであろうことの、伏線がたっぷりと語られます。 主人公の子どもと妻との幸せな生活、通りの向こうに住む良き老夫婦、ペット霊園にまつわる話... 下巻で何か起こりそうな雰囲気プンプンで終わるので、幸せな暮らしが語られれば語られるほど、この先の展開が怖いです。キングであればジェットコースターのように、上巻のストーリーを回収しながら下巻を展開していくんだろうなあ。楽しみです。 ところで途中途中でる地名のデリーや狂犬病の話は、他作品とつながってるのかな。
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