愛はさだめ、さだめは死 の商品レビュー
ティプトリーのスーパ…
ティプトリーのスーパー名作SF短編集。カミソリのように切味が鋭い。劇薬SFを味わいたい方へ。
文庫OFF
●2026年1月1日、いま図書館で借りて読んでいる「マッチング・アプリ症候群」の著者が執筆のために潜入したマッチングアプリにて取材対象の相手男性とマッチングしたきっかけが共通のファンであるSF小説家だったと書いてあった。それがこのジェイムズ・ティプトリー・Jr.。【23~24ペー...
●2026年1月1日、いま図書館で借りて読んでいる「マッチング・アプリ症候群」の著者が執筆のために潜入したマッチングアプリにて取材対象の相手男性とマッチングしたきっかけが共通のファンであるSF小説家だったと書いてあった。それがこのジェイムズ・ティプトリー・Jr.。【23~24ページ】 カマキリのメスがオスを捕食するっていう話は、SMっぽくて、好き。
Posted by
まず、字ちっさ!説明なく意味不明な単語が出てきて何度か挫けたけど、気にせず読めばいいことがわかってきました。 お気に入りは 「乙女に映しておぼろげに」軽快さが好き。 「接続された女」これはホントに1973年に書かれたの?いやいや、VTuber・インフルエンサー・ステマ…完全に今の...
まず、字ちっさ!説明なく意味不明な単語が出てきて何度か挫けたけど、気にせず読めばいいことがわかってきました。 お気に入りは 「乙女に映しておぼろげに」軽快さが好き。 「接続された女」これはホントに1973年に書かれたの?いやいや、VTuber・インフルエンサー・ステマ…完全に今の話じゃんとゾクゾク。ただ『日本式のチンチョーナ』とは何ぞや。気になる。 「恐竜の鼻は夜ひらく」力が抜けちゃうコメディ。 「男たちの知らない女」いきなりぶっ飛んだラストに口あんぐり。女は強い。 「最後の午後に」私の頭に浮かんだのは完全に王蟲…繁殖期の王蟲。 本書はティプトリーの紹介から始まり最後に解説もあるのですが、何より彼女の経歴が一番ビビる、ドラマみたいな人生。 次は「たったひとつの冴えたやりかた」を読みます。
Posted by
高校生の時に読んだものを30年以上経って再読 今の方が、あの頃よりずっと内容を理解して、その上でいいと思える 面白い。
Posted by
共通するのは、生物の本能とは如何なるものなのか、ということを突き詰めている点だろう。 現実の肉体と電脳世界におけるアバターの相克、あるいは融解。『接続された女』は、いまで言うとVtuberなんかに(てかSNS使ってる大概の人に)当てはめて読むことが出来そうだが、おそらくは、これ...
共通するのは、生物の本能とは如何なるものなのか、ということを突き詰めている点だろう。 現実の肉体と電脳世界におけるアバターの相克、あるいは融解。『接続された女』は、いまで言うとVtuberなんかに(てかSNS使ってる大概の人に)当てはめて読むことが出来そうだが、おそらくは、これまでも、これからも、何らかの形で表現されてきた「別人になりたい」という願望について目を向けた作品。宣伝につられる心理、表面のみを盲目的に信じること、ルッキズム。私たちは自分とは違う容姿を、自分とは違う人生を、心のどこかで希求していて、その思いが物語に希望と絶望を見出す根拠となっている。『接続された女』が語る物語は、そのような願望に対して深く鋭く絶望を与える。希望を持たせるような中途半端なことはしない。それがこの作者の誠実さであり、優しさのように私は感じる。 あえて露悪的な語り口を採用し、読者を「オタク」と呼ぶ文体は見事にストーリーと呼応しており、ドライブ感が抜群だ。 人とは違う身体、理によって生きている生物の一人称によって綴られていく『愛はさだめ、さだめは死』はもっともストレートに「本能」というテーマを描き出した短編。 まったく別種の生物の”さだめ”を描きながらこうも胸を打つのは、さだめとはこの世に生まれた生物すべてが根源的に抱える「宿命」のことだからだろう。生まれ、老い、亡び、やがてまた生まれる。その過程には別の生命を喰い、遺伝子を受け継ぎながら循環している「生物」として避けようのない側面がある。繋がれてきた命の先に私がいて、そのまた先の別の生き物のためにいる「糧」としての私。そのような生物のライフサイクル。そのような愛と死の循環。これぞSFでしか描けない物語。素敵だ。 常識を疑い、あえて論理を破綻させ、抽象的な概念を示すことで、新たな倫理を紡ぎだそうとした物語の数々。ジェイムズ・ティプトリー・ジュニアの視点は先鋭的で力強く、私たちの本能を刺激する。
Posted by
素敵なSFだった。 詩的な文体で世界観がナチュラルに作り込まれていて、作者独自の視点で生や愛について掘り下げられていて面白かった。 様々な地球外生命体が出てくるのがツボ。 さらっとエイリアン出てきて面白い笑 全部面白かったけど特に「接続された女」と「男たちの知らない女」は読み応え...
素敵なSFだった。 詩的な文体で世界観がナチュラルに作り込まれていて、作者独自の視点で生や愛について掘り下げられていて面白かった。 様々な地球外生命体が出てくるのがツボ。 さらっとエイリアン出てきて面白い笑 全部面白かったけど特に「接続された女」と「男たちの知らない女」は読み応えがあって良かった。 かなり創造力豊かで様々な設定に富んでいて、星新一みたいな作者だなと思った。 あと登場人物に足悪い人が多かった気がするのは気のせい…?笑
Posted by
世界で1番想像力豊かな職業はSF作家だと思う。 ほとんど意味を解せない覚悟で読み始めたけれど、気がつくと一つ一つの世界観にすっかりのめり込んでいた。特に「接続された女」は令和のこの時代でもまだ先進的な内容でとてもおもしろかった。SFは食わず嫌いだったけれど、興味をもついいきっかけ...
世界で1番想像力豊かな職業はSF作家だと思う。 ほとんど意味を解せない覚悟で読み始めたけれど、気がつくと一つ一つの世界観にすっかりのめり込んでいた。特に「接続された女」は令和のこの時代でもまだ先進的な内容でとてもおもしろかった。SFは食わず嫌いだったけれど、興味をもついいきっかけになったと思う。
Posted by
この本は、1973年に発表されたジェイムズ・ティプトリー・ジュニアの短編集です。ティプトリーは、女性でありながら男性のペンネームを使ってSF作家として活躍した人物で、本書は彼女の代表作の一つとされています。本書に収録されているのは、愛と死をテーマにした10の短編で、それぞれ異なる...
この本は、1973年に発表されたジェイムズ・ティプトリー・ジュニアの短編集です。ティプトリーは、女性でありながら男性のペンネームを使ってSF作家として活躍した人物で、本書は彼女の代表作の一つとされています。本書に収録されているのは、愛と死をテーマにした10の短編で、それぞれ異なる世界や時代、登場人物を描いています。しかし、その中には共通するメッセージがあります。それは、愛は人間の本能であり、同時に人間の運命であるということです。愛は、人間を幸せにも不幸にもする力であり、時には死に至らしめる力でもあります。本書は、その愛のさまざまな側面を、SF的な発想や技巧で鮮やかに表現しています。 本書は、SFというジャンルを使って、愛と死という普遍的なテーマを扱っていますが、決して一般的なSFではありません。宇宙人や未来人、人工知能や遺伝子操作、タイムトラベルやパラレルワールドなど、SFらしい要素が取り入れられていますが、それらは単に物語の背景や装飾ではなく、愛と死というテーマに対して、新しい視点や問題提起をもたらすものです。 一方で、本書は、SF的な発想と技巧とは対照的に、登場人物の心情や感情など、感情的な描写と表現にも溢れています。特徴的なのは、登場人物の感情を、言葉や行動だけでなく、色や音や匂いなど、五感に訴えるような方法で伝えているところです。感情的な描写と表現を用いて、愛と死というテーマを鮮烈に描き出しているのです。 ティプトリーは、SFとホラーのジャンルを駆使して、人間の愛と死の不可分性を見事に表現しています。その意味で、この本は、心に強く残る物語の宝庫と言えるでしょう。
Posted by
なんでこの本を買ったのか覚えていないが、「SFは自由だなあ」というのがその感想。 しかし、『プロジェクト・ヘイル・メアリー』を読んでしまうと、他のSFが霞んでしまうなぁ。
Posted by
『たった一つのさえたやり方』に続き、ディプトリー二冊目。伊藤典夫、浅倉久志訳ということで安心して読んでいたのだけど、なかなか読むのに難航しました。。うーんディプトリーの文が肌に合わないのかな… 好きだったのは、「エイン博士の最後の飛行」、「接続された女」、「断層」、「愛はさだめ...
『たった一つのさえたやり方』に続き、ディプトリー二冊目。伊藤典夫、浅倉久志訳ということで安心して読んでいたのだけど、なかなか読むのに難航しました。。うーんディプトリーの文が肌に合わないのかな… 好きだったのは、「エイン博士の最後の飛行」、「接続された女」、「断層」、「愛はさだめ、さだめは死」 「接続された女」はプロット自体はわかりやすいのだけど、そのサイバーパンクな雰囲気、好きでした。 表題作の「愛はさだめ、さだめは死」というのが、なるほどまんまそういうことね笑と、ある生物のライフサイクルの話で、本能という定めを超えようとしつつ、結局は種として残っていくには回避できない「死」が立ち上がってくる。かわいい赤だったり、リッリと呼びかけるモッガディートの可愛いこと可愛いこと…この作品が一番好きでした。
Posted by
