ノルウェイの森(上) の商品レビュー
村上春樹さん昔読んだ時は刺激的であまり共感できなかったけれど、今なら感情が心に響きます。 読む年齢や環境によって感じかたが変わる作品です。
Posted by
何度か処分のタイミングはあったのに ずっと手元にあり何度も読んでいる本 登場人物が皆 自分よりずっと年下になってしまった 当時本を買った本屋さんも もう無くなってしまった 物語云々と平行して 記憶や思考感情が湧いてくる本
Posted by
2021年10月6日(水)ブックオフ尼崎東園田店にて220円で購入。2022年1月19日(水)に読み始め、1月21日(金)に読み終える。
Posted by
カテゴリ:図書館企画展示 2020年度第3回図書館企画展示 「大学生に読んでほしい本」 第2弾! 本学教員から本学学生の皆さんに「ぜひ学生時代に読んでほしい!」という図書の推薦に係る展示です。 川津誠教授(日本語日本文学科)からのおすすめ図書を展示しています。 展示中の図...
カテゴリ:図書館企画展示 2020年度第3回図書館企画展示 「大学生に読んでほしい本」 第2弾! 本学教員から本学学生の皆さんに「ぜひ学生時代に読んでほしい!」という図書の推薦に係る展示です。 川津誠教授(日本語日本文学科)からのおすすめ図書を展示しています。 展示中の図書は借りることができますので、どうぞお早めにご来館ください。
Posted by
今更になって読んでみた。 こういった「恋愛小説」には今まで手を出さずに来たので 「自分には合わないのでは」と思っていた。 が、 読み始めてみるとどっぷり浸かってしまった。 恋愛がテーマ(なのか?)である割にはドロドロ感は一切無く、 サラサラ感が得られる。 恐らく、主人公である「ワ...
今更になって読んでみた。 こういった「恋愛小説」には今まで手を出さずに来たので 「自分には合わないのでは」と思っていた。 が、 読み始めてみるとどっぷり浸かってしまった。 恋愛がテーマ(なのか?)である割にはドロドロ感は一切無く、 サラサラ感が得られる。 恐らく、主人公である「ワタナベ」の考えがクールだったり ドライだったりするせいであろう。 登場する人物はどれも“不完全”な人達ばかりだが、 彼らが時にユーモラスに、時に熱くなりながら 懸命に自己表現をしているように感じられて良い。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
初めて読んだときは、緑とのベランダでのキスのシーンが好きだったなあ。 当時、緑の自由さとぶれない姿に憧れて、私も料理本一冊分マスターしたい!と影響を受けたとんちんかんな感想をもった。 再読。 流れるような文章がとても綺麗で、私は好き。 始まり方も好き。 今も、少なくとも主人公へストレートに自分を表現できる緑に憧れる気持ちは変わらないけど。 突撃隊が、演劇が好きじゃないのに選んだ学科で学ぶ主人公への疑問とか、 長かった介護に解放されて泣く余裕もなく疲れきった姉妹に向けられる親戚からの目とか、 病室で初めて会った病人と一緒に食べたきゅうりの咀嚼音とか、 印象的な場面がたくさんあった。 死がちらつく分、生が浮き出でくる。 親友が死んで、 直子がどんどん心のバランスを崩して、離れていく様子も、気づきようも、止めようもなくて、歯痒い気持ちと、たまにある通じた感じが妙に切ない気持ちになった。
Posted by
処分する前に読む母の村上本 その⑧ 読後レビューは下巻に記載 あいかわらずひとつひとつの表現が楽しい たとえば 「自分がやりたいことをやるのではなく やるべきことをやるのが紳士だ」 (およそ紳士的ではない同じ寮に住む永沢さんが 紳士であることが行動規範だと述べたことに対し ...
処分する前に読む母の村上本 その⑧ 読後レビューは下巻に記載 あいかわらずひとつひとつの表現が楽しい たとえば 「自分がやりたいことをやるのではなく やるべきことをやるのが紳士だ」 (およそ紳士的ではない同じ寮に住む永沢さんが 紳士であることが行動規範だと述べたことに対し 紳士であることってどういうことですかという質問) 大学内でビラを配り授業を中断させ演説する学生を見て 「異論はないが人の心を駆り立てる力のないこの連中の真の敵は 国家権力ではなく想像力の欠如だろうと僕は思った」 寝不足の緑に 「僕の時間を少しあげて その中で君を眠らせてあげたいくらい」 「あなたって親切なのね」 映画になったのは何年後? まるで映画を観ているかのような美しい描写が多かった 特に直子を訪ねて行った療養所で月夜がきれいだった ので部屋の明かりを消し…P195など 『めくらやなぎと眠る女』で病院に親友の彼女を見舞う話 あれは直子とキヅキ君だったのね 緑の身内はみな大病して苦しみぬいて死んだ 「死ぬまでに相当の時間がかかり 生きているのか死んでいるのかわからない状態 残っている意識は痛みと苦しみだけ ゆっくりと塩影が生命の領域を侵食し て気づいたら薄暗くて…」 恐ろしさをひしひしと感じる
Posted by
【完璧挫折】有名になって数年後、ほとぼりが冷めた頃に手にとってみましたが…。 ダメ!物語に入っていけない。20ページ程で挫折。 再挑戦もなし
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
村上さんの『ノルウェイの森』(上巻)をよんでみた。若いころに読まなくてよかったと思う(「免疫力」が下がる)。なんだか、堀辰雄風にも感じる。けっきょく、都市で「自然」に生きようとすると、こうなるような感じがする。
Posted by
上下巻通しての感想。 村上作品の根底には常に「孤独」がある。 この作品についても同じように孤独が常に横たわっている。そんな感想です。 ワタナベも、直子も、緑も、レイコも、永沢さんも、ハツミさんも 孤独を抱えながら、生き抜いたり、生き抜けなかったり。 人は常...
上下巻通しての感想。 村上作品の根底には常に「孤独」がある。 この作品についても同じように孤独が常に横たわっている。そんな感想です。 ワタナベも、直子も、緑も、レイコも、永沢さんも、ハツミさんも 孤独を抱えながら、生き抜いたり、生き抜けなかったり。 人は常に孤独と戦いながら、生きていかなければいけない。 ワタナベと緑には生き抜いていってほしい。 さて、相変わらずですが、この作品にも完璧無比な人間が主人公の近くにいます。 そんな完璧無比な永沢さんの珠玉の言葉です。 「俺の言う努力と言うのはそういのじゃない。努力というのはもっと主体的に目的的になされるもののことだ」 「自分に同情するのは下劣な人間にやることだ」 かっこよすぎです。
Posted by